マイクロ波技術の国内最大級イベント「MWE 2025/マイクロウェーブ展2025」に出展
~持ち運び可能な無線解析ツールやドローン・通信端末向けのコンパクトOTA試験システムなど最新の無線通信計測ソリューションを紹介~
株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:高野 俊也(こうの としや)、以下東陽テクニカ)は、11月26日(水)からの3日間、パシフィコ横浜で開催される「MWE 2025(2025 Microwave Workshops and Exhibition)」の一環である「マイクロウェーブ展2025」に出展いたします。
本展は、マイクロ波技術の継続的な発展と産官学の連携、そして新たな産業の創出を目的として開催される、ワークショップとマイクロウェーブ展が併設された国内最大級のマイクロ波技術・マイクロ波産業に関するイベントです。今回は「未来を創るマイクロ波技術の基礎から最前線 ― Microwave Technology Shaping the Future from Fundamentals to the Cutting Edge ―」という基調コンセプトで開催されます。
東陽テクニカは、サステナビリティ優先課題の一つに「技術革新と産業発展への貢献」を掲げており、その取り組みの中で「次世代モビリティ、次世代通信の開発支援」を活動目標としています。ブースでは、新たに取り扱いを開始した、現場で利用できるオールインワン無線解析プラットフォームをはじめ、ドローン・5G端末・Wi-Fi/IoT機器・車載通信端末向けのコンパクトなOTA試験※1システムなど、次世代通信技術の性能評価を支援するソリューションをご紹介いたします。

【 出展概要 】
■展示会名:MWE 2025 (2025 Microwave Workshops and Exhibition)
マイクロウェーブ展2025
■会期:2025年11月26日(水)~28日(金)
■場所:パシフィコ横浜 展示ホール (ブース番号:I-01)
■時間:10:00~17:00
■展示会公式サイト:https://apmc-mwe.org/mwe2025/index.html
■出展お知らせページ:https://www.toyo.co.jp/emc/seminar/detail/id=44665
【 主な展示製品 】
●モバイル端末、ドローン試験向けリバブレーションチャンバー「RTSシリーズ」
(Bluetest社製)
MIMO※2技術に用いられるスマートアンテナの評価に使われるマルチパス・シミュレーターです。無線機テスターと組み合わせたOTAパフォーマンス測定により、無線端末に要求されるTRP(総放射電力)やTIS(総等方性受信感度)の測定が可能です。小型のため、オフィスなどの限られたスペースにも設置しやすく、設備投資を大幅に低減することができます。また、高速で測定できるため、評価時間を短縮でき、作業効率の向上にも寄与します。

●車両・通信アンテナ評価向けCATR※3テストシステム「Beamforce」 「Beamtilt」
(RanLOS社製)
無線通信デバイス向けのコンパクトなOTAテストシステムです。コンパクトながら、大規模な電波暗室と同等の測定精度を保ち、高速な試験を可能にします。平面波を利用するため、床や壁からの反射の影響を受けにくく、新たにアンテナ評価専用の電波暗室を整備する必要がなく、既存のEMC試験用電波暗室で測定が可能です。設備投資を抑えつつ、高速かつ効率的な試験を実現します。

●オールインワン無線解析ソリューション「OneAdvisor 800 ワイヤレス」
(VIAVI Solutions社製)
現場でのRF(無線周波数)測定に対応した無線解析のオールインワンプラットフォームです。持ち運び可能な筐体にIQキャプチャー※4、RF信号品質評価、カバレッジ解析※5機能などを備えており、無線ネットワークのRFスペクトラム※6および干渉状態を、付属PCなしで解析することができます。電波状況の迅速な把握を可能にし、モバイルネットワークをはじめとする無線インフラの安定運用に貢献します。

※1 Over-The-Air試験。無線通信環境での性能を評価する試験
※2 Multi-Input Multiple-Output。複数のアンテナで同時にデータを送受信し、通信容量を増やす無線通信技術
※3 Compact Antenna Test Range。遠距離通信での電波の特性を、疑似的に短距離で測定・試験することのできる装置
※4 無線信号を I(同相)・Q(直交)の2成分に分解してデジタルデータとして記録する技術
※5 基地局やアンテナからの電波がどの範囲で安定して届くかを評価するプロセス
※6 情報を無線で伝送するために使われる電磁波の周波数帯域
<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新を推進しています。その事業分野は、脱炭素/エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティ、ライフサイエンスなど多岐にわたり、クリーンエネルギーや自動運転の開発などトレンド分野への最新計測ソリューションの提供や、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力しています。新規事業投資やM&Aによる成長戦略のもと国内外事業を拡大し、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/
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