NTTコム リサーチ自主調査 (No.248)「SDGs」に関する調査結果

~「SDGs」の内容まで知る人は3割にとどまる~

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本
良江)が運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」は、全国20歳~79歳の男女を対象に、
「SDGs」について調査を実施しました。有効回答者数は1,064名でした。
  • 総括
 「地球上の『誰一人取り残さない』持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指す」国際目標である、「SDGs」に関して調査を行いました。
 SDGsは2030年を年限としており、近頃はSDGsをテーマにしたテレビ番組が放送されるなど、耳にする機会は増えましたが、「内容を知っている」人は約3割にとどまる結果となりました。
 SDGsの認知が進まない理由について、「『SDGs』というアルファベット4文字が分かりづらい」(45%)、「具体的に何をすればよいのか分からない」(40%)という声があげられました。また、「持続可能な開発目標」という日本語表記についても、半数が「意味が分かりづらい」と感じていることがわかりました。
 「電気をこまめに消す」、「マイバッグ、マイボトルを持参する」、「食べ残しをしない、余り食材を活用する」など「エコ」に関連する行動については、 「SDGsに関連する取り組み」だと認識している人は多いものの、「家事を、家族みんなで協力し分担する(『ジェンダー平等を実現しよう』につながる行動)」や、「家具の転倒防止や防災グッズを用意する(『住み続けられるまちづくりを』につながる行動)」に関しては、「SDGsに関連する取り組み」だと認識している人が少なく、それぞれ2割程度でした。
 SDGsに対する理解を深め、目標を達成するためには、具体的な行動を周知してSDGsを身近に感じてもらうことが必要ではないでしょうか。
 
  • 調査結果のポイント
(1)SDGsについて、「内容を知っている」のは3割にとどまる。
 SDGsを知っているか尋ねたところ、「内容を知っていて、関心がある」と回答した人は11.5%、「具体的な内容まで知っている」と回答した人は22.7%、「名前は知っている」と回答した人は40.0%、「知らない」と回答した人は25.8%となった。
 SDGsという言葉について認知している割合は7割を超えるが、「具体的な内容を知っている」のは、3割程度であった。

(2)SDGs・持続可能な開発目標という表記が「分かりづらい」と感じる人は4割を超える。
 SDGsの認知が進まない理由はどこにあるか尋ねたところ、44.6%が「『SDGs』というアルファベット4文字が分かりづらい」と回答した。また、「具体的に何をすればよいのか分からない」と回答している割合も、40.4%にのぼる。
 また「持続可能な開発目標」という日本語表記についても、54.3%が「意味が分かりづらい」と回答した。

(3)半数以上が、普段から 「節電」「マイバッグ・マイボトル持参」「余り食材の活用」を心掛けている。
 SDGsへの取り組みとなる身近な行動について具体例を掲示し、「普段行っている行動はあるか」尋ねたところ、「電気をこまめに消す」(67.1%)、「マイバッグ、マイボトルを持参する」(62.9%)、「食べ残しをしない、余り食材を活用する」(59.9%)等が上位にあげられた。
 さらに、同じ具体例に対して、「『SDGsに関連する取り組み』だと思う行動」はどれか尋ねたところ、「エコ」に関連する行動については、「SDGsに関連する取り組み」だと認識している人が多いが、「家事を、家族みんなで協力し分担する(『ジェンダー平等を実現しよう』につながる行動)」や、「家具の転倒防止や防災グッズを用意する(『住み続けられるまちづくりを』につながる行動)」に関しては、「SDGsに関連する取り組み」だと認識している人が少なく、それぞれ2割程度である。

(4)具体的な行動を知ることで、6割が「SDGsを身近に感じる」と回答。
 具体例としてあげた行動すべてがSDGsに関する取り組みだと知ってもらい、そのことによりSDGsを身近に感じるか尋ねたところ、57.9%が「身近に感じるようになった」と回答した。
 SDGsに対する理解を深め、目標を達成するためには、具体的な行動を周知してSDGsを身近に感じてもらうことが必要ではないか。

調査結果について
<調査概要>
1. 調査対象: 「NTTコム リサーチ」提携モニター
2. 調査方法: 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間: 令和3年6月9日(水)~6月10日(木)
4. 有効回答者数: 1,064名
5. 回答者条件: 20歳~79歳の全国男女
6. 回答者の属性:


《 補足 》
NTTコム リサーチ」
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(http://www.nttcoms.com/)が提供する高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。
「モニターの品質」「調査票の品質」「アンケートシステムの品質」「回答結果の品質」の4つを柱とした「クオリティポリシー」に基づく徹底した品質確保を行い、信頼性の高い調査結果を提供するインターネットリサーチとして、多くの企業・団体に利用されています。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
​マーケティング・アナリティクス部
URL: https://www.nttcoms.com/service/research/
メールアドレス:research-info@nttcoms.com
 
  • 調査結果データ
1)SDGsについて、「内容を知っているのは3割にとどまる
 SDGsを知っているか尋ねたところ、「内容を知っていて、関心がある」と回答した人は11.5%、「具体的な内容まで知っている」と回答した人は22.7%、「名前は知っている」と回答した人は40.0%、「知らない」と回答した人は25.8%となった。SDGsという言葉について認知している割合は7割を超えるが、「具体的な内容を知っている」のは、3割程度にとどまる。【図1】

【図1】SDGsの認知度(全体) <SA>(対象:全員)
 

 

