Green Carbon株式会社は、株式会社八芳園ホールディングスと業務資本提携を締結
~日本の森林・農業・文化資源を未来へつなぐ「地域価値共創モデル」を共同推進~
ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、株式会社八芳園ホールディングス(代表取締役:長谷 晴義、以下「八芳園ホールディングス」)と資本業務提携を締結したことをお知らせします。
本出資は、両社がこれまで進めてきた地域協働の取り組みをさらに発展させ、日本各地の森林・農業・文化資源の価値を次世代につなぐ「地域価値共創モデル」の構築を目的としたものです。

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◆ 本提携の背景
Green Carbonは、農業(水田の中干し・AWD)、森林(森林管理・保全)、畜産、バイオ炭など、多様な自然資本を活用したカーボンクレジット創出と地域GX支援に取り組んでいます。自然が本来持つ力を科学的に可視化し、その価値を地域に還元する仕組みを全国で推進してきました。
一方、八芳園ホールディングスは東京・白金台にて400年以上の歴史を重ねる広大な日本庭園を有する八芳園及びグループ会社の資産管理及び運用を目的として設立され、1943年から土地の所有・施設管理の役割を担っています。特に鳥取県とは創業者である長谷敏司氏が同県出身であることから長年にわたりつながりが深く、鳥取市佐治町や智頭町を中心に保有する約340haの社有林において、地元八頭中央森林組合と連携した森林保全を長年に渡り継続するなど、地域の自然資源に寄り添う活動を行ってきました。
今回の出資は、両社がこれまで鳥取県で築いてきた森林・地域協働の基盤をさらに発展させ、地域課題の解決と自然資本を活かした未来価値の創造を共同で推進するためのものです。これは単なる資金支援にとどまらず、環境価値・文化価値・地域価値を一体的に結びつける共創パートナーシップを強化し、地域の未来をともにつくるための重要なステップとなります。
◆両社のこれまでの取組み
両社はすでに八芳園ホールディングスが長年管理してきた社有林約340haを対象とした森林管理プロジェクトを共同で推進しています。該当の森林に対し、Green Carbonが吸収量の算定やJ-クレジット登録・認証の支援を行い、J-クレジット制度に正式登録され、初年度の取組み分のクレジットの発行が完了しました。
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プロジェクト名:鳥取県社有林における森林管理プロジェクト
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対象面積:339.77ha
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認証期間:2023年4月1日〜2039年3月31日
この協働は、「森林保全の価値を可視化し、地域に還元する」モデルとして高く評価されており、今回の出資はこの取り組みを全国に広げる第一歩となります。
◆今後の展望
今後下記のような取組みを柱として、森林・農業・文化が持つ価値を社会につなぐ“地域価値共創モデル”を本格的に推進していきます。鳥取県で築いた協働の基盤を出発点に、自然資源の環境保護、文化が未来へ受け継がれ、企業や地域関係者がその経済循環に関わることができる仕組みを全国に広げていきます。
1. 森林クレジットを活用した企業協働・保全スキームの共同構築
八芳園ホールディングス保有の森林を活用し、企業協働型の森林保全モデルを両社共同で構築・推進します。グループのサステナビリティ戦略において重要な位置づけとなる森林領域で、将来的には多面的な連携が可能となる取り組みです。
2. 森林を活用した企業・教育・地域連携プログラムの共創
ESG研修、地域交流、自然体験など、企業・地域関係者が関われる価値観醸成プログラムを共同で開発します。
3. カーボンニュートラルをテーマにした商品・ブランドの共同開発
婚礼・イベント・ギフト・ふるさと納税など、八芳園グループの事業領域と森林価値を組み合わせた商品・体験開発をGreen Carbonと共に推進します。さらに、将来的には食品・食材領域まで視野を広げ、Green Carbonが全国で展開する自然資源との連携を深めながら、イベントや企画を通じて幅広い層へ価値発信していきます。
両社は今後も、自然と地域の未来をともに支えるパートナーとして、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を加速してまいります。
◆Green Carbon 株式会社
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立 :2019年12月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL : https://green-carbon.co.jp/
◆株式会社八芳園ホールディングス
代表者 :代表取締役 長谷 晴義
所在地 :東京都港区白金台1-1-6
設立 :1943年
事業内容 :土地管理運営・資産管理
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。
◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
Carbon Credits Journal:https://biz-journal.jp/carboncredits/
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