OKI、スマート工場実現に向けたIoT活用工場ソリューション「Manufacturing DX」を提供開始
製造現場データの可視化・活用による現場力強化を実現する各種ソリューションを順次提供
OKIは、自社工場におけるIoT活用のノウハウおよび音響・振動・光ファイバーなど独自のセンシング技術、AI技術を集結・活用し、かつ多くの製造業のお客様やビジネスパートナーとの共創を通じ、製造業が抱える課題を解決しスマート工場を実現する「Manufacturing DX(マニュファクチャリング・デジタルトランスフォーメーション)」を提供開始します。
国内の製造業は、Industry4.0(注1)を見据え、労働人口の減少にともなう、熟練技術の資産化や継承、多品種少量生産の進展など、変化の激しい環境への生産プロセス変革による適用力の強化や付加価値の獲得など、さまざまな課題を抱えています。特にこのような環境下での、日本の製造業の強みである現場力の維持・強化が急務となっています。そのため、デジタル化による製造現場のデータ化あるいはノウハウの見える化、それらデータを活用した生産プロセスの改革など、デジタル変革によるスマート工場実現に向けてその取り組みが始まっています。しかしながら、多くはその取り組みの入口である「見える化」にとどまっているのが現状です。
OKIが今回提供を開始する「Manufacturing DX」は、スマート工場実現の第一歩となる製造現場を見える化する「現場変革」から始め、現場と経営を高度、かつ双方向に連携する「IT・オペレーション変革」を実現することで、環境変化・法令対応・少量付加価値生産などのさまざまな経営判断を支援する「マネジメント変革」の3つの変革から構成されています。これらの実現には、「センシング」、「データ収集・管理」、「AI・高度活用」、「自律制御」の4つの技術基盤が不可欠で、OKIはこれらの技術基盤とともに3つの変革を三位一体で推進することにより、お客様の課題を解決します。
「Manufacturing DX」概要
販売計画
標準価格:個別見積
提供開始時期:2018年10月
販売目標:「Manufacturing DX」全体として今後3年間で50億円
「Manufacturing DX」を構成する3つの変革
1、現場変革
設備稼働率の適正な把握による生産性向上や、職人の技術継承を行うためには、従来の勘や経験への依存から脱却し、現場のデジタル化・活用へのシフトが重要です。OKIは、自社工場への導入と多くのユーザーとの共創を通じ実用化可能な利用設備の異常予兆検知による最適保全および、光ファイバーセンサーによる現場温度の歪分布の可視化や自社工場での導入効果に基づく、プロジェクションマッピングや画像処理による作業状況のデジタル化など、現場変革につなげるソリューションの提供を順次拡大していきます。
2、IT・オペレーション変革
生産計画と現場稼働状況の一元化や、高度なファクトリーオートメーションを実現するには、IT層とOT層(注2)の相互運用が不可欠です。OKIは、得意とするセンサーネットワークや産業用イーサネットなどの各種ネットワークソリューションを提供するとともに、収集したデータを意味ある情報に変換し、迅速な経営判断に活かすためのエッジ領域と経営層を連携するソリューションなどを順次提供し、IT・オペレーション変革を行う情報基盤を実現していきます。
3、マネジメント変革
現場の生産状況や外部環境、ステークホルダーの要望などさまざまな状況・情報から、最適、かつリアルタイムな経営判断を行っていくことが求められます。OKIは、自社導入と豊富な構築実績に基づく「ERP(注3)・生産管理システム」、「統合保守管理システム」「製品含有化学物質管理」などの従来のソリューションをさらに高度活用してマネジメント変革実現を支援するため、現場や外部のあらゆる情報を効率的に管理・連携し、高度な経営判断を支援するソリューションを順次提供していきます。
「Manufacturing DX」を支える4つの技術基盤
・センシング
情報通信分野における長年の実績とノウハウをもとにした、センシング技術、通信技術、データ処理技術を融合し、製造現場の人やモノの状態・動作をデジタル化(見える化)します。
・データ収集・管理
時々刻々と変化する生産状況や作業実績、ロケーション、画像、生産設備が出力するログなど、生産現場に眠る多種多様、かつ大量のデータをオープンなネットワーク基盤とIoT活用に適したデータ構造プラットフォームで収集・管理します。
・AI・高度活用
AIを用いた当社独自の振動解析アルゴリズムや画像認識技術などのコア技術をベースに、製造現場から収集されたビッグデータを高度に分析・活用します。
・自律制御
異常予兆検知エンジンなどのモデリングされたAIエンジンをエッジサーバーに組み込むことで、異常発生前にラインを自動停止し、生産設備の部材交換を促したり、機械側で自動補正を行うことによって、工場現場の省力化、自動化の実現をサポートします。
用語解説
注1:Industry4.0
ドイツ政府が推進している、IoT(Internet of Things)を駆使した次世代のハイテク産業の構築・確立を目指す戦略の呼び名。2011年に採択された。
注2:IT層とOT層
情報システム・情報技術を表すIT(Information Technology)に対し、OT(Operational Technology)は、製造現場においてさまざまな装置を最適に動かすための制御・運用技術。現場そのものを指す場合もある。
注3:ERP(Enterprise Resource Planning)
企業の持つさまざまな資源(人材、資金、設備、資材、情報など)を統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指す手法。また、そのために導入・利用される統合型(業務横断)業務ソフトウェアパッケージ。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
経営企画本部 広報部
電話:03-3501-3835
e-mail:press@oki.com
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
