粉瘤に悩む人の約8割が「放置経験あり」実態調査で判明した3つの誤解と、傷跡最小限の「くりぬき法」日帰り手術の全貌

〜粉瘤は自然に治らない!30,000件超の手術実績を持つ皮膚外科医が解説する正しい対処法〜

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、粉瘤は自然に治ることはなく、放置すると炎症・感染を起こし、最終的には手術が必要になります。治療は皮膚科・形成外科で保険適用の日帰り手術が可能で、近年は「くりぬき法」により傷跡を最小限に抑えた治療が主流となっています。早期に受診すれば、数ミリの傷跡で根治が期待できます。

・粉瘤を経験した人の78.7%が「一度は放置した経験がある」と回答

・放置した人の62.3%が炎症・感染を経験し、治療が複雑化

・くりぬき法を選択した人の満足度は91.2%と高く、傷跡の小ささが評価

用語解説 

■ 粉瘤(アテローム)とは 

粉瘤(ふんりゅう)とは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂が溜まって徐々に大きくなる良性腫瘍である。アテロームとも呼ばれ、体のどこにでもできる可能性があるが、特に顔、首、背中、耳の後ろに好発する。自然に消えることはなく、根治には手術で袋ごと摘出する必要がある。

■ くりぬき法(へそ抜き法)とは

くりぬき法とは、粉瘤の中心部に小さな穴(4〜6mm程度)を開け、内容物を排出した後に袋(嚢腫壁)を摘出する手術法である。従来の切開法に比べて傷跡が小さく、縫合が不要または最小限で済むため、ダウンタイムが短いという特徴がある。

■ 炎症性粉瘤とは

炎症性粉瘤とは、粉瘤に細菌感染が起こり、赤く腫れて痛みを伴う状態である。この状態では一度切開排膿して炎症を抑え、後日改めて袋を摘出する二段階の治療が必要となることが多い。

粉瘤手術「くりぬき法」と「切開法」の比較

比較項目

くりぬき法

従来の切開法

傷跡の大きさ

4〜6mm程度

粉瘤の1〜1.5倍(数cm)

縫合

不要〜数針

必要(複数針)

手術時間

10〜20分

20〜40分

抜糸

不要〜1回

必要(1〜2週間後)

ダウンタイム

2〜3日

1〜2週間

再発リスク

やや高い(技術依存)

低い

適応

炎症のない小〜中サイズ

全サイズ対応

※当院監修医師の30,000件以上の手術実績に基づく数値です。粉瘤の状態により最適な術式は異なります。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、皮膚にできる良性腫瘍「粉瘤(アテローム)」に関する意識調査を実施しました。本調査は、粉瘤に対する正しい理解の普及と、適切な治療選択の一助となることを目的としています。

調査背景 

粉瘤は皮膚科で最も多い良性腫瘍の一つであり、日本人の約5〜10%が生涯で経験するといわれています。しかし「ニキビと間違えて放置した」「自然に治ると思っていた」という誤解から、炎症を起こしてから受診するケースが後を絶ちません。当院監修医師の30,000件超の手術実績においても、約4割が炎症を起こした状態での来院です。近年は「くりぬき法」により傷跡を最小限に抑えた治療が可能となっていますが、認知度はまだ十分とは言えません。そこで粉瘤に関する意識と実態を明らかにするため、本調査を実施しました。

調査概要 

調査対象:粉瘤(皮膚のしこり・できもの)を経験したことがある全国の20〜60代の男女 

調査期間:2026年6月8日〜6月17日 

調査方法:インターネット調査 

調査対象人数:300名

調査結果 

【調査結果】約8割が粉瘤を「一度は放置」、自然治癒への誤解が浮き彫りに 

設問:粉瘤ができたことに気づいた時、最初にどのような対応をしましたか?

粉瘤を経験した人の約8割が「様子見」という名の放置を選択していることが判明しました。粉瘤は自然に治ることがないため、この初期対応の遅れが後の炎症・感染リスクを高める要因となっています。早期受診の重要性についての啓発が急務です。

【調査結果】放置した人の6割以上が炎症・感染を経験、治療の複雑化を招く 

設問:粉瘤を放置した経験がある方にお聞きします。放置した結果、どのような状態になりましたか?(複数回答から主な結果を選択)

放置した人の62.3%が炎症を経験しており、さらに5.0%は破裂を経験しています。炎症性粉瘤になると一度切開排膿が必要となり、治療が二段階になるだけでなく、傷跡も大きくなる傾向があります。早期治療のメリットが明確に示される結果となりました。

【調査結果】最大の不安は「傷跡」、次いで「痛み」と「再発」 

設問:粉瘤の治療について、手術を受ける前に最も不安だったことは何ですか?

