日本を含む17カ国、14,000人調査:ビジネス・リーダーの70%が意思決定をAIに委ねると回答

ビジネス・リーダーの85%が過去1年、意思決定に対して後悔、罪悪感、疑問などを抱くなどの苦悩を経験

日本オラクル株式会社

オラクルとニューヨークタイムズのベストセラー作家であるSeth Stephens-Davidowitz氏による新しい研究である「意思決定のジレンマ(The Decision Dilemma)」によると、人々はデータを使って意思決定を行うことに圧迫感と能力の不足を感じており、それが生活の質や仕事のパフォーマンスに支障をきたしていることが明らかになりました。日本を含む世界17カ国、14,000人以上の従業員とビジネス・リーダーを対象としたこの調査では、人々はかつてないほど多くの決断を迫られており、私生活や仕事において苦悩していることが判明しました。
Oracle CloudWorld Tour、ロンドン、テキサス州オースティン - 2023年4月20日
(本資料は2023年4月19日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルとニューヨークタイムズのベストセラー作家であるSeth Stephens-Davidowitz氏による新しい研究である「意思決定のジレンマ(The Decision Dilemma)」によると、人々はデータを使って意思決定を行うことに圧迫感と能力の不足を感じており、それが生活の質や仕事のパフォーマンスに支障をきたしていることが明らかになりました。日本を含む世界17カ国、14,000人以上の従業員とビジネス・リーダーを対象としたこの調査では、人々はかつてないほど多くの決断を迫られており、私生活や仕事において苦悩していることが判明しました。
 
  • ビジネス・リーダーの85%が過去1年、意思決定に対して後悔、罪悪感、疑問などを抱くなどの苦悩を経験
  • 72%が、データ量が膨大なこととデータに対する信頼の欠如が、意思決定を妨げていると認識
  • 94%が過去3年間に意思決定の方法が変化していると回答、97%はデータを活用したいと回答

意思決定の回数が倍増、データが増えても手助けにならない
膨大な量のデータは人々を圧倒し、その結果、信用度が損なわれ、意思決定がより複雑になり、生活の質に悪影響を及ぼしています。
74%の人が、毎日行う意思決定が過去3年間で10倍に増えたと回答し、そうした意思決定を行おうとする際に、78%がかつてないほど多くのデータ・ソースから大量のデータ攻めに遭っていると回答しています。
86%がデータ量の増加により私生活や仕事上の意思決定がより複雑になっていると回答。59%がどのような決断をすべきか分からないという意思決定のジレンマに1日に1回以上直面していると認識しています。
35%がどのデータやデータ・ソースを信頼すべきかがわからない、70%がデータに圧倒されて意思決定をあきらめたことがあると回答しています。
85%の人が、このように意思決定ができないということが、自身の生活の質に悪影響を及ぼしていると回答しています。それに伴い、不安(36%)、機会損失(33%)、不必要な支出(29%)の急増がみられます。
その結果、93%が過去3年間に意思決定の方法を変更しました。現在、39%が信頼できる情報源にのみ耳を傾け、29%は直感のみを頼りにしています。

決断の苦しみが組織を硬直化させる
ビジネス・リーダーは、データの活用を望み、それが組織の成功に不可欠であることを理解しています。しかし、成功するためのツールがあるとは考えておらず、それが自信とタイムリーな意思決定を行う能力を低下させています。
ビジネス・リーダーの85%が過去1年間、意思決定に対して後悔、罪悪感、疑問などを抱く「意思決定の苦悩」を経験しています。93%が、より適切な意思決定インテリジェンスを有することが、組織の成功を左右すると考えています。
97%がデータを活用したいと考えています。意思決定の改善(44%)、リスクの低減(41%)、意思決定の迅速化(39%)、収益の向上(37%)、不測の事態への対応(29%)など、理想的な世界では、データによる支援が求められます。
現実には、72%が膨大な量のデータとデータに対する信頼の欠如により、一切の意思決定を行うことができなくなったと回答。89%がデータ・ソースの増加により組織の成功が限られていると考えています。
異なるデータ・ソースを管理することで、すべてのデータを収集するために新たなリソースが必要になり(40%)、戦略的な意思決定が遅くなり(36%)、ミスが発生する機会が増えました(26%)。
ビジネス・リーダーは、データとアナリティクスに対する現在のアプローチでは、こうした課題に対処できていないと考えています。77%が、自分たちが得ているダッシュボードやチャートは、意思決定に必ずしも直結していないと回答しています。72%が、ほとんどの利用可能なデータは、IT専門家やデータ・サイエンティストにとってのみ有用だと考えています。
ビジネス・リーダーは、この現状を打破する必要があることを認識しています。そして、適切なデータとインサイトは、人事(94%)、財務(94%)、サプライ・チェーン(94%)、カスタマー・エクスペリエンス(93%)における意思決定の改善に役立つと考えています。

