激変するメディア界で生きる人々の奮闘を描く 下山進氏の新刊『2050年のジャーナリスト』発売―毎日新聞出版
毎日新聞出版株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:小島明日奈)は、9月22日にノンフィクション作家・下山進氏の新刊『2050年のジャーナリスト』を発売します。業界の「通史」を描き話題となった2019年刊行の『2050年のメディア』(文藝春秋刊)に対し、こちらはいわば「列伝」。渋谷のバス停で殺された路上生活者の女性の人生を追ったNHK記者たちの旅路、偏見の強い地方でLGBT報道に挑む地方紙の女性記者など、激動するメディア界の中で生きる人々の奮闘と情熱を直接取材によって描きます。
<書籍概要>
『2050年のジャーナリスト』
著者:下山進(しもやますすむ) 発売日:2021年9月22日
ISBN:978-4-620-32701-3 定価:本体1800円(税別) 判型:四六判 頁数:344頁
<著者プロフィール>
下山進(しもやますすむ)
メディア業界の構造変化や興廃を、緻密な取材をもとに鮮やかに描き、メディアのあるべき姿について発信してきた。2018 年より、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授として「2050年のメディア」をテーマにした調査型の講座を開講、その調査の成果を翌年『2050年のメディア』(文藝春秋 2019年)として上梓した。1993年コロンビア大学ジャーナリズム・スクール国際報道上級課程修了。著書に『アメリカ・ジャーナリズム』(丸善 1995年)、『勝負の分かれ目』(KADOKAWA 2002年)。『アルツハイマー征服』(KADOKAWA 2021年)では、病気の進行に直接介入する疾患修飾薬「アデュカヌマブ」の開発にいたる30年の研究史をまとめ、出版後、同薬が米国で承認されたことで大きな話題となっている。文藝春秋で長くノンフィクションの編集者をつとめた。上智大学新聞学科非常勤講師。「サンデー毎日」で2ページのコラムを連載中。
<おもな内容>
・渋谷のバス停で殺された路上生活者の女性の人生を追ったNHK記者たちの旅路
・偏見の強い地方でLGBT報道に挑む地方紙の女性記者
・部数を伸ばす唯一の週刊誌、英「エコノミスト」誌の秘密
・ニューヨーク・タイムズ 社員数激減の衝撃・「新潟日報」最後の角栄番
・ワシントンポスト紙、伝説の編集局長の引退
・朝日新聞社の経営者と若手記者ができること
・沢木耕太郎の「私」 猪瀬直樹の「公」
・11億ドルの損失を告白した金融マンの「それから」
・河北新報報道部長の「それから」
・秋田魁新報の挑戦
・追い詰めたJRの『暴君』
・半年先を読み駒をおけ
・アフター・コロナにメディアはどうなるのか?
・脱広告、非接触のメディアが生き残る
・柳田邦男は語る。私も絵本に救われた
・数字を人生に変える
・時事通信新社長は、特攻作戦を拒否した指揮官に倣う
・岐路にたつ科学ジャーナル
・NHKの「新しい公共」
・radikoを成功させた孤高の天才エンジニア
・「ナタの大久保」日本テレビV字回復の秘密
・SNSから現場を特定する
・リテラリー・エージェント 出版界の黒子が輝く時
・NYTと静岡新聞 イノベーションリポート 何が違うのか
・映画「はりぼて」 敏腕キャスターはなぜ辞めたのか
・「次」を生むテーマ持て
・未来の需要を感じ取れ 伝説の書籍営業マン
・バイデン政権下で右派メディアが急伸する
・読売「人生案内」が切り開いた長い道
・船橋洋一は考える シンクタンクとジャーナリズム
・「伝説の検察記者」は記者クラブに所属せず
・旧メディアは90年代の金融業の時代にいる
・ 2040年の成毛眞
・瀬戸内海をのぞむ地方紙の夕刊、その135年の生涯
・英『エコノミスト』デジタル戦略担当に聞く
・Podcast新番組はワクチンの地政学
・科学とメディア 死命を決するデータベースの力
・韓国映画『野球少女』 静岡新聞オーナーへのレッスン
・五輪開催か否か NHKは正面から論じた
・違う分野をつなげる。ある物理学者、「ユーレカ! 」の瞬間
・萩尾望都と竹宮惠子 ふたりの自伝を読む
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