【5月17日は世界高血圧デー 通院に関する意識調査】 高血圧指摘されても4割以上が通院せず

~病院へ「行かない」、血圧を「測らない」、薬を「飲みたくない」~ 3つの“ない”による「高血圧放置問題」が明らかに

株式会社CureApp

日本で初めて治療アプリの製造販売承認および保険適用を受けた株式会社CureApp(キュア・アップ/所在地:東京都中央区、代表取締役社⻑/医師:佐竹 晃太)は、世界高血圧デー(5月17日)に合わせ、高血圧の自覚(未受診/受診)がある30~70代の男女を対象に、「通院行動ならびに血圧測定」に関する調査を実施しました。

 高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれるように、自覚症状の乏しさから放置されやすく、気づかぬうちに重大な疾患を引き起こす危険があります。日本では健康診断などで高血圧を指摘される方が多い一方で、継続的な通院や適切なケアに結びついていない現状が本調査から明らかになりました。

■調査サマリー
・高血圧と指摘されても通院しない方が40%以上に
・病院に行かない理由の最多は『自覚症状がない(31.0%)』であり、自覚症状がないことで優先順位が下がっている実態が浮き彫りに
・初診後の通院中断理由では『薬の副作用や体への影響が不安(23.1%)』『やめられないと思っている(20.8%)』など、服薬への懸念が中心に
・高血圧の指摘をされても7割近い方が「毎日血圧を測定していない」ことが判明
・服薬治療のイメージとして、半数以上の方が「服薬は長期間に及ぶ」と回答
・薬を使わない高血圧改善法に対して、78.4%の方が興味を示した

◆調査概要:「通院行動ならびに血圧測定」に関する調査

【調査期間】2025年4月14日(月)~2025年4月15日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】調査回答時に高血圧の自覚(未受診/受診)があり30~70代男女であると回答したモニター ※健康診断で血圧が高いと指摘された経験がある方
【調査人数】1,007人(男性577名、女性430名)
【調査元】株式会社CureApp(https://cureapp.co.jp/
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

・高血圧と指摘されても通院しない方が40%以上に

高血圧を指摘された後に通院したかどうかを尋ねたところ、『行っていない(28.5%)』『一度病院に行き、通院していない(12.9%)』の合計は実に41.4%と約4割が通院していないという結果となりました。

・通院につながらない理由は「自覚症状のなさ」や「服薬への懸念」が上位に

前問で『病院に行っていない』と回答した方に、病院に行かなかった理由を尋ねたところ、『自覚症状がないので、行く必要性を感じない(31.0%)』『面倒だった(27.5%)』『忙しくて時間がない(21.3%)』といった、“通院行動そのもの”に対する心理的ハードルが上位を占めました。
最も多かったのは「自覚症状がない」であり、高血圧を今すぐ対応すべきこととして捉えていない意識が背景にあると考えられます。
一方で、『一度病院に行き、通院していない』と回答した方の、初診後に通院を継続しなかった理由では、『薬を飲むことによる副作用や体の影響への不安(23.1%)』『一度服薬するとやめられないと思っている(20.8%)』といった服薬そのものへの懸念が主な要因となっていることが明らかになりました。
病院に行く前の段階では“通院そのもの”の優先順位が低く、受診経験者にとっては“薬への心理的不安”が継続行動を妨げているという、懸念の違いが浮き彫りになりました。

・高血圧の指摘をされても7割近い方が「毎日血圧を測定していない」ことが判明

「血圧を測定する頻度」について尋ねたところ、「毎日測定している」と回答した人は全体のわずか31.1%にとどまりました。一方で、「健康診断でのみ(12.3%)」、「通院時のみ(9.0%)」といった、特定の機会にしか血圧を測らないという人も多く、全体の約7割が日常的に血圧をチェックしていない実態が浮かび上がりました。

・薬は長く服用しなければならず、できれば服用したくないという思いも明らかに

薬の服用に関する印象では、『長い期間服用しなければならない(52.9%)』が最も多い結果となりました。「できれば服用したくない」といった意見もみられ、服薬自体を避けたいと感じている方もいるようです。

・8割が「薬以外の高血圧改善法」に興味あり

薬以外での改善方法への関心を尋ねたところ、『とても興味がある(26.6%)』『やや興味がある(51.8%)』と回答しました。服薬以外で症状改善ができる方法に対するニーズの高さがうかがえる結果となりました。

■苅尾 七臣先生(特定非営利活動法人 日本高血圧学会 理事長)からのコメント

 このアンケートで、高血圧と指摘されても治療に結びついていない現状が明らかになりました。自覚症状のなさや服薬への懸念が主な理由です。実際に、最近の医療機関の研究でも脳出血の入院患者の50%以上が高血圧治療を受けていません。特に50歳未満では約80%が未治療と、大変残念な結果です。日本高血圧学会では朝の血圧130mmHg未満を目指す 「血圧朝活」キャンペーンを実施しています。薬に抵抗のある方には、生活習慣改善から治療を始める場合もあります。利活用できる様々なデジタル技術も出てきています。高血圧のリスクを放置しないように心がけてください。


苅尾 七臣先生 プロフィール

1987年3月  自治医科大学卒業
1996年4月  自治医科大学循環器内科助手
1998年4月  コーネル大学循環器センター/ロックフェラー大学・Guest Investigator留学
2000年4月  自治医科大学循環器内科 講師
2005年4月  自治医科大学内科学講座・COE/循環器内科学
2009年4月  自治医科大学内科学講座循環器内科学部門 
       教授・循環器内科 科長
2018年4月  自治医科大学附属病院循環器センター・センター長
2025年4月  自治医科大学内科学講座主任教授

専門分野
循環器内科学、高血圧、デジタルヘルス

主な学会活動歴
2024年9月~International Society of Hypertension, Secretary(国際高血圧学会理事)
2024年10月~日本高血圧学会 理事長
日本高血圧学会 専門医、指導医、日本循環器学会 専門医、
日本内科学会 総合内科専門医、認定内科医

■薬だけじゃない高血圧治療なら高血圧治療補助アプリを用いた「血圧チャレンジプログラム」

今回、「通院行動ならびに血圧測定」に関する調査を実施した株式会社CureAppは、高血