傷跡への不安が最も高く、特に顔や首など露出部にできた粉瘤の場合、この傾向は顕著でした。くりぬき法は傷跡を最小限にできる術式として、こうした患者ニーズに応える治療法といえます。

【調査結果】くりぬき法の選択率は43.3%、従来の切開法を上回る 

設問:粉瘤の手術を受けた方にお聞きします。どの術式で手術を受けましたか?

くりぬき法が従来の切開法を上回る選択率となりました。傷跡を最小限にしたいというニーズの高まりと、対応できる医療機関の増加が背景にあると考えられます。ただし、術式を把握していない患者も15.7%おり、事前説明の重要性も示唆されています。

【調査結果】くりぬき法経験者の91.2%が「満足」、傷跡の小ささを高評価 

設問:粉瘤の手術を受けた方にお聞きします。手術の結果について満足していますか?

手術全体の満足度は86.3%と高く、特にくりぬき法を選択した人に限定すると91.2%が満足と回答しています。満足の理由として「思ったより傷跡が小さかった」「日帰りで済んだ」という声が多く、低侵襲治療への期待に応えていることがわかります。

調査まとめ 

本調査により、粉瘤に対する3つの誤解が浮き彫りになりました。第一に「自然に治る」という誤解から約8割が放置を選択していること、第二に放置による炎症・感染が6割以上で発生し治療を複雑化させていること、第三に手術への不安から適切な受診タイミングを逃していることです。一方で、くりぬき法による治療満足度は91.2%と高く、傷跡を最小限にしたいというニーズに応える治療法として評価されています。粉瘤は早期に適切な治療を受ければ、小さな傷跡で根治が可能な疾患です。皮膚にしこりを見つけたら、自己判断せず早めに皮膚科・形成外科を受診することをお勧めします。

医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師 

当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術経験から申し上げると、粉瘤は「早期発見・早期治療」が傷跡を最小限にする最大のポイントです。放置すれば必ず大きくなり、炎症を起こせば治療が複雑化します。「様子を見よう」は粉瘤においては禁物です。

粉瘤は皮膚の下にできる袋状の良性腫瘍で、中に角質や皮脂が溜まり続けるため、自然に消えることは絶対にありません。ニキビと混同されることがありますが、ニキビは毛穴の炎症で自然治癒しますが、粉瘤は「袋」を取り除かない限り根治しません。

近年主流となっている「くりぬき法」は、粉瘤の中心に4〜6mm程度の小さな穴を開け、内容物を排出した後に袋を摘出する術式です。従来の切開法では粉瘤の1〜1.5倍の切開が必要でしたが、くりぬき法では傷跡を大幅に小さくできます。特に顔や首など目立つ部位の粉瘤には有効な選択肢です。

ただし、すべての粉瘤にくりぬき法が適用できるわけではありません。炎症を起こしている場合、非常に大きい場合、過去に炎症を繰り返している場合などは、従来の切開法や段階的な治療が必要なこともあります。そのため、適切な診断と術式選択ができる医療機関を受診することが重要です。

粉瘤手術は保険適用の治療であり、3割負担で5,000円〜15,000円程度(サイズや部位により異なる)で受けられます。日帰り手術で、局所麻酔で行うため体への負担も少なく、仕事への影響も最小限に抑えられます。

【エビデンス】日本皮膚科学会のガイドラインでも、粉瘤の根治には外科的切除が推奨されています。当院監修医師の30,000件以上の手術実績においても、適切な術式選択と完全摘出により再発率を3%以下に抑えています。特にくりぬき法は習熟した医師が行えば従来法と遜色ない根治率が得られることが、多数の臨床報告で示されています。

粉瘤を疑うべき症状 

・皮膚の下に丸いしこりがある 

・押すと少し動く(可動性がある) 

・中央に黒い点(開口部)が見えることがある 

・徐々に大きくなってきた 

・臭いのある内容物が出てきた

すぐに受診すべきサイン 

・赤く腫れて熱を持っている 

・痛みが強くなってきた 

・急に大きくなった 

・膿が出てきた 

・1cm以上のサイズになった

手術を受ける際の医療機関選びのポイント 

・皮膚腫瘍の手術実績が豊富な医師がいる 

・くりぬき法に対応している 

・術前に十分な説明がある 

・術後のフォロー体制が整っている

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

 

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

 

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

 

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

 

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A) 

Q1. 粉瘤は自然に治りますか? 

