安全な医薬品を患者様に提供するための革新的アイデア!〜副作用の個人差を評価可能な動物モデルの作製に成功〜
千葉大学大学院 薬学研究院・伊藤晃成 教授、青木重樹 助教、薄田健史 大学院生(日本学術振興会特別研究員DC)の研究グループは世界初の「医薬品による副作用の個人差」を評価するための動物モデルを作製しました。今回発表するアイデアは副作用に個人差を生み出す原因の解明に繋がり、より安全な医薬品を患者様に届けられることが期待されます。
- 研究の背景
- 本研究の成果
注)HLA: ヒト白血球抗原と呼ばれ、「自己」を特徴付ける細胞表面のタンパク質のこと。体内で「自己・非自己」を認識するための重要な免疫機構として働き、侵入した異物(非自己)を免疫機能により排除することで、自己の恒常性を維持している。
- 研究成果の意義
- 論文情報
掲載予定日時 November 20, 2017 at 9:00 AM JST
論文タイトル Evaluation of immune-mediated idiosyncratic drug toxicity using chimeric HLA transgenic mice
著者 Takeshi Susukida, Shigeki Aoki, Kotaro Kogo, Sota Fujimori, Binbin Song, Cong Liu, Shuichi Sekine and Kousei Ito
本研究はJSPS科学研究費助成事業(24390037, 25670068, 15K14995, 15H04661, 16K18932, 17J03861)、上原記念生命科学財団、千葉大学博士課程教育リーディングプログラムの支援を受けて行われました。
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