読んで楽しんで絵本の世界に参加できる! 読者との双方向があたらしい! 1,000以上の応募から選ばれた「第1回 読者と選ぶあたらしい絵本大賞」大賞作決定!
応募総数1,076点、開催第1回目から大反響の絵本コンテスト「読者と選ぶ あたらしい絵本大賞」。公開審査の投票総数1万票以上! その結果と特別審査員による最終審査で、大賞をはじめ各賞が決定しました

「いつでもどこでも絵本の世界を楽しめる!」「デジタルツールで絵本を描くクリエイターも応援したい!」「あたらしい『未来の名作絵本』が生まれるのを、読者といっしょに応援したい!」そんな気持ちで始まった「第1回 読者と選ぶ あたらしい絵本大賞」。
2025年5月22日からは始まった公開審査では、絵本やテキストなども含めたすべての部門の作品を動画で読めるようにし、読者も投票で選考に参加しました。延べ1万2,374票もの投票が集まった公開審査を6月22日に締め切り、その結果やコメントとともに、特別審査員による最終審査会を6月下旬に実施。特別審査員が激論を交わし、ついに大賞・部門賞・審査員賞が決定しました!
受賞作は「あたらしい絵本大賞」公式サイトで公開中です。どんな作品が受賞したのかは、ぜひその目で確かめてみてください。
第1回 読者と選ぶあたらしい絵本大賞 結果発表
https://www.ehonnavi.net/pb-innovation-award/vote/
「あたらしい」ってなんだろう? 特別審査員によるポジティブでわくわくする最終審査会は3時間超え!!
今回、横山だいすけさん、つむぱぱさん、辻晶さん、磯崎園子編集長の4名を特別審査員に迎え、「第1回 あたらしい絵本大賞」の最終審査会は行われました。

横山さんの「おもしろかった! でもむずかしかった。悩みました。でもやっぱりおもしろかった」という開口一番から始まり、「あたらしいとはなにか?」「読者はどんな作品を楽しみにしているのだろう?」「読むだけで終わらない、読者が参加できる絵本って?」など、つねに「あたらしい」を軸に審査が進んでいきました。
「『あたらしい絵本大賞』である以上、『あたらしいかどうか』を評価の基軸にしたい。でも、あたらしいって何だろうか?」というつむぱぱさんからの投げかけに、みんなで「あたらしい」可能性について語りあったり、「赤ちゃんや子どもの言葉との向き合いを研究する立場から、言葉の大切さを中心に、親子のコミュニケーションを促進できるかどうか?を中心に選んだ」という辻さんの視点から、絵本が読み手をどんなふうに幸せにしていけるのか、という議論に発展したり……。審査会は終始、笑いと温かさに満ち、とても実りのある3時間となりました。
「動画部門の作品を見た時にも驚いたが、静止の絵本やテキストが読み聞かせ動画になったときの楽しみも感じ、さらに絵本の広がりを感じた」という磯崎絵本ナビ編集長の言葉もあり、絵本が動画を通じて、さらに発展していける確信を持てたのも、大きな実りの1つです。
特別審査員プロフィール
https://www.ehonnavi.net/pb-innovation-award/#special-judges
講談社より出版決定! 大賞は「親子が楽しく話しながら読み進めていける」双方向絵本。読者が参加してはじめて完成する『まねてみよう』のおもしろさ!
読者からのレビューや投票も吟味し、議論を重ねた結果、大賞に選ばれた作品は次の通りです。
●大賞 作品名・作者名
『まねてみよう』青物横丁
●賞・特典
・紙の書籍・電子書籍で講談社から出版
・賞金50万円(初版時印税に含みます)
・CLIP STUDIO PAINT EX 2デバイス3年版
・絵本ナビ・コクリコに作品紹介記事