A. 粉瘤は自然に治ることは絶対にありません。 

粉瘤は皮膚の下にできた「袋」の中に角質や皮脂が溜まり続ける構造のため、袋を取り除かない限り根治しません。本調査では78.7%が放置を経験していますが、そのうち62.3%が炎症を起こしています。放置期間が長いほど大きくなり、炎症リスクも高まるため、早期の受診をお勧めします。

 

Q2. 粉瘤を放置するとどうなりますか? 

A. 放置すると徐々に大きくなり、炎症・感染を起こすリスクが高まります。 

本調査では放置した人の62.3%が炎症を経験し、5.0%は破裂を経験しています。炎症性粉瘤になると強い痛みと腫れが生じ、一度切開排膿してから後日改めて袋を摘出する二段階の治療が必要になることが多いです。また、炎症を繰り返すと周囲の組織と癒着し、傷跡も大きくなります。

 

Q3. 粉瘤のくりぬき法とは何ですか? 

A. くりぬき法とは、粉瘤の中心に小さな穴を開けて袋を摘出する、傷跡を最小限にできる術式です。 

従来の切開法では粉瘤の1〜1.5倍の切開が必要でしたが、くりぬき法では4〜6mm程度の穴で済みます。本調査ではくりぬき法経験者の91.2%が満足と回答しており、「傷跡が思ったより小さかった」という評価が多数でした。ただし、炎症を起こしている場合や大きな粉瘤には適さないこともあり、医師の判断が必要です。

 

Q4. 粉瘤の手術は保険適用ですか?何科を受診すればよいですか? 

A. 粉瘤手術は保険適用で、皮膚科または形成外科を受診してください。 

粉瘤の手術は健康保険が適用され、3割負担で5,000円〜15,000円程度です(サイズ・部位・術式により異なる)。本調査では費用への不安は10.7%と比較的低く、保険適用であることの認知は進んでいます。受診先は皮膚科または形成外科で、特に日帰り手術に対応している医療機関が便利です。

 

Q5. 粉瘤の手術後、仕事はいつからできますか? 

A. くりぬき法の場合、翌日からデスクワークは可能です。 

本調査で「仕事や日常生活への影響」を不安に感じた人は5.3%と少数でした。くりぬき法であればダウンタイムは2〜3日程度で、翌日からデスクワークは可能です。ただし、術後1週間程度は激しい運動や飲酒を控え、患部を清潔に保つ必要があります。傷の状態により個人差がありますので、術後の生活については医師の指示に従ってください。

放置のリスク 

・放置により徐々に大きくなり、手術の傷跡も大きくなる 

・細菌感染を起こし、炎症性粉瘤となると強い痛みと腫れが生じる 

・炎症を繰り返すと周囲組織と癒着し、手術が困難になる 

・まれに破裂し、内容物が周囲に広がり治療が複雑化する 

・ごくまれに悪性腫瘍との鑑別が必要なケースがある

こんな方はご相談ください|受診の目安 

・皮膚の下に丸いしこりを見つけたら、早めに受診 

・しこりが赤く腫れて痛みが出たら、できるだけ早く受診 

・1cm以上のサイズになったら、放置せず受診 

・しこりが急に大きくなった場合は、すぐに受診 

・臭いのある内容物が出てきた場合は、早急に受診

クリニック案内 

アイシークリニックの特徴 

・皮膚腫瘍・皮膚外科領域で30,000件以上の手術実績を持つ監修医師が在籍 

・くりぬき法を含む低侵襲手術に対応し、傷跡を最小限に 

・当日手術・日帰り手術が可能で、忙しい方も受診しやすい 

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日も診療

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月