      
217の目標の中で関心度が高いのは健康と福祉海を守ろう」「安全な水とトイレを世界中に」
 SDGsの17の目標への関心を聞いたところ、関心度合いが最も高かった項目は、「すべての人に健康と福祉を」で49.2%となり、次いで「海の豊かさを守ろう」(46.2%)、「安全な水とトイレを世界中に」(43.7%)が上位3つとなっている。【図2】
 年代別でみると、「すべての人に健康と福祉を」はいずれの年代でも関心度が高かった。20代30代においては、「貧困をなくそう」への関心が高く、また40代~60代においては「海の豊かさを守ろう」への関心が高い。
 一方で、17の目標に関して、「(関心があるものは)特にない」と回答した人は、30代で25.0%と若年層で多くなっている。70代では5.6%であるのに対し、20代では34.5%となっており、約29ポイントの差がある。SDGsの17の目標に対する関心は、若年層になるほど低いことがわかる。【図3】

【図217の目標のうち、関心があるもの MA>(対象:全員

【図317の目標のうち、関心があるもの【年代別】MA>(対象:全員

(3)SDGsについての情報源は「テレビのニュース番組」が7割。
 SDGsについて「普段どこで見聞きするか」尋ねたところ、「テレビのニュース番組」が最も多く71.9%、次に多いのが「ニュース以外のテレビ番組」で42.6%だった。年代別でみると、70代においては、「テレビのニュース番組」に続いて、「新聞」が56.5%と2番目に多かった。【図4

【図4SDGsの情報源 MA>(対象:SDGsという単語を知っている人

4SDGs持続可能な開発目標という表記が「分かりづらい」と感じる人は4割を超える
 SDGsの認知が進まない理由はどこにあるか尋ねたところ、「『SDGs』というアルファベット4文字が分かりづらい」と回答した人は44.6%、次いで、「具体的に何をすればよいのか分からない」と回答した人は40.4%となった。【図5
 また「持続可能な開発目標」という日本語表記についても同様で、「意味が分かりづらい」と回答したのは54.3%、次いで「もう少し浸透しやすいワードがよい」と回答した人は39.3%となった。【図6
 アルファベット4文字での表記や「持続可能な開発目標」という日本語訳がわかりにくいことが、SDGsに対する関心度や浸透度に少なからず影響していることがわかる。

【図5SDGsが広がらない理由MA>(対象:全員)


【図6「持続可能な開発目標」という日本語訳についてMA>(対象:全員


(5半数以上が、普段から 「節電」マイバッグ・マイボトル持参余り食材の活用を心掛けている。
 SDGsへの取り組みとなる身近な行動について具体例を掲示し、「普段行っている行動はあるか」尋ねたところ、行動している人の割合が最も多かったのは「電気をこまめに消す」で、67.1%であった。次いで、「マイバッグ、マイボトルを持参する」62.9%、「食べ残しをしない、余り食材を活用する」59.9%が続く。
 さらに、同じ具体例に対して、「『SDGsに関連する取り組み』だと思う行動」はどれか尋ねたところ、節電・マイバッグ持参など「エコ」に関連する行動については、SDGsに関する取り組みだと認識している人が多い。
 一方で、「家事を、家族みんなで協力し分担する(『ジェンダー平等を実現しよう』につながる行動)」や、「家具の転倒防止や防災グッズを用意する(『住み続けられるまちづくりを』につながる行動)」に関しては、「SDGsに関連する取り組み」だと認識している人が少なく、それぞれ2割程度である。
 また、「風呂水を散水や洗濯に再利用する」、「紙パッケージの商品を購入する」については、「SDGsに関する取り組み」だと思う人はそれぞれ4割以上だが、実際に普段から行動できている人は3割にも満たず、認識と行動に10ポイント以上の差がある。「地球・環境にやさしい行動」だという認識はあっても、普段から意識して行動している人はまだ多くない。【図7


【図7普段行っている行動・「SDGsに関する取り組み」だと思う行動 MA>(対象:全員)

(6)具体的な行動を知ることで、6割が「SDGsを身近に感じる」と回答。
 具体例としてあげた行動すべてがSDGsに関する取り組みだと知ってもらい、そのことによりSDGsを身近に感じるか尋ねたところ、57.9%が「身近に感じるようになった」と回答した。年代別でみると、「身近に感じるようになった」と回答した割合が最も高いのは70代以上で、71.1%であった。【図8】
 SDGsに対する理解を深め、目標を達成するためには、具体的な行動を周知してSDGsを身近に感じてもらうことが必要ではないか。

【図8具体的な行動を知ることで、SDGsを身近に感じるか(年代別) SA>(対象:全員)

(7)SDGsに関する取り組みを行っている企業に対し、6割が好印象を持つ。
 SDGsの取り組みをしている企業のイメージを尋ねたところ、「その企業に対して好ましく思う」については、59.5%が「あてはまる」と回答し、「あてはまらない」と回答した人が7.5%となった。
 次に、「その企業の商品やサービスを購入しようと思う」については、46.7%が「あてはまる」と回答した。「その企業に就職しようと思う・その企業への就職を周囲に薦めたいと思う」については、36.6%が「あてはまる」と回答した。【図9
 SDGsに対する取り組みを行うことは、企業の好感度アップにつながることがわかる。

【図9SDGsの取り組みをしている企業に対するイメージ SA>(対象:全員

 


(8)SDGsに取り組むことが、やりがい・社会貢献に対するモチベーションになると回答したのは2割。
 「SDGsの取り組みに参加するきっかけになりそうなもの」を尋ねたところ、最も多かったのは「経済的負担がない」37.0%で、次に多かったのは「都合が良い時間帯に活動できる」25.0%であった。続いて「やりがいや、社会の役に立てている実感が持てる」、「余暇時間を有意義に過ごせる」がいずれも21.1%となっており、SDGsに取り組むことが社会貢献につながる点が行動のモチベーションになっている。【図10】

【図10SDGsの取り組みに参加するきっかけになりそうなもの MA>(対象:全員

 

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