なんといってもこの作品のよさは、読者が絵本の表情を「まねてみて」はじめて完成する双方向絵本ということ。まねする対象は、表情から、まさかのピーマンまでの自由さに高い評価が集まりました。
しかもただまねするだけでなく、そこに添えられた「みせあいっこしよう」などの右ページの小イラストが秀逸で、まさに「アイデアを超えて、発明だと思う」(つむぱぱさん)と、その完成された「あたらしさ」に高い評価が集まりました。
公開審査に参加した読者からも「息子が真似をしてかわいかったです。この絵本のおかげで、表情が豊かになった気がします」などの意見も。
「読みながら体を動かして楽しめる、そんな絵本にできたら」という著者の青物横丁さんのねらいがきちんと形にされた完成度に脱帽です。
●青物横丁さんコメント
「読みながら体を動かして楽しめる、そんな絵本にできたらと思ってつくりました。
この絵本には、変な顔ばかり出てきます。なぜなら、変な顔をするとなんだか愉快な気持ちになるからです。ひとりでも、みんなとでも、絵本の顔をまねてみてください。そっくりまねできても、全然違う顔になっても、きっと愉快です。写真に撮って、スマホのアルバムに変な顔ばかり並べるのもおすすめです。自由にお楽しみいただけたら嬉しいです。
投票にご参加の皆様、審査員及び事務局の皆様、そして素晴らしいナレーションに、心より感謝申し上げます」
●特別審査員コメント
・横山だいすけ さん
「顔の表情をまねするだけでなく、像や野菜まで……顔っぽいものを真似するとどんな表情になるのか、親子がそれを楽しく話しながら読み進めていく姿が想像できました。僕は絵本って読んで終わりではなくそこから広がる親子のコミュニケーションがすごく大切なんじゃないのかなと思います。審査員で"あたらしい"ってなんだろう? と何度も議論を重ね、その中で選ばれた『まねてみよう』は、大賞に相応しい"あたらしい"を注ぎ込んでくれた作品だと思います」
・つむぱぱ さん
「なんかありそう、だけど、ない。
それは、アイデアを超えて、発明だと思う。
今回の大賞にふさわしい作品」
・辻晶 さん
「思わずまねしたくなるリアクションやインタラクションを誘う絵本です。やってみている人たちや実物写真の追加が新鮮で、子どもが絵本の内容と現実の世界を結びつけやすくなるよう工夫されています」
・磯崎園子 編集長
「「まねてみる」中で生まれてくるのは、どんな表情? どんな感情? みんなと同じ? 違う? 簡単? それとも難しい? この絵本を読みながら体験する、それぞれの時間をのぞいてみたい! この作品が、参加型絵本の可能性をさらに広げてくれる予感があります」
部門賞、審査員賞も意欲作ばかり! あまりの白熱に、読者賞も新設。全9作が受賞の大豊作ぶり!
惜しくも大賞を逃した部門賞・審査員賞では、19歳(応募時)のフレッシュな才能から、高い熱量でたくさんの作品を投稿してくれた素晴らしい才能まで、絵本を愛する7作品の受賞が決まりました。また3時間に及ぶ議論の中で、惜しくも受賞を逃しましたが、読者から熱い応援コメントが寄せられた『ZOMBEAT:老犬あるあるストーリー』には読者賞が新設されました。
●部門賞 作品名・作者名
・絵本部門『ぼくのみるせかい』明崎だいふく
・動画部門『BOUNCE?』わたあめじろう
・テキスト部門『れんけつ れんけつ!』むしゅ

●審査員賞 作品名・作者名
・横山だいすけ賞『あじみコップ』古池 梨恵
・つむぱぱ賞『ぷっ ぷっ ぷぅ』ふわぽよ宇宙人
・辻晶賞『たからさがし』だいくりゅうと
・磯崎園子賞『タベテッテイではたらきたーい!』はまだ みわ

