クラウドサーカスのARプロモーションツール『COCOAR』、Google ARCoreのAPI「Streetscape Geometry」を活用した『建物オクルージョン機能』をリリース

~地理空間を拡張し、高精度なリアルとバーチャルの没入体験を提供~

クラウドサーカス株式会社(本社:東京都新宿区、代表:北村健一、以下:クラウドサーカス)は、ARプロモーションツール『COCOAR(ココアル)』において、Google LCC(以下:Google)が提供するARCoreのAPI「Streetscape Geometry」を活用した『建物オクルージョン機能』をリリースしました。これにより、COCOARにおけるAR体験がさらにリアルで没入感あるものに進化します。本機能は、本年10月25日(水)より提供開始いたします。

《クラウドサーカス株式会社(本社:東京都新宿区、代表:北村健一)は、スターティアホールディングス株式会社(本社:東京都、代表:本郷秀之、コード:3393)の連結子会社です。》


  • リリースの背景と目的 

 近年のビジネス環境では、企業はサービスの「顧客体験」を向上させることが重要視されています。これは、消費者行動が「モノ消費」から「コト消費」へ変化したことや、競争の激しい市場で差別化する必要があることが影響しています。


 そんな中、リアルとバーチャルを融合させたAR(拡張現実)の活用は、効果的なプロモーション手法として高い評価を得ています。実際に2018年のスターティアラボ社(現クラウドサーカス)の調査※1で、ARを体験したユーザーの59.5%は「購買意欲が向上する」と回答、また39.1%は「AR体験を人に紹介する」ということが明らかになっております。このように、ARプロモーションは顧客の購買体験における態度変容・行動変容をもたらします。


 AR活用が注目される中、クラウドサーカスが提供するARプロモーションツール『COCOAR(ココアル)』は2013年にサービス提供を開始。これまで6,600社以上へ導入されています。(2023年6月末時点)

そして2023年10月25日、『COCOAR』は、より没入感のあるARを実現できる『建物オクルージョン機能※2』を新搭載。街中で開催されるリアルイベントで巨大なオブジェクトやローケーションを認識し、オブジェクトを建物の後ろに隠したり、さらにアニメーションを加えることで、巨大なキャラクターや生物が見えないところから出現するような演出が可能になるなど、よりリアルに没入感のある体験を楽しむことができます。

 『建物オクルージョン機能』は、2022年10月にリリースされた『VPS機能』の一部として利用いただけます。


・ARプロモーションツール『COCOAR(ココアル)』について  https://www.coco-ar.jp/

・『COCOAR』のVPS機能について https://www.coco-ar.jp/service/vps/


※1.第2回ARアプリに関する調査レポート(スターティアラボ社)参照

※2.オクルージョンとは、手前にある物体が後ろにある物体を隠す状態のことを指します。建物オクルージョンにおいては、ARコンテンツが建物の後ろにある状態を表現できるようになります。


  • 建物オクルージョン機能による技術的メリット

 これまでARで『建物オクルージョン』を実現するためには、周辺の建物の3Dモデルの作成と、現実空間の建物との位置合わせをしたうえでのARコンテンツ制作が必要でした。本機能により、AR体験の際に自動的に現在地周辺の建物の3Dモデルデータを取得することで建物オクルージョンを実現できます。これにより、ARコンテンツ調整工数を大幅削減するとともに、ARの利用範囲を大幅に拡大できます。


  • Streetscape Geometryとは 

 「Streetscape Geometry」はGoogleが米国時間2023年5月10日(水)に発表した、ARCoreプラットフォームの一部で、現実の都市環境や建物の地理空間情報をARシステムに統合するためのAPIです。「Streetscape Geometry」を使用することで、3Dコンテンツが建物や景観の背後に隠れたり、建物の形状に合わせて配置されるようになります。これにより、ユーザーにとってより没入感のあるAR体験が実現され、建物や周囲の環境を考慮に入れたARコンテンツが可能になります。


・参考:Unityで周囲の建物や地形を使用する(Google ARCore)

https://developers.google.com/ar/develop/unity-arf/geospatial/streetscape-geometry?hl=ja


  • 建物オクルージョン機能の利用方法

1.コンテンツをアップロード: 『COCOAR』の管理画面にて、新規作成から「空間」を選択し、AR表示させたいコンテンツをアップロード。

2.表示位置の設定: 2Dマップにて表示させたい位置・認識範囲などを設定。

3.「表示詳細設定」にて「オクルージョン(建物)」をONにする

4.現地にてARアプリ『COCOAR』のカメラで周囲をスキャンすると、設定されたコンテンツが出現。その場所に行けば、どなたでも閲覧可能。


《建物オクルージョンあり/なしの比較》

※「ARCore」は、Google LLCの商標または登録商標です。



 『COCOAR(ココアル)』は誰でも簡単にAR制作ができるARプロモーションツールです。ARアプリ経由で任意の商品パッケージや地理空間などを読み込むと、フォトフレームや動画・3Dコンテンツといった、設定されているオリジナルコンテンツの表示が可能です。アプリのダウンロードは435万以上(2023年6月末時点)。2013年から提供を開始し、6,600社以上(2023年6月末時点)の企業に導入されています。



 「世界標準のマーケティングエコシステム」をビジョンとして掲げるクラウドサーカス株式会社は、デジタルマーケティングSaaSである『Cloud CIRCUS』の開発・提供を主力事業として展開しています。『Cloud CIRCUS』は、中小企業を中心に48,000件以上(2023年6月末時点)、日本そしてアジアのサステナブルなビジネス環境を創造していきます。

会社名 :クラウドサーカス株式会社

所在地 :東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス21F

代表者 :代表取締役CEO 北村健一

資本金 :150,000千円

設立 :2009年4月1日

事業内容 :デジタルマーケティングSaaS『Cloud CIRCUS』の開発・販売及び、

       デジタルマーケティングに関するコンサルティング・受託業務



 スターティアホールディングスグループは、デジタルマーケティング(事業会社:クラウドサーカス株式会社)とITインフラ(事業会社:スターティア株式会社、スターティアレイズ株式会社、C-design株式会社、等)を通じ、中小企業のデジタルシフトを進めていきます。「最先端を、人間らしく。」をコーポレートスローガンに、デジタル技術やサービスを、分かりやすく寄り添って提供します。

会社名 :スターティアホールディングス株式会社

所在地 :東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス19F

代表者 :代表取締役社長 兼 最高経営責任者 本郷秀之

設立 :1996年2月21日

上場取引所 :東京証券取引所 プライム市場(証券コード:3393)

事業内容 :グループ会社の経営管理等

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://www.startiaholdings.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリスビル19階
電話番号
-
代表者名
本郷秀之
上場
東証プライム
資本金
8億2431万円
設立
1996年02月