第105回日本美容外科学会(JSAS)においてアデランス スポンサーセッションを共催
総合毛髪関連事業・株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役 津村 佳宏)は、2017年5月16日(火)~17日(水)、ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)において開催された第105回日本美容外科学会で、スポンサーセッション(セミナー)を共催しました。
会期中の17日(水)に行ったスポンサーセッション(セミナー)では、別府ガーデンヒルクリニック くらた医院 院長でアデランスのメディカルアドバイザーである倉田 荘太郎先生が講演し、美容外科の権威である大阪大学大学院 医学系研究科 形成外科学 招聘教授の高田 章好先生が座長を務めました。
また、会期中は、企業展示として当社が開発したLED機器も参考出展し、多くの医師の注目を集めました。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療向けウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携にて毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
■アデランス スポンサーセッション 講演概要
座長
大阪大学大学院 医学系研究科 形成外科学
招聘教授 高田 章好先生
演者
別府ガーデンヒルクリニック くらた医院 院長
アデランスメディカルアドバイザー
倉田 荘太郎先生
演題:アジアにおけるヘアエイジングとAGAに対する可視光線を用いた治療
日本人やアジアに起源を持つ人種においてはコーカシアンに比べて黒髪が多い。黒髪を持つ人にとって薄毛は目立ちやすく、これは皮膚の色と髪の色のコントラストが強いことに起因する。これに比べて欧米人や髪の色が淡い人においては皮膚色とのコントラストが弱いことから,薄毛が目立たない傾向がある。
髪の毛のエイジングと言えば薄毛と白髪が代表的である。これらのメカニズムは近年解明が進み,老化による薄毛についてはDNAのダメージにより17型コラーゲンの減少が起こり,その結果毛包上皮系細胞の分裂が抑制され毛包の縮小や薄毛に繋がることが報告されている。色素幹細胞についても17型コラーゲンが減少することで娘細胞を作れなくなる結果、メラニン合成が出来なくなることが分かっている。
男性型脱毛症(AGA)は男性においても女性においても起こりうる最も一般的な脱毛症である。その発症メカニズムはこの20年で明らかになっており,それに基づいた治療薬が開発されている。フィナステリドとデュタステリドはテストステロンを強力な男性ホルモンであるデヒドロテストステロンに変換する酵素、5α還元酵素タイプIIあるいはIの毛根での働きを阻害するものである。また外用剤のミノキシジルは男女共に脱毛症治療に有効な成分として日本皮膚科学会ガイドラインでも推奨されている。このようなAGA診療ガイドラインは北米,日本、韓国、欧州で策定されているが,いずれもフィナステリドの内服,ミノキシジルの外用,さらに自毛移植を含んでいる。しかしながらAGA患者はこれらの治療だけでは満足していない例もあり,更に他の治療法を求める場合も少なくない。
一方,ここ数年で低出力レーザーやLEDによる育毛効果に対する報告が増えて来ており,その有効率も高いことが分かってきている。これらの治療法は副作用の報告も無く極めて安全であるため、世界中へ広がりつつある。我々は狭帯域赤色LEDを用いた毛包の成長期誘導能について数年前より報告して来た。狭帯域赤色LEDはBL6マウスで成長期誘導を起こすのみでなく、ヒトの培養毛乳頭細胞においてHGF, Leptin, VEGFなどのmRNAを誘導し、ELISAではこれらの細胞増殖因子の増加が認められた。これらの現象は半値幅の狭い特殊なLEDでのみ見られることが確認できた。
LEDによる育毛は他のあらゆる育毛との併用可能であり,今後AGA治療の一手段として一般化する可能性がある。
スポンサーセッション概要
学会名称:第105回日本美容外科学会
会 期:2017年5月16日(火)~5月17日(水)
会 場:ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)
会 長:第105回 日本美容外科学会 会長 森上 和樹先生
※アデランス共催のスポンサーセッションは、5月17日(水)に開催しました。
また、会期中は、企業展示として当社が開発したLED機器も参考出展し、多くの医師の注目を集めました。
日本美容外科学会(JAPAN SOCIETY OF AESTHETIC SURGERY)は、美容外科に関する研究並びに科学的知識および技術の普及発達と、美容外科の学術上の地位の確立、会員相互の向上・発展を目的に結成された学会です。日本の医師免許を持ち、会員の推薦を受けた有志医師により構成されており、医道に則り、美容外科を通じて多くの方の健康と幸福の増進に貢献するために活動しています。第105回を迎える今回は、「信頼される美容医療を目指して」をテーマに開催されました。当社が本学会に共催するのは初めてです。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療向けウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携にて毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
■アデランス スポンサーセッション 講演概要
座長
大阪大学大学院 医学系研究科 形成外科学
招聘教授 高田 章好先生
演者
別府ガーデンヒルクリニック くらた医院 院長
アデランスメディカルアドバイザー
倉田 荘太郎先生
演題:アジアにおけるヘアエイジングとAGAに対する可視光線を用いた治療
日本人やアジアに起源を持つ人種においてはコーカシアンに比べて黒髪が多い。黒髪を持つ人にとって薄毛は目立ちやすく、これは皮膚の色と髪の色のコントラストが強いことに起因する。これに比べて欧米人や髪の色が淡い人においては皮膚色とのコントラストが弱いことから,薄毛が目立たない傾向がある。
髪の毛のエイジングと言えば薄毛と白髪が代表的である。これらのメカニズムは近年解明が進み,老化による薄毛についてはDNAのダメージにより17型コラーゲンの減少が起こり,その結果毛包上皮系細胞の分裂が抑制され毛包の縮小や薄毛に繋がることが報告されている。色素幹細胞についても17型コラーゲンが減少することで娘細胞を作れなくなる結果、メラニン合成が出来なくなることが分かっている。
男性型脱毛症(AGA)は男性においても女性においても起こりうる最も一般的な脱毛症である。その発症メカニズムはこの20年で明らかになっており,それに基づいた治療薬が開発されている。フィナステリドとデュタステリドはテストステロンを強力な男性ホルモンであるデヒドロテストステロンに変換する酵素、5α還元酵素タイプIIあるいはIの毛根での働きを阻害するものである。また外用剤のミノキシジルは男女共に脱毛症治療に有効な成分として日本皮膚科学会ガイドラインでも推奨されている。このようなAGA診療ガイドラインは北米,日本、韓国、欧州で策定されているが,いずれもフィナステリドの内服,ミノキシジルの外用,さらに自毛移植を含んでいる。しかしながらAGA患者はこれらの治療だけでは満足していない例もあり,更に他の治療法を求める場合も少なくない。
一方,ここ数年で低出力レーザーやLEDによる育毛効果に対する報告が増えて来ており,その有効率も高いことが分かってきている。これらの治療法は副作用の報告も無く極めて安全であるため、世界中へ広がりつつある。我々は狭帯域赤色LEDを用いた毛包の成長期誘導能について数年前より報告して来た。狭帯域赤色LEDはBL6マウスで成長期誘導を起こすのみでなく、ヒトの培養毛乳頭細胞においてHGF, Leptin, VEGFなどのmRNAを誘導し、ELISAではこれらの細胞増殖因子の増加が認められた。これらの現象は半値幅の狭い特殊なLEDでのみ見られることが確認できた。
LEDによる育毛は他のあらゆる育毛との併用可能であり,今後AGA治療の一手段として一般化する可能性がある。
スポンサーセッション概要
学会名称:第105回日本美容外科学会
会 期:2017年5月16日(火)~5月17日(水)
会 場:ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)
会 長:第105回 日本美容外科学会 会長 森上 和樹先生
※アデランス共催のスポンサーセッションは、5月17日(水)に開催しました。
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