12月15日(月)15:00~ アジア豪雨災害(インドネシア洪水)報告会
~日赤の看護師が被害の大きいアチェ州で被災状況を調査~
マラッカ海峡付近で発生したサイクロン「センヤール」の影響により、複数の国での被害が報告されています。
中でも、インドネシア北西部のスマトラ島は11月23日以降、豪雨と強風に見舞われ、アチェ州、北スマトラ州、西スマトラ州で洪水や土砂災害が発生しました。
インドネシア赤十字社によると、12月9日時点での死者は962人、行方不明者は291人、負傷者は約57万人に上り、330万人以上が避難しています。また、20万戸を超える家屋が損壊などの被害を受け、教育施設701校や保健・医療施設161か所にも被害が及んでいます。
被災地では、災害の直後からインドネシア赤十字社が中心となって、救援活動が続いています。
その一環として、12月7日(日)から13日(土)にかけてアチェ州などのアセスメント(被災状況調査)が実施され、大阪赤十字病院の新井暢看護師(ジャカルタ駐在)が参加しました。
アセスメントチームは、インドネシア赤十字社、日本赤十字社、アメリカ赤十字社、国際赤十字・赤新月社連盟で構成され、被災した方々のニーズを聞き取りました。このアセスメントの結果が今後の支援に反映されます。
12月15日(月)、ジャカルタから新井看護師によるメディア向けオンライン報告会を開催します。
現地の情報が限られているインドネシア北部の被災状況と人々の支援ニーズ、特に医療・健康面での課題と見通しなどをお伝えします。
質疑応答のお時間も設けておりますので、この機会にぜひご取材ください。


― 開 催 概 要 ―
1 日時
2025年12月15日(月) 15:00~16:00
<タイムテーブル(予定)>
15:00~15:10 アジア地域洪水災害に対する国際赤十字の対応
15:10~15:40 インドネシア アチェ州でのアセスメントの報告
15:40~16:00 質疑応答
2 形式
オンライン(Microsoft Teams)
3 配信会場
日本赤十字社 インドネシア現地代表部(在インドネシア:ジャカルタ)
4 登壇者(予定)
■大阪赤十字病院 看護部 看護師(兼)助産師 新井 暢(あらい のどか)
■日本赤十字社 国際部 国際救援課 救援係長 藤嵜 太郎(ふじさき たろう)
5 申し込み方法
報告会のご取材/ご視聴をご希望の方は、以下URLまたは二次元コードよりお申込みください。
登録完了後、メールにて当日のご案内をお送りいたします。
URL:https://forms.office.com/r/KFeK1CmJfL
締め切り:12月15日(月)14:00


7 参考
新井 暢 プロフィール
インドネシア派遣期間:
2025年11月6日~2026年3月18日
業務内容:
2017年4月より大阪赤十字病院の助産師・看護師として勤務。2025年11月から日赤インドネシア現地代表部(ジャカルタ)に派遣され、インドネシア赤十字社と協働して、同国内での防災強化事業に取り組んでいる。本事業では、日赤の防災教育のノウハウなども活かして学校の避難計画の策定や生徒向け防災教育プログラムの研修、地域の防災ボランティアの育成や家庭訪問による住民への啓発、救急法の講習など、人々が地域の力で災害に備え、緊急時に対応するための支援を進めている。

■インドネシア赤十字社の救援活動
インドネシア赤十字社は、職員・ボランティア900人以上を動員し、被害状況の確認と避難支援を行うほか、応急手当や救急車サービス、水・衛生支援、炊き出し活動、清潔な水の提供、食料品や毛布、シーツ、衣類やベビー用品などの物資を被災された方に届けています(12月4日時点)。


■アセスメントの概要
・期間 2025年12月7日(日)~13日(土)
・メンバー インドネシア赤十字社、日本赤十字社、アメリカ赤十字社、国際赤十字・赤新月社連盟
・目的 被災地の被害状況、人道支援ニーズの調査(被災者および関係者への聞き取りなど)
調査結果をふまえた赤十字の今後の支援計画の策定
・訪問先 インドネシア共和国 アチェ州 バンダアチェ(Banda Aceh)、ピディ(Pidie)、ピディジャヤ(Pidie Jaya)、ビルン(Bireuen)
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