情報通信事業本部 金融・法人ソリューション事業部 製造システム部
お問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=025j
国内の製造業は、Industry4.0(注1)を見据え、労働人口の減少にともなう、熟練技術の資産化や継承、多品種少量生産の進展など、変化の激しい環境への生産プロセス変革による適用力の強化や付加価値の獲得など、さまざまな課題を抱えています。特にこのような環境下での、日本の製造業の強みである現場力の維持・強化が急務となっています。そのため、デジタル化による製造現場のデータ化あるいはノウハウの見える化、それらデータを活用した生産プロセスの改革など、デジタル変革によるスマート工場実現に向けてその取り組みが始まっています。しかしながら、多くはその取り組みの入口である「見える化」にとどまっているのが現状です。
OKIが今回提供を開始する「Manufacturing DX」は、スマート工場実現の第一歩となる製造現場を見える化する「現場変革」から始め、現場と経営を高度、かつ双方向に連携する「IT・オペレーション変革」を実現することで、環境変化・法令対応・少量付加価値生産などのさまざまな経営判断を支援する「マネジメント変革」の3つの変革から構成されています。これらの実現には、「センシング」、「データ収集・管理」、「AI・高度活用」、「自律制御」の4つの技術基盤が不可欠で、OKIはこれらの技術基盤とともに3つの変革を三位一体で推進することにより、お客様の課題を解決します。
「Manufacturing DX」概要
販売計画
標準価格:個別見積
提供開始時期:2018年10月
販売目標:「Manufacturing DX」全体として今後3年間で50億円
「Manufacturing DX」を構成する3つの変革
1、現場変革
設備稼働率の適正な把握による生産性向上や、職人の技術継承を行うためには、従来の勘や経験への依存から脱却し、現場のデジタル化・活用へのシフトが重要です。OKIは、自社工場への導入と多くのユーザーとの共創を通じ実用化可能な利用設備の異常予兆検知による最適保全および、光ファイバーセンサーによる現場温度の歪分布の可視化や自社工場での導入効果に基づく、プロジェクションマッピングや画像処理による作業状況のデジタル化など、現場変革につなげるソリューションの提供を順次拡大していきます。
2、IT・オペレーション変革
生産計画と現場稼働状況の一元化や、高度なファクトリーオートメーションを実現するには、IT層とOT層(注2)の相互運用が不可欠です。OKIは、得意とするセンサーネットワークや産業用イーサネットなどの各種ネットワークソリューションを提供するとともに、収集したデータを意味ある情報に変換し、迅速な経営判断に活かすためのエッジ領域と経営層を連携するソリューションなどを順次提供し、IT・オペレーション変革を行う情報基盤を実現していきます。
3、マネジメント変革
現場の生産状況や外部環境、ステークホルダーの要望などさまざまな状況・情報から、最適、かつリアルタイムな経営判断を行っていくことが求められます。OKIは、自社導入と豊富な構築実績に基づく「ERP(注3)・生産管理システム」、「統合保守管理システム」「製品含有化学物質管理」などの従来のソリューションをさらに高度活用してマネジメント変革実現を支援するため、現場や外部のあらゆる情報を効率的に管理・連携し、高度な経営判断を支援するソリューションを順次提供していきます。
「Manufacturing DX」を支える4つの技術基盤
・センシング
情報通信分野における長年の実績とノウハウをもとにした、センシング技術、通信技術、データ処理技術を融合し、製造現場の人やモノの状態・動作をデジタル化(見える化)します。
・データ収集・管理
時々刻々と変化する生産状況や作業実績、ロケーション、画像、生産設備が出力するログなど、生産現場に眠る多種多様、かつ大量のデータをオープンなネットワーク基盤とIoT活用に適したデータ構造プラットフォームで収集・管理します。
・AI・高度活用
AIを用いた当社独自の振動解析アルゴリズムや画像認識技術などのコア技術をベースに、製造現場から収集されたビッグデータを高度に分析・活用します。
・自律制御
異常予兆検知エンジンなどのモデリングされたAIエンジンをエッジサーバーに組み込むことで、異常発生前にラインを自動停止し、生産設備の部材交換を促したり、機械側で自動補正を行うことによって、工場現場の省力化、自動化の実現をサポートします。
用語解説
注1:Industry4.0
ドイツ政府が推進している、IoT(Internet of Things)を駆使した次世代のハイテク産業の構築・確立を目指す戦略の呼び名。2011年に採択された。
注2:IT層とOT層
情報システム・情報技術を表すIT(Information Technology)に対し、OT(Operational Technology)は、製造現場においてさまざまな装置を最適に動かすための制御・運用技術。現場そのものを指す場合もある。
注3:ERP(Enterprise Resource Planning)
企業の持つさまざまな資源(人材、資金、設備、資材、情報など)を統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指す手法。また、そのために導入・利用される統合型(業務横断)業務ソフトウェアパッケージ。
- 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
- その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
経営企画本部 広報部
電話:03-3501-3835
e-mail:press@oki.com
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
情報通信事業本部 金融・法人ソリューション事業部 製造システム部
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