●読者賞 作品名・作者名
・『ZOMBEAT:老犬あるあるストーリー』モンキー・ハンズ

受賞作品は、動画で今すぐチェックしていただけます。あなたの目で「あたらしい」をぜひ体験してください。
第1回 読者と選ぶあたらしい絵本大賞 結果発表
https://www.ehonnavi.net/pb-innovation-award/vote/
【賞概要】
『読者と選ぶ あたらしい絵本大賞』
募集期間:2024年11月1日14:00~2025年1月31日23:59
公開審査:2025年5月22日~2025年6月22日
最終審査:2025年6月下旬
発表:2025年7月22日
主催:絵本ナビ・講談社
協賛:CLIP STUDIO PAINT
HP:読者と選ぶあたらしい絵本大賞 | 絵本ナビ×講談社共催絵本コンテスト
X:公式アカウント
1.手軽に挑戦!
どんなスタイルも大歓迎。絵本らしい絵本はもちろん、コマワリ絵本や、オリジナルのかわいいキャラクター絵本など幅広く募集。応募もWEBから簡単にできるほか、文章のみや、動画の絵本作品、商業デビュー済みの方のご応募もOK!
2.みんなで選ぶ!
最終候補作品は、動画化してYouTubeで一般公開。誰もが、スマホ片手に手軽に選考に参加できます。
3. 大賞は紙+電子で刊行。最終選考作品もすべて電子出版される!
大賞作品は、講談社から絵本として刊行。さらに、最終候補に残った作品(※絵本部門)もすべて、講談社から電子書籍として刊行されます。
4.初心者も安心!
応募を考えている方に、デジタルお絵描きアプリ「CLIP STUDIO PAINT EX 1デバイス3ヶ月版」を先着で無料配布しました。
【特別審査員】
横山だいすけ(歌手・俳優)
つむぱぱ(イラストレーター)
辻晶(CNRS准教授・東京大学IRCN赤ちゃんラボ連携研究者)
磯崎園子(絵本ナビ編集長)
◆絵本ナビ
「子どもに絵本を選ぶための情報を集めた参加型絵本紹介サイト」というコンセプトで、2002年4月にオープンしたインターネットの絵本サイト。100社を超える絵本出版社の協力を得て絵本の画像や紹介文を掲載しています。
日本初となる市販絵本のデジタル読み放題作品は1,000作品以上、業界初となる、アプリ上で「一冊につき一度だけ」全ページが試し読みできるサービスの対象は2,300作品以上、一部試し読み可能作品は10,000作品以上、年間利用者数は約2,000万人となっています。
「子どもとどんな時間を過ごせたか」など、この絵本をこれから子どもに選ぼうとしている方へのアドバイス、という観点で書かれた45万件以上の利用者の「みんなの声」は、ただの評価にはない温かみと、情報としての深みがあるとして好評。独自の評価ランキングや、対象年齢別のおすすめ絵本、新着レビューコーナー、新刊絵本紹介、メールマガジンなど、豊富なコンテンツで、子育て中の親を中心に人気を博しています。
◆講談社
1909年に大日本雄弁会として設立された株式会社講談社は、コミック、小説、教養、ジャーナリズム、ファッション、絵本、アニメ、ゲームなど、あらゆるジャンルの「ものがたり」を、世界中の才能とともに創りだす総合出版事業を展開しています。『窓ぎわのトットちゃん』『100万回生きたねこ』など子どもの心に寄り添う作品を生み育てるお手伝いも続けてきました。
講談社創業90周年事業として、幼い頃から本に親しんでもらいたいと企画された「本とあそぼう 全国訪問 おはなし隊」。たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問しています。
1999年にスタートして以来、通算23000回以上の訪問、200万人を超える参加者のみなさまに支えられ、2018年には、優れたメセナ活動(芸術・文化振興による社会創造)を表彰する「メセナ大賞」にも選ばれました。
講談社コーポレートサイト Inspire Impossible Stories
【賞に関するお問い合わせ】
あたらしい絵本大賞事務局 ceo_group@ehonnavi.net
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