【日本介助犬協会】2代目の介助犬貸与に向けて合同訓練開始!
(社福)日本介助犬協会(本部:神奈川県横浜市、訓練センター:愛知県長久手市 理事長:高柳友子 )は9月下旬から介助犬認定を目指す岡山県在住の藤原智貴さんと訓練犬テンとの合同訓練を開始する
介助犬は肢体不自由者の手足となり日常生活の動作の補助をする。現在、全国の介助犬頭数は57頭(2025年4月時点)である。
岡山県在住の藤原さんはサーフィン中の事故で脊髄を損傷、四肢麻痺となった。リハビリの中で介助犬の存在を知って2017年から初代の介助犬ダイキチとの生活を始めた。

藤原さんは車椅子で生活をしており、指が動かしにくい為、日常生活で物を落としやすく拾うことが困難となる。その様な時にダイキチが落とした物を拾って藤原さんに渡すことや、他にも携帯電話を持ってきたり服を脱がせるお手伝いをしながら共に生活をしてきた。岡山県初の介助犬ペアとなった藤原さんとダイキチ。介助犬は盲導犬に比べると認知度が低いため、藤原さんは小学校などで介助犬について講演を行い普及啓発活動にも尽力された。

パラサーフィンの選手として世界の舞台でも活躍を続けている藤原さん。そんなアクティブな生活の藤原さんとダイキチだが、介助犬は10歳で引退となるため、10歳を迎えたダイキチは2025年6月に引退となった。引退後もダイキチは藤原さんのご自宅で元気に生活を続けている。

藤原さんは2代目の介助犬を希望されている為、今月より介助犬総合訓練センター(愛知県長久手市)で合同訓練を開始する予定だ。候補犬はラブラドールレトリバーの雄犬「テン」。犬は1頭1頭性格が異なる為、ダイキチとまた違った個性のテンと一緒に、藤原さんの2代目介助犬認定までの道のりがスタートする。


【介助犬とは?】
肢体不自由者一人一人のニーズに合わせて特別な訓練を受けた犬のこと。落としたものを拾う、携帯電話を探して持ってくるなど日常生活のサポートをします。全国で57ペア(2025年4月時点)しかおらず、介助犬がいればより豊かな暮らしができるとされる肢体不自由者は15,000人にのぼります。介助犬は無償で貸与されますが、その育成の約9割が企業・個人からの寄付や募金に頼っています。

(介助犬に関する動画)
https://www.youtube.com/watch?v=ax97xm69rcw&list=PL_z_gt1UjX5LvvOmluPEtMjZgChmZkwjT
【問い合わせ先】
社会福祉法人日本介助犬協会 介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~
0561-64-1277
info@s-dog.jp
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