Green Carbon株式会社は、愛知県豊田市とあいち豊田農業協同組合と連携し、豊田市農家のカーボンクレジット創出支援による所得向上支援を開始

グリーンカーボン

ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、2025年11月14日(金)、愛知県  豊田市(市長:太田 稔彦)及びあいち豊田農業協同組合(代表理事組合長:石川 尚人)と、J-クレジット「水稲栽培における中干し期間の延長」(※1)の推進や産学官連携では国内初となる、間断かんがい(AWD)(※2)の実証実験等を通して、農業分野における温室効果ガスの排出量を削減するとともに、カーボンクレジットの販売による農家所得の向上につなげる連携協定を締結しました。

〇本リリース及び詳細に関する問い合わせはこちら

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○Green Carbon株式会社会社概要のダウンロードはこちら

https://green-carbon.co.jp/download-form/

本イベントの当日の様子は動画にまとめていますので、是非ご覧ください。


◆ 本連携の背景

Green Carbonはこれまで、国内外において、農業・畜産・森林・バイオ炭など多様な自然資本を活用したカーボンクレジット創出を進めてきました。脱炭素が求められる時代において、私たちは環境価値を地域に還元し、農業の持続性と収益性を両立させることを目指しています。

一方、愛知県豊田市は、あいち豊田農業協同組合とともに、農地集積と担い手育成を進め、県下一の米どころとして発展してきました。また「SDGs未来都市」に選定され、第4次豊田市農業基本計画では「環境にやさしい農業」の実現を掲げ、農業分野における環境負荷低減の取組を積極的に推進しています。

両者は2024年度より連携を開始し、水稲栽培における「中干し期間の延長」や「間断かんがい(AWD)」の実証を行い、実際に温室効果ガス排出量を削減できることが検証されました。

水田由来のメタン削減が、農家に新たな負担を強いるのではなく、「環境貢献がそのまま収益に変わる」 ことを示す重要なステップとなりました。

○調印式の様子

◆ 今後の展望

第4次豊田市農業基本計画に掲げる「環境にやさしい農業の推進」やゼロカーボンシティの実現に向けて、J-クレジット「水稲栽培における中干し期間の延長」の推進や産学官連携では国内初の間断かんがい(AWD)の実証実験等を通して、農業分野における温室効果ガスの排出量を削減するとともに、カーボンクレジットの販売による農家所得の向上につなげます。

また生成したJ-クレジットは豊田市内の事業会社に紹介・取り次ぎをすることで、J‐クレジットの地産地消に向けた取組も実現してまいります。 また、間断かんがい(AWD)の日本初のJ‐クレジット方法論化も推進し豊田市とGreen Carbonが間断かんがい(AWD)の先進地域としてのポジションの確立をめざします。


◆ 愛知県豊田市 関係者コメント

【愛知県 豊田市長  コメント】

豊田市は、「国際首長フォーラム」で共有した理念に基づき、農業版カーボンクレジット創出を通じて、持続可能な農業を実現します。

これは、「環境にやさしい農業」を具体化し、ゼロカーボンシティに貢献する野心的な挑戦です。環境負荷低減と農家所得向上を両立させるこの豊田市農業モデルを全国へ広げます。

未来の子供たちが、豊田市のお米を誇りに思えるよう、私たちは豊かな自然と食の恵みを残すという大きな使命を果たし、「選ばれる」農業を目指して不断の努力を続けます。この取組へのご理解とご協力をお願いします。

【あいち豊田農業協同組合 石川組合長 コメント】

今回の豊田市、あいち豊田農業協同組合、そしてGreen Carbonとの連携により、スマートフォンを通じて簡便に手続きできる仕組みが整い、農家にとって長年の負担であった日々の記録作業に対する課題が解消されるとともに、農家の新たな収入源につながる点を高く評価しています。

環境負荷の低減と農家の想いが調和するのであれば、地域として積極的に取り組むべきであり、また同時に持続可能な農業の実現にはこれらの情報が確実に行き渡ることが不可欠であると強調しました。

令和7年からは間断かんがい(AWD)導入を進め、品質向上と環境負荷軽減の両立を図ります。

農家の皆さんが無理なく取り組める新たなシステムの定着を期待しています。


※1: J-クレジット「水稲栽培における中干しの延長」

J-クレジット制度は、温室効果ガスの排出削減量を「カーボンクレジット」として国が認証し、取引を可能とするものであり、農業分野での活用が期待されている。

中干し期間を、水稲栽培で直近 2 年以上の実施日数(平均日数)より 7 日間以上延長し、所定の審査を経て、削減量分のクレジットの認証を受けることが可能

※2: 間断かんがい(AWD)

水稲の栽培期間中に一定期間、水田の水を抜き、土壌を乾燥させた後、再び水を張ることを繰り返す管理手法。


◆Green Carbon 株式会社

代表者   :代表取締役 大北 潤

所在地   :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F

設立    :2019年12月

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/


◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。


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会社概要

Green Carbon株式会社

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URL
http://green-carbon.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
電話番号
080-7307-8597
代表者名
大北潤
上場
未上場
資本金
4億29万円
設立
2019年12月