グランプリは台湾出身の徐笠氏が受賞。地方活性化に向けた自治体と民間のコラボレーション企画。受賞作は上士幌町施設の壁面へ施工、壁紙として商品化

北海道上士幌町と壁紙ブランド「WhO(フー)」による滞在型デザインワークショップ

野原グループ株式会社

グランプリ受賞作品_町立の廃校を活用した施設「上士幌イノベーションサイト」の壁面に施工グランプリ受賞作品_町立の廃校を活用した施設「上士幌イノベーションサイト」の壁面に施工

 北海道上士幌町(以下、上士幌町)と、インテリア内装材·壁紙ブランド「WhO(フー)」(野原グループ株式会社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:野原弘輔)は、関係人口の拡大とクリエイティブなまちづくりを目的に、2023年7月28日~8月1日に開催した「まちを知る、つくる、つなぐ “かみしほろ デザインワークショップ”」にて、台湾出身の徐笠氏がグランプリを受賞したことをお知らせします。受賞作は徐笠氏が熱気球からみた北海道の大地に啓発され、町の風と光も表現されています。


  上士幌町は、作品を上士幌町の多目的施設「上士幌イノベーションサイト」の壁面へ施工し、町のクレジットカードの券面デザインへの採用を決定。また、壁紙ブランド「WhO(フー)」は、壁紙として商品化し、11月2日より販売を開始しました。北海道上士幌町「まちを知る、つくる、つなぐ “かみしほろ デザインワークショップ”」は、町がクリエイティブなまちづくりと関係人口拡大に向けた取り組みとして実施。全国から9名のデザイナーが参加し、宿泊をしながら、街の風景や生活の中から町の魅力や文化を探り出し、壁紙としてデザインのプレゼンテーションを行いました。


下段左から2番目が徐さん下段左から2番目が徐さん

【グランプリ受賞者 徐 笠(ジョ・リュウ)氏コメント】

 「私はかつて東京、台北、台中といった都市での生活を経験しました。現在は山梨県の富士吉田市に住んでおり、周囲は山に囲まれ、巨大な富士山がまちの真正面にあります。今回夏で上士幌町を訪れると、一気に広がる開けた空間と、夏の風を感じました。広くて、とても気持ち良いです。

  そして、熱気球に乗り、この上士幌町でしかできない美しい経験を生かし、北海道の原野を空から望む景色を今回のデザインテーマにしました。今後私と同様にこの土地を訪れる他の地域の人々とも、このデザインを通じて広大な美しい景色と雰囲気を共有できたらと思います。」


[左] 上士幌町 デジタル推進課 課長 梶達(かじ とおる)、[右]上士幌町 デジタル推進課 地域おこし協力隊 辻 彩香(つじ あやか)[左] 上士幌町 デジタル推進課 課長 梶達(かじ とおる)、[右]上士幌町 デジタル推進課 地域おこし協力隊 辻 彩香(つじ あやか)

【上士幌町 イベント担当者のコメント】

 4泊5日という限られた時間の中で、9名の参加者が体感して、発見して、表現した「上士幌らしさ」には、ひとつとして同じものはありませんでした。「町を象徴するデザイン」というテーマにおいて、クリエイター各々の視点による表現は無数にあること、また、町に住んでいる我々にとっては日常にある風景や食、文化が、貴重な町の資源であり、デザインソースになり得るということを再認識いたしました。このワークショップで生まれたデザインを、今後のまちづくりに活かしたいと考えています。

●ワークショップで生まれたデザインについて、2024年3月に上士幌町にて展示会を予定しています。


【審査員による評価コメント】

・上士幌イノベーションサイトに貼ってあることが想像つきやすい。畑の中にぽつんとあり、周辺の白樺並木や日の光が入ってくる印象など周りの風景ともマッチしている。また、実証実験などを行っていくイノベーションサイトの革新的なイメージや新しさをデザインの黄色がうまく表現できていると思いました。

・貼る場所を考えても壁紙デザインとしても納得できるものであり、町の表現との両面において高いバランスでした。


  • グランプリ作品のデザインについて

 「町の人にとっては何気ない風景だと思うが、自分にとっては特別な風景だった」と語る徐さん。町中の心に残った情景を写真に収め、プレゼン時には多くの写真が並びました。デザインに使用された色にはそれぞれ意味があり、黄色は風、白は光、緑は草(トウモロコシ)を表すという。

撮影:徐 笠撮影:徐 笠

紙を切ってそれぞれの要素のレイアウトを実際のスケール感で試行錯誤しながら、テキスタイルデザイナーとしても活動する同氏の絶妙な配置と抽象表現により今回のデザインが生まれました。

撮影:Kiyota Chihiro撮影:Kiyota Chihiro


  • グランプリ作品の商品化について

 壁紙ブランド「WhO(フー)」にて今回のグランプリ作品を壁紙として商品化。11月2日(木)より販売を開始しました。また、ワークショップに参加したクリエイターのデザインも同時にラインナップ。商品の購入はサンプル請求を通じて可。ウェブサイトにてサンプル請求いただけます。


■商品情報

タイトル:WINDS AND FIELD

作者:徐 笠(ジョ・リュウ)

販売価格:4,500円/m ※税・送料別

URL : https://whohw.jp/series/collaborations/winds_and_field/

 

