兵庫県宝塚市『中山台ニュータウン』において 公民連携による付加価値創出型ニュータウン再生事業をスタート
パナソニック ホームズ株式会社
兵庫県宝塚市
パナソニック ホームズ株式会社と兵庫県宝塚市は、このたび、2025年8月1日から、宝塚市にある『中山台ニュータウン』において、公民連携の付加価値創出型ニュータウン再生事業をスタートします。

▼リリース全文はこちら
d22927-227-0ac29220bc9034169941f6777f389d87.pdf同ニュータウンは、1970年(昭和45年)に開発された、総面積:約220ha、人口:約12,000人(5,600世帯)の大型分譲団地で、55年目を迎えた今年、住民の高齢化や施設の老朽化、自治会や交通利便性の機能の低下をはじめとするさまざまな課題を抱えています。同再生事業では、パナソニック ホームズ株式会社(以下、パナソニック ホームズ)が主導し、兵庫県宝塚市(以下、宝塚市)と連携のもと、多世代の住民のお困りごとやニーズにきめ細かく応えながら、まちの持続と発展を意味する“生生発展”を目指し、付加価値創出型のエリアマネジメントを主軸とした事業スキームを展開します。
同再生事業の皮切りとして、2025年6月30日、パナソニック ホームズが、株式会社クラレ(以下、クラレ)が所有する同ニュータウン内の全施設と用地(総面積31,265㎡)を購入する売買契約を締結しました。パナソニック ホームズは、今後、住民のニーズを探りながら、施設のリニューアルを実施するとともに、テナント誘致や地域イベントの開催を通じて、幅広い世代が交流できるコミュニティ形成を図っていきます。
さらに、2026年3月末を目途に、パナソニック ホームズは、同再生事業の目的・趣旨に賛同する企業・団体で構成する「中山台エリアプラットフォーム(仮称)」を設立し、エリアの活性化に向けた検討を進めていきます。その先、同プラットフォームは、エリアマネジメントの中核を担う「中山台エリアマネジメント組織(仮称)」(以下、AM)を設立予定です。AMは、ウェルネス・モビリティ・コンシェルジュ等7つの分野横断型のタウンサービス展開を行い、住民の生活利便性の向上を目指すとともに、持続的なエリアマネジメントを核としたまちの維持・発展を目指します。
なお、同再生事業の推進にあたり、パナソニック ホームズと宝塚市は、連携協定締結に向けて調整を進めています。
■パナソニック ホームズにおける街づくり事業の変遷
パナソニック ホームズの街づくり事業は、近年、戸建分譲を中心とした従来型の開発から、地域課題の解決を図りながら持続可能なまちづくりへと進化・発展しています。一例として、2022年4月にまちびらきした多世代居住型健康スマートタウン「Suita サスティナブル・スマートタウン」(大阪府吹田市)では、ファミリー向け・シニア向け・単身者向けの住宅に加え、子どもから高齢者まで利用できるウェルネス複合施設を組み合わせることで、世代を超えた交流を促進する持続可能なまちづくりを実現しました。
さらに、2023年10月、公民連携による大型分譲地「UP DATE Cityふくしま」(福島県伊達市)では、
高齢化や人口減少といった地方都市の課題に対して、伊達市や地元企業・団体と連携のもと、郊外型の新しいまちづくりモデルを構築しました。
今回、『中山台ニュータウン』でスタートする事業は、過去の開発で培ったノウハウをもとに、古いニュータウンが抱える社会課題を新たなビジネスモデルの“再生事業”で解決を目指す挑戦となります。パナソニック ホームズは、同再生事業を通じて得た知見をさらに高めることで、次世代の街づくり事業の理念を確立し、社会課題を抱える全国のニュータウンへの水平展開を目指して取り組んでいきます。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像