「言葉屋」シリーズついに完結! 新刊『言葉屋10 さようであるならば』発売
朝日学生新聞社は、書籍『言葉屋10 さようであるならば』を2024年4月30日に発売しました。
詠子が選んだ進路、恋の行方は?
「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気」を提供するお店「言葉屋」を舞台に、一人前の職人をめざして修行する主人公・古都村詠子の成長をえがいた人気シリーズ「言葉屋」。
朝日小学生新聞で2014年7~9月に連載し、その後出版された『言葉屋 言箱と言珠のひみつ』から続く物語です。子どもだけでなく、大人にもファンが多く、私立中学15校の入試問題にとりあげられるなど支持を広げてきました。
主人公の詠子は小学5年だった1巻から修行を始めて、10巻では中学3年に。その間、さまざまな人間関係で多くのなやみに直面します。
大事な人の言葉のかたちが変わっていく未来を前に、立ちすくんでしまった詠子。恐怖と不安に押しつぶされ、声を失ってしまった詠子の前に現れたのは……。詠子が進んだ進路、そして永く続いた詠子の恋の結末は?
正解がないところが言葉の魅力なのかも
作者の久米絵美里さんは「言葉にまつわるなやみは、大人になってもあります。私もいまだに毎日、頭をかかえています。でも、正解がないところが言葉の魅力なのかもしれないと思うようになりました。失敗だと思っていた言葉も、何年か後に急に花をさかせることがあります。これからも、みなさまがたくさんのすてきな言葉に出合えますよう、心からいのっています」と語ります。
作者・久米絵美里(くめ・えみり)
1987年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。『言葉屋(言箱と言珠のひみつ)』で第5回朝日学生新聞社児童文学賞、『嘘吹きネットワーク』(PHP研究所)で第38回うつのみやこども賞を受賞。他の著書に『君型迷宮図』(朝日学生新聞社)、『忘れもの遊園地』(アリス館)、『噓吹きパスワード』『嘘吹きアンドロイド』(PHP研究所)。
絵・もとやままさこ
1982年神奈川県生まれ。武蔵野女子大学文学部日本語日本文学科卒。イラスト、書籍の挿絵などで活動。『夏の日』『ゴムの木とクジラ』『ぜいたくなあさ』『まどろむ、わたしたち』(白鳥博康著、銀の鈴社)などで絵を担当している。
◆書誌情報
作者・久米絵美里(くめ・えみり)/絵・もとやままさこ
発売⽇:2024年4⽉30⽇
価格 :1,540円(本体1,400円+税10%)
サイズ:A5
ISBN :9784909876225
発⾏ :朝日学生新聞社
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