【上士幌町を応援するクレジットカード「上士幌町ナッジカード」への券面へ採用について】


「好き」を応援する次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を普段のお買い物でご利用いただく事で、利用額の一定割合が上士幌町の応援・支援につながります。利用者にはお返しとして、カードご利用額に応じて非売品「バルーン君オリジナルグッズ」や熱気球のフリーフライト体験など、特別な特典が受けられます。多くの方にご利用いただくため、上士幌町の関係人口やふるさと納税寄付者にご案内予定です。

URL:https://nudge.cards/service(ナッジカード公式サイト)

 ※上士幌町 Nudgeカードの入会受付は2023年12月開始を予定しております。


  • 「かみしほろ デザインワークショップ」について

 関係人口の拡大とクリエイティブなまちづくりを目的に開催した「まちを知る、つくる、つなぐ “かみしほろ デザインワークショップ”」。2023年7月28日~8月1日の4泊5日間を北海道上士幌町「にっぽうの家」にてクリエイターが共同で暮らす形で滞在。他のクリエイターの制作過程やデザインプロセスが参考になったという意見や、違うジャンルのクリエイターとの交流に刺激を受けたという意見もありました。

滞在中は、ひがし大雪自然館の館員さんの案内による糠平エリア散策や日本一広い公共牧場「ナイタイ高原牧場」や農家の訪問、気球体験などさまざまなアクティビティを実施。また、自動運転バスの試乗や電動モビリティの貸与など、デジタル推進分野の特色も体験いただきました。


 開催後のアンケートでは、ワークショップを通じて参加者全員が「今後も地域との取り組みを続けたい、またはこれを機に始めたい」と回答。今回の取り組みをきっかけに、上士幌町を広めたり、違う形でも町に訪れていただき、地域活性に繋がることを願っています。


  • 上士幌町について

自治体名:北海道上士幌町

町役場所在地:〒080-1492 北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線238番地

HP:https://www.kamishihoro.jp/


北海道十勝管内の北部に位置し、人口5,000人に対して行政面積は約700平方キロメートルを抱え、総面積の約76%を森林が占める緑豊かな町です。基幹産業は畑作、酪農、林業などで特に乳牛の飼育頭数は全国トップクラス。一方、観光に目を向ければ、ぬかびら源泉郷や公共牧場として日本一広いナイタイ高原牧場、北海道遺産にも選定された旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群などが有名です。また、日本で初めて熱気球の大会が開かれた「熱気球のまち」としても知られ、毎年全国から多くのファンが訪れています。


  • WhOについて

  「WhO(フー)」は、より美しく、より愛され、より良い空間を目指し、新しい表現を模索する人のために2015年に立ち上げた壁紙ブランドです。2016年にはグッドデザイン賞を受賞。空間デザイナー目線で制作されたパターンや、多様なフィールドで活躍するクリエイターによるデザイン、プロダクトやサービスなど国内外問わずさまざまなブランド・企業とのコラボレーションから生まれたデザインなど、現在では2,500点を超える個性的で表情豊かなラインナップが揃います。


 今後一層拡大するであろう日本のリフォーム・リノベーション市場や、装飾ビジュアル化が進む宿泊施設、店舗・不動産物件などにおいて、より特徴的で美しく空間を彩るデザイン性の高い壁紙に対するニーズに応えます。


 国内での完全受注生産によりデザインのカスタマイズにも柔軟に対応。作り手のこだわりに寄り添いながら、在庫を持たず素材のロスを抑え、環境配慮にも繋げています。さらにデジタルカタログの採用により、紙カタログの使用と仮定した場合と比べてCO2排出量の削減にも貢献*¹。室内空間におけるVOCなどの化学物質の排出に関して一定の基準をクリアした「GREENGUARD Gold認証*²」を取得したインクを使用するなど、サステナブルなビジネスモデルを展開しています。

https://whohw.jp/


*¹ 米国のUL Solutions社によって評価された、健康への影響や環境性能を示す認証

https://japan.ul.com/resources/greenguardcertificationprogram/

*² 参照:https://whohw.jp/about/


  • 野原グループについて

 野原グループ株式会社を中心とする野原グループ各社は、「CHANGE THE GAME.クリエイティブに、面白く、建設業界をアップデートしていこう」のミッションのもと、変わる建設業界のフロントランナーとしてステークホルダーの皆さまとともに、サプライチェーンの変革と統合を推し進めます。

社会を支える建設産業の一員である私どもが、業界から排出される廃材量やCO2の削減、生産性向上による働き方改革を実現し、サステナブルに成長していく未来の実現を目指します。

https://nohara-inc.co.jp



<報道関係各位へのご案内>
上士幌町やクリエイターへの取材インタビューについても対応をいたします。

・ニュースリリース添付以外にも、イベントで使用した写真や動画素材のご提供が可能です

・ご参考/滞在中のプログラムや参加者の様子など、ワークショップの詳細をまとめたレポートはこちら

https://whohw.jp/news/report_kamishihoro_dws_2023/

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会社概要

野原グループ株式会社

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URL
http://nohara-inc.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
東京都新宿区新宿一丁目1番11号
電話番号
03-3357-2231
代表者名
野原 弘輔
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1947年09月