宮城大学 事業構想学群の学生が気になることを大調査!!10代~60代の男女1000人に聞いた「日本社会のジェンダーに関するアンケート」
年代別の意識の違いからみえるこれからの時代のジェンダー観
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、学生のアカデミックリサーチを積極的に支援しています。今回、宮城大学の「経営情報管理」(担当:大嶋淳俊先生)を受講した学生と、2021年6月15日(火)~2021年6月16日(水)の2日間、全国の15~69歳の男女を対象に「日本社会のジェンダー」をテーマにしたインターネットリサーチを共同で実施いたしました。報道の一資料として、ぜひご活用ください。
【調査概要】
1.調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」の
システムを利用したWEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の15~69歳の男女を対象に実施
3.有効回答数:1000名
4.調査実施日:2021年6月14日(月)~2021年6月15日(火)
5.調査立案者:宮城大学 事業構想学群 3年次1名
【調査概要】
1.調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」の
システムを利用したWEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の15~69歳の男女を対象に実施
3.有効回答数:1000名
4.調査実施日:2021年6月14日(月)~2021年6月15日(火)
5.調査立案者:宮城大学 事業構想学群 3年次1名
日本社会は男性優位だと思うか
【学生コメント】
日本が男性優位と感じるかどうかについて、男女の認識の差がはっきりとみられることがわかりました。しかしながら、他年代と比較したときに30代女性だけ男性優位と感じる人の割合が少ないという点に興味を持ちました。
男性優位ととらえている女性が多い一方、男性の認識は同程度ではないということから、まずは認識の相違を埋めていくところから始める必要があると思いました。
男女平等、世界153カ国中120位の日本。その順位への印象
このことについて、意見を伺ったところ、120位という順位が妥当だという方が6割以上となりました。
【学生コメント】
世界ジェンダー・ギャップ報告書による日本の順位を妥当だと感じている人が多いことがわかりました。153か国中120位が妥当であるというネガティブな現状を変えていく必要性を感じました。
一方で、男女関係なく年代が上がるごとにこの順位が「低い・低すぎる」と感じている人の割合も増えているという点が興味深いと感じました。
「発言や言葉遣い」に潜むジェンダー、女性の方が敏感に感じ取る
肯定的に使われることもある「イクメン」ですが、注目の背景には、男性が育児に関与することが特別だと認識されている社会の背景があるのではないでしょうか。
【学生コメント】
近年、「イクメン」という言葉は男性が育児をすることは特別であるということを暗喩しているということを耳にする機会が多かったのですが、若い人ほどこの言葉に疑問を持っていることがわかり、若い世代の育児に対する観点も変化してきているのではないかと思います。
全体的に、若い世代がジェンダーに関する言葉への違和感を敏感に感じ取っていることがわかり、関心が高い世代から多様な認識の存在を推し進めていくことが重要だと思います。
家庭内で感じる、男女による不平等
【学生コメント】
家庭内で感じる男女不平等について、想定よりも「慣習・しきたり」において不平等を感じた経験があるという人が多く、驚きました。家事に関しては、やはり女性のほうが不平等を多く感じ取っているということも明らかになったため、家庭内での不平等を改善していくことも早急に取り組むべき課題であると考えました。
職場で感じる、男女による不平等
【学生コメント】
仕事においては、場面は違えど男女ともに不平等を感じた経験があるという点に驚きました。仕事という場面において起きているのは男女による不平等というよりも、立場による不平等が大きいのではないかと思いました。
男女で区別することなく、職場での不平等解消がジェンダーに関する日本の現状を変える一つのステップになりえると考えています。
職場環境にみる男女不平等
「男性の出産育児休暇取得」については、進んでいると回答した方が2割程と、まだまだ推進段階であることがわかります。「女性の正社員雇用」について進んでいると回答した方の割合も5割を切る結果となり、役職者や役員登用は更に低い割合となっています。
企業規模や業種、職種によっても差はあるでしょうが、生活者の実感としてもまだ進んでいない領域が多くありそうです。
【学生コメント】
有給取得、役割に関する面ではまだまだ制度や文化が整っていないのが現状であると感じました。職場での制度を整え推進していくことはもちろんですが、その制度を積極的に活用したい、利用してもいいと思える環境づくりを進めていくことが必要であると思います。
男女の外見に関する意識
全体で見ると、男女関係なく、したい人がメイクをすればいい、男女関係なく好きな格好をすればいい、人の外見について他人が言及するべきでないといった、「男女」という考え方に縛られず、個人が望むようにすればいいという考えが支持を集めているように思えます。次に、それぞれの結果をいくつか性年代別に見ていきます。
【学生コメント】
男女問わず、見た目や格好に関する捉え方は寛容になってきていることを強く実感しました。外見に関しては、男女という性別を超えて自分自身の好きなようにして良いという意識が浸透してきているということなので、ここからジェンダーへのとらえ方の多様性を推進していくことができるのではないか、ここに着眼点が隠されているのではないかと感じました。
家庭における意識
まず、男性が家事や育児を手伝うべきだ、という意見について、全体的に肯定的な方の割合が多いようです。男性30代は他と比較してやや少ない割合となっています。
一方で、「手伝う」というワード自体が、家事・育児の主担当が女性だという前提に立っている、という意見もあります。
【学生コメント】
子育てに関する、やはり母親(女性)のほうが子育てに向いているという意見について、年代が上がるほどこの意識が強まるのではないかと想定していました。結果としてはその通りになりましたが、男女問わず40代と50代の間を境に、はっきりと意識が変わっているように感じました。若い世代になるほど、子育てに関するジェンダー問題についての意識が強く変化しているように感じられました。
■この調査のその他の質問
・自分自身の性別についての気持ち
・学校教育・教育現場で感じた男女の不平等
・就職活動で感じた男女の不平等
など
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
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※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なうネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL :https://neo-m.jp/
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