人々の意思決定と関連性がなければ、データは利用されない
ビジネス・リーダーが極めて重要な決断をしなければならないとき、データの収集と解釈は人々にとって大きなストレスとなっています。
70%の人が、膨大なデータの収集とその解釈はとても手に負えないほどの悩みの種だと回答しています。
これは特にビジネス界で顕著に見られます。ビジネス・リーダーの78%は、人間が決断を下してから、それを正当化するためのデータを探すことが多いと答え、従業員の74%は、企業はデータよりも最も給料が高い人間の意見を優先することが多いと考え、24%はビジネスで下されるほとんどの決断が合理的ではないと考えると回答しています。
あまりの状況の厳しさから、全体回答者の64%、そしてビジネス・リーダーの70%が、こうした困難が消え去り、ロボット/AIに意志決定させることを望んでいます。
私生活や仕事におけるデータへの不満はあるものの、人々はデータがなければ意思決定における正確性(44%)、成功率(27%)、ミスの発生率(39%)の悪化につながることを理解しています。
また、テクノロジーを使ってデータ主導の意思決定を行う組織について、より信頼できる(79%)、より成功が見込まれる(79%)、投資したい(76%)、提携したい(77%)、勤めたい(78%)とも考えています。

データ・サイエンティストでEverybody Lies and Don't Trust Your Gutの著者であるSeth Stephens- Davidowitz氏は次のように述べています。「人々はデータに溺れています。この調査では、インターネット検索、ニュース・アラート、友人たちからの不要なコメントなど、平均的な1日の中で得る圧倒的な量のインプットが頻繁に、脳が処理できる範囲を上回る情報量に達していることが明らかになりました。人は、複雑で、時には相反するデータを無視して、ただ正しいと感じることを実行したくなる傾向があります。しかし、それは大きな間違いとなることがあります。直感は迷いを生むものであり、関連するデータを適切に理解した上で意思決定を行うことが最適であることは、繰り返し証明されてきました。手元のデータ・ストリームを管理し、企業がシグナルとノイズを区別できる方法を見つけることが、重要な第一歩となります。」

Oracle Red Bull Racingのチーム代表兼CEOであるクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)氏は次のように述べています。「ドライバーが時速 200 マイル以上でレースをしているとき、彼らは迅速に重要な決定を下さなければなりません。いつピットインするか、どのタイヤがトラックのコンディションに最適かなど、正しいレース戦略の決定が、勝敗の差となることもあります。『Oracle Cloud Infrastructure』 により、私たちのチームはレースの週末に何十億回ものレース戦略シミュレーションを実行してデータを有効に活用できます。マシンのパフォーマンス、トラックで起こっている変化、レース中の他チームの行動に応じて、最善の決定を下すことができます。」

オラクル・コーポレーション Oracle Analytics担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるT.K.アナンド(T.K. Anand)は次のように述べています。「事業が拡大し、新しい方法で新しい顧客にサービスを提供するようになると、全体像を把握するために必要なデータのインプットも増加します。企業の経営方法について重要な決定を下すビジネス・リーダーは、自身の責任でそうしたデータを無視することになります。本調査で示されたデータに対するためらい、不信感、理解不足は、多くの人々や組織がデータと意思決定に対するアプローチを見直す必要があることを示しています。人々が本当に必要としているのは、データからインサイト、意思決定、行動へと繋いでいくことができるようになることです。オラクルは、基礎的なデータ管理から拡張および応用分析、一連の運用アプリケーションに至るまで、連携したクラウドサービスを提供し、ニーズに対応する独自のポジションを確立しています。」

調査方法
本調査は、全世界17カ国14,250人の回答者を対象に、2023年1月に実施しました。各国のサンプルは、社長、CEO、会長、経営幹部、CFO、CTO、ディレクター、シニア・マネージャー、HRマネージャーなどの役職を持つ従業員とビジネス・リーダーで構成され、グローバル・インサイト・プラットフォームであるProdegeで入手した消費者による一致データにより確認されています。従業員のサンプルは、可能な限り、国の労働者の年齢と性別の属性を反映するように調整されています。

DKC Analyticsは、モバイル・アプリやモバイルWeb、デスクトップWebを通じてグローバルにオンライン調査を配信するPollfish調査配信プラットフォームを利用し本調査のサンプルを得て、調査および分析を実施しました。結果への事後層別は適用されていません。

その他のリソース
Oracle Analyticsの詳細
Oracle Fusion Analyticsの詳細

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

Oracle CloudWorld Tourについて
Oracle CloudWorld Tourは、オラクルが世界中で開催するお客様とパートナー向けのイベント・ツアーです。クラウド・インフラストラクチャー、データベース、アプリケーションを構築、活用している数々の事例を紹介します。ビジネス課題に取り組むために必要なインサイトを取得し、スキル、知識、人脈を構築する機会としてご参加ください。登録、基調講演、セッションの詳細、関連ニュースは、https://www.oracle.com/cloudworld-tour/tokyo/ または https://www.oracle.com/jp/news/ をご覧ください。

商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いた最初のクラウド・カンパニーです。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

会社概要

日本オラクル株式会社

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RSS
URL
https://www.oracle.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月