アールデコの旧ホテルや屋久島灯台も。登録有形文化財、新たに132件を答申
令和3年3月19日(金)に開催された文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに132件の建造物を登録することが文部科学大臣に答申されました。この結果、登録有形文化財(建造物)は13,097件となる予定です。https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/92882201.html
- 今回の答申における主なもの(一部)
旧摩耶観光ホテル(兵庫県神戸市)/撮影:前畑洋平・温子
摩耶山南麓中腹に建つもとホテル。L字形平面を持つ地下2階、地上2階建ての鉄筋コンクリート造で、四層の外観各階に水平連続庇(れんぞくびさし)をまわして曲面を強調し、大きな開口を開ける。内部の大ホールや大食堂は、コンクリートの大梁(おおばり)を表して大空間を分節し、舞台等の内装にアールデコ調意匠をみせる。かつての山上リゾート施設の有様を示す。
●屋久島灯台(鹿児島県熊毛郡屋久島町)
屋久島灯台(鹿児島県)
- 登録有形文化財(建造物)とは?
このうち、建造物について国が登録するものが登録有形文化財(建造物)です。
文化財の種別(パンフレット「建物を地域と文化に 登録有形文化財建造物制度の御案内」より引用)
平成8年10月1日に施行された文化財保護法の一部を改正する法律によって、保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物を、文部科学大臣が文化財登録原簿に登録する「文化財登録制度」が導入されました。この登録制度は、近年の国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。
届出制と指導・助言等を基本とする緩やかな保護措置を講じるもので、従来の指定制度(重要なものを厳選し、許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完します。
【参考URL】https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/
【パンフレット「建物を地域と文化に 登録有形文化財建造物制度の御案内」】
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/pdf/bunkazai_pamphlet_6_ver02.pdf
登録の基準(パンフレット「建物を地域と文化に 登録有形文化財建造物制度の御案内」より引用)
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