<親・子世代における「お墓」の意識調査>コロナ禍のお墓事情から「墓守」の裏にある世代間ギャップを大公開 

親世代は「子供に負担をかけたくないがお墓を守りたい」が5割超 子世代は「お墓の継承」に前向きな回答が6割超

仏事関連総合サービスの株式会社メモリアルアートの大野屋(東京都新宿区、代表取締役社長 奥田 実)は、10代~70代以上の男女500名を対象に、「親・子世代におけるお墓の意識調査」を実施しました。

 近年、「子や孫に将来の墓守の負担をかけたくない」と考える親世代が増え、墓じまいや墓離れが注目されています。一方で「将来、自身が入るお墓がなくなってしまった」「故人を供養する対象がない」といった、子世代が親の死後に課題や問題に直面するケースもあり、これは、核家族化の影響によって、親子間で生前から葬儀や埋葬について十分に話し合いがされなかったために起きている意識のギャップであると考えられます。
 本調査では、「墓守」に関する親・子世代両方の意識やコロナ禍でのお墓事情の実態を調査しました。

[調査概要]
・エリア:全国
・調査対象:10代-70代以上男女計500人
 1.年に1回以上お墓参りをしている
 2.自身・配偶者(パートナー)・親・祖父母のいずれかがお墓を所有している
・調査期間:2021年3月2日(火)~2021年3月3日(水)
・調査方法:インターネット調査

TOPICS
●コロナ禍における“お墓参りの回数”“死後に関する会話の有無”に影響
●親子で話す「死後の内容」は、“金銭”よりも“お墓の継承”
●「親世代」は「子供に負担をかけたくないがお墓を守りたい」が5割超
●「子世代」の6割超がお墓の継承に前向き。お墓を継承したくないという声は少数に
●お墓=「故人の遺骨を納める場所」がトップ、「維持管理」「自身が入る場所」も上位に

 

  •  新型コロナウイルスによる変化:“お墓参りの回数”“死後に関する会話の有無”に影響

まず、コロナ禍におけるお墓参りの回数について質問をしたところ、「例年と比べて行く回数は変わらない」(45.0%)という人が最も多い結果となりました。しかしながら、コロナ禍でお墓参りに「まったく行ってない(24.4%)」「例年よりも行く回数は減った(29.6%)」という回答を合わせると、約半数の人のお墓参り回数が減少していることが判ります。このことから、コロナ禍で帰省などが難しくなり、必然的に行くことができなかったことが影響したと考えられます。

 

次に、新型コロナウイルスが流行してから、親子で死後(お墓の維持や葬儀、相続など)に関する話をしたかと尋ねたところ、6割以上が「以前も現在も死後のことについて話していない」と回答。こうした会話の不足が親子間でギャップが生まれる要因となります。一方で「初めて親子で死後のことについて話をした(4.0%)」「以前より具体的に話し合っていたが、さらに話す機会が増えた(6.4%)」と、約10%の人は「新型コロナウイルスの影響を受けた」と回答しており、死生観に少なからず影響があったことが読み取れます。
 

  •  親子で話す「死後の内容」は、“金銭”よりも“お墓の継承”

また、前問にて「初めて話した・話す機会が増えた・以前より話し合っていた・話す機会が減った」と、親子間で死後について話をした人に絞って、「死後に関する話の内容」について訊いたところ、「お墓の維持(47.4%)」が1位であり、「財産(預金、保険金、不動産など)(18.9%)」「遺言や相続(18.4%)」といった金銭に関する内容よりも関心が高いトピックであることが判明しました。(複数回答)一方で、約3割が「お墓の始末」についても話をしていると回答しており、お墓の継承については親子にとって死後の大きな問題となっていると言えそうです。
 

 

  • 「親世代」は「子供に負担をかけたくないがお墓を守りたい」が5割超
親世代=「自身またはパートナー(配偶者)がお墓を所有している方」に、「自身・配偶者のお墓を守ること」について尋ねた質問では、「お墓は守っていきたいが、子どもや親族に負担をかけたくないと思っている(52.5%)」 「自身の死後、子どもや親族に託してお墓を守ってほしい(36.7%)」という回答を合わせると合計9割が「お墓を守りたい」と考えていることが判りました。親世代は、お墓を守りたいものの、子供や親族に負担を掛けることを懸念していることが明らかになりました。

  • 「子世代」の6割超がお墓の継承に前向き。お墓を継承したくないという声は少数に

子世代= 「親・祖父母がお墓を所有している方」に、「祖父母・親の死後、祖父母・親が所有しているお墓をどうしたいか」という質問では、「実家または配偶者のお墓を継いで、いずれ自分もその墓に入りたい(36.1%)」、「継ぐ立場にないが、いずれ自分も実家の墓に入りたい(10.5%)」「実家または配偶者のお墓を兄弟(姉妹)や親族と何とか守りたい(20.5%)」と、子世代はお墓の継承に前向きな回答が6割を占めました。親が子どもへの負担を気にする一方で、「継承したくない」という回答は約1割と少数で、親世代と子世代の考えにはギャップがあることが読み取れます
 
  • お墓=「故人の遺骨を納める場所」がトップ、「維持管理」「自身が入る場所」も上位に
「あなたの家のお墓とはどんな存在か」(複数回答)という問いに対し、元来お墓の役割である「故人の遺骨を納める場所(56%)」がトップに。以降は「定期的に維持管理をしなければならない場所(32.6%)」「自身が死後に入る場所(29.6%)」が続きました。

  • 会社概要:メモリアルアートの大野屋
メモリアルアートの大野屋は、1939年に石材店として創業以来80年以上にわたり、お葬式、お墓、手元供養、無料仏事相談など、仏事に関する総合サービスを提供しています。さらに、ペットと一緒に入れるお墓「ウィズペット」や、「手元供養商品:ソウルジュエリー」など、先進的な取り組みを続け、お客様起点のサービスを開発し続ける仏事関連総合サービスです。

HP:http://www.ohnoya.co.jp / FB:http://www.facebook.com/ohnoya

設立   :1939年3月(昭和14年)
資本金  :1億円
決算期  :12月
代表者  :代表取締役 会長/最高経営責任者(CEO) 大澤  静可
      代表取締役 社長/最高執行責任者(COO) 奥田 実
所在地  :〒163-0638 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 新宿センタービル38階
事業内容 :墓所・墓石の販売/墓所造営 葬祭業/仏壇・仏具の販売/保険

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
葬儀
キーワード
お墓
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
http://www.ohnoya.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都立川市曙町2-22-20 立川センタービル9階
電話番号
042-847-4111
代表者名
奥田 実
上場
未上場
資本金
-
設立
1939年03月