この番外編が面白い! 大反響のNHK 番組2本を「いいとこどり」で書籍化。“知の最前線”5人との対論と、コロナ後のガブリエル緊急インタビューも収載した『マルクス・ガブリエル 危機の時代を語る』が発売
世界が注目する哲学者マルクス・ガブリエルの「対話編」。ベストセラー作家から世界的哲学者までの5人とのスリリングなやりとりを凝縮。ガブリエル番組を書籍化してきたNHK出版から、さらなる注目の新書が発売!
テクノロジーの傲慢と民主主義の軽視を舌鋒鋭く批判し、人間的自由の条件を考え、説き続ける“新世代の実存哲学者”マルクス・ガブリエルへの注目が、世界中で高まり続けています。今作は、コロナで露呈した危機の本質を語り下ろしたパートと、コロナ以前から現代が抱えていた問題を第一線の知識人との対論で明らかにしていくパートからなる、幅広い領域を駆け抜け、多様な視点を提示する1冊!
語り下ろしパートでは、ガブリエルは「いま目にしているのは新自由主義の終焉だ」「新しい“善のイデオロギー”を立ち上げよう」と語ります。その真意はいかに? 続くパートは去年冬、ニューヨークの地で現地の空気感もそのままに記録された、知的刺激に満ちた対談です。相手は、ベストセラー作家アンダーセン、異能のコンサルタント・マスビアウ、「心の哲学」第一人者チャーマーズ、世界的作家ケールマンら。ときに異を唱え合い、ときに打ち解け、そしてときに自説を越えて踏み出し新たな領域に入ろうかというガブリエルのスリリングな、人間臭い一面も。「これまでの3冊で最も彼の人柄と考え方の分かる1冊」とは、ある研究者の評です。前作を上回る知的興奮の書、登場!
語り下ろしパートでは、ガブリエルは「いま目にしているのは新自由主義の終焉だ」「新しい“善のイデオロギー”を立ち上げよう」と語ります。その真意はいかに? 続くパートは去年冬、ニューヨークの地で現地の空気感もそのままに記録された、知的刺激に満ちた対談です。相手は、ベストセラー作家アンダーセン、異能のコンサルタント・マスビアウ、「心の哲学」第一人者チャーマーズ、世界的作家ケールマンら。ときに異を唱え合い、ときに打ち解け、そしてときに自説を越えて踏み出し新たな領域に入ろうかというガブリエルのスリリングな、人間臭い一面も。「これまでの3冊で最も彼の人柄と考え方の分かる1冊」とは、ある研究者の評です。前作を上回る知的興奮の書、登場!
大反響のNHKEテレ『欲望の時代の哲学2020~マルクス・ガブリエル NY思索ドキュメント』書籍化の「続編」にして、コロナ危機で急遽制作された、世界の知性たちが現在と未来を展望するNHKBS1スペシャル『シリーズ・コロナ危機 グローバル経済 複雑性への挑戦』でのガブリエル緊急インタビューを収載した1冊!
これまでNHK出版新書では、丸山俊一氏+制作班によるガブリエル関連書2冊を刊行してきました。1作目は、センセーショナルな来日の滞在記録となった『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』。2作目は、資本主義と民主主義の“実験場”ニューヨークでその危機と可能性を論じた『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するⅡ ――自由と闘争のパラドックスを越えて』で、いずれも版を重ねて好評を得ています。
そして今回の1冊は2つの番組からの書籍化です。一方は、コロナ後のガブリエルへの特別インタビュー。もう一方は、いわば2作目の番外編として、ガブリエルとの5つの対話――番組でも特に好評を得たパートで、『欲望の時代を哲学するⅡ』に収載されなかった5編――を収載しました。対話だからこそ日本の視聴者を意識して平易な言葉で語られ、しかし同時に本質を失うことなく言葉を選び続けるガブリエルの誠実さが生かされた、それだけにほかでは見られない、ざっくばらんな彼の姿を見ることができます。番外編だからこその面白さと、コロナで明らかになった諸問題を見通した時事性の両方を兼ね備えた1冊です。ぜひお手にとってご覧ください。
- 「(コロナ禍に際して)デジタルの変革を加速させるべきだという考え方には、心底異議を唱えたいと思います」(ガブリエル談、Ⅰ章より)
- 「国を爆撃することによって人々に自由をもたらすことができるなんて、矛盾していますよね(笑)」(同、Ⅱ章より)
- 「哲学は、オープンで、変化に満ち、創造性に富んだ分野なのです。この分野のトレーニングを受けて、スキルを身につければ、他の人には見えないような事柄が見えるようになります」(同、Ⅲ章)
- 「21世紀に明確に私たちがやらなければいけないことの1つは、大陸哲学と英米の分析哲学の間にある“溝”を埋めることです」(Ⅳ章)
- 「プラトンの場合、新しいメディアとは「文字の発明」だったわけですが、これは今日ではインターネットに相当するものでしょう」(Ⅴ章)
- 「(米国、中国、ドイツと比べて)特にフランス、イタリア、そして他にもポルトガルやスペインといったヨーロッパの南部は、(文化主義的な点で)日本に似ていますね」(Ⅵ章)
【本書の構成】
はじめに(丸山俊一筆)
第1章 コロナ危機と新自由主義の終焉(マルクス・ガブリエル緊急インタビュー)
第2章 「すべてがショー」というファンタジーを生きる(カート・アンダーセン×ガブリエル)
第3章 人文知なき資本主義は破綻する(クリスチャン・マスビアウ×ガブリエル)
第4章 科学主義的唯物論を乗り越える(デイヴィッド・チャーマーズ×ガブリエル)
第5章 ドイツ哲学を読め!(ダニエル・ケールマン×ガブリエル)
第6章 カラフルで複雑な民主主義へ(張旭東×ガブリエル)
おわりに(丸山俊一筆)
■商品情報
出版社:NHK出版
発売日:2020年9月10日
定価:880円(本体800円)
判型:新書判並製
ページ数:224ページ
ISBN:978-4-14-088635-9
URL:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000886352020.html
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