Sansan、岩手県釜石市と、同市の名刺交換データ分析に関する実証実験を開始

他市区町村とのビジネス上のつながりを可視化し、オープンシティ戦略の推進に協力

Sansan株式会社

Sansan株式会社のデータ統括組織「DSOC」は、岩手県釜石市と、同社の名刺交換ネットワークデータを分析・活用し、同市と他の市区町村間のビジネス上のつながりを可視化する「ビジネス関係人口」を分析する実証実験を開始したことを発表します。

釜石市は、市の行政戦略として「オープンシティ戦略」を掲げています。今回の実証実験を通して、同市の他市区町村とのビジネス上のつながりの強さや、名刺交換量の推移を数値データとして明らかにし、データを活用した行政の政策立案や決定に役立てることを目指します。

釜石市は、市の行政戦略として「オープンシティ戦略」を掲げています。今回の実証実験を通して、同市の他市区町村とのビジネス上のつながりの強さや、名刺交換量の推移を数値データとして明らかにし、データを活用した行政の政策立案や決定に役立てることを目指します。

DSOCが提供するビジネス関係人口とは
DSOCは、Sansanのデータ統括組織として、蓄積された名刺データを分析・活用することで、企業の情報、人物の情報、人と人のつながりの情報など、ビジネスシーンで活用できる「価値ある情報」を生み出しています。2020年10月には、DSOCのビジネスネットワークのデータと、分析能力を生かし、EBPM(証拠に基づく政策立案)を後押しするEBPM支援室を開設し、行政向けにエビデンスの蓄積を支援しています。
 
ビジネス関係人口とは、名刺アプリ「Eight」の名刺交換に関する統計的データを基に、ビジネス上の観点から「関係人口」に関する分析を行ったものです。Eight 上で、ある市区町村の名刺を取り込んだことがあるユーザー数を集計し、当該市区町村の一人の労働者が、どのくらい多く名刺交換をしているのかを可視化しました。これがわかることにより、これまでわからなかった、市区町村のビジネス観点からの他市区町村とのつながりの強さを可視化することができるようになります。

ビジネス関係人口に関するより詳細な情報は次のリリースをご参照ください。

2020年にビジネスにおける関係人口が 多かった地方自治体をまとめた 「ビジネス関係人口2020」を発表
https://jp.corp-sansan.com/news/2020/business_related_population_2020.html

釜石市との実証実験ついて
釜石市は、多様な人材が還流し、新たな事業機会や市民活動が生み出され好循環となることを目的とした「釜石市オープンシティ戦略」を2015年に策定し、2017年には「SDGs(持続可能な開発目標)」の視点も盛り込み、本戦略実現に向けた取り組みを推進しています。

DSOCは、これらの取り組みを統計処理された名刺交換データを元に、データ的な裏付けの観点から支えます。

具体的には、次の取り組みを実施予定です。

- ビジネス関係人口定期レポートを送付・議論
- 最新のビジネス関係人口の推移
- ベンチマーク自治体との比較
- 近隣自治体との比較
- 類似自治体との比較
- 関係の強い・弱い業界の把握
- その他のデータ可視化

これらを通して、釜石市の企業の名刺交換データのトレンドを分析し、ビジネスの観点で有効であった行政の施策の発掘、裏付けに貢献することができます。また、関係の強い業界、弱い業界を名刺交換のネットワークから分析することにより、エビデンスに基づいた行政判断を後押しします。

実証実験の結果は、年度内に成果発表を行うことを計画しています。

■岩手県釜石市のオープンシティ戦略とは
釜石市では、人口減少・少子高齢化に対応し、地方創生を推進するための羅針盤として、2016年3月に釜石市人口ビジョン・オープンシティ戦略(地方版総合戦略)を策定し、2018年5月に「持続可能な開発目標(SDGs)」の視点を取り入れながら改訂しています。2020年4月に、国や社会の動向、この5年間の取り組みの成果・課題等を踏まえ、第2期釜石市人口ビジョン・オープンシティ戦略を策定しました。

戦略の基本理念は「市民一人ひとりが役割を持ち、真に開かれたまち」です。その実現のため、歴史が育んだ文化的土壌や、復興プロセスを通じて得られた地域内外の多様なつながりを生かし、人口減少の緩和を図りながら、性別や年齢などに関わらず、市民一人ひとりが主体性を持ち、活躍できる環境づくりを行うことで、持続可能な地域社会の形成を目指します。

オープンシティ戦略の基本理念イメージ

(以上)

DSOCについて
DSOCは、Sansan株式会社のデータ統括組織です。データドリブンによって企業の事業成長をリードすることを目的として、「データ化」「データ活用」という2つの役割を担っています。独自開発のAIを活用したデータ化技術により膨大な「出会い」を正確にデータベース化し、それを分析・活用することで、企業の情報、人物の情報、人と人のつながりの情報など、ビジネスシーンで活用できる「価値ある情報」を生み出します。そして、その成果はサービスを通じて新しい価値として提供しています。多様なバックグラウンドや専門領域を持つ研究者やデータサイエンティストなどのR&Dメンバーを擁するDSOCは、サービスを支えるとともに企業の事業成長を牽引します。
https://sansan-dsoc.com

Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、ビジネスにおける出会いを後押ししています。主なサービスとして、クラウド名刺管理サービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、クラウド請求書受領サービス「Bill One」を国内外で提供しています。

設立:2007年6月11日
URL:https://jp.corp-sansan.com
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金:63億12百万円(2021年5月31日時点)
事業内容:働き方を変えるDXサービス(クラウド名刺管理サービス等)の企画・開発・販売
Sansan https://jp.sansan.com/products/sansan
Eight https://8card.net
Bill One https://bill-one.com
 

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会社概要

Sansan株式会社

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URL
https://jp.corp-sansan.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
電話番号
03-6758-0033
代表者名
寺田親弘
上場
東証プライム
資本金
-
設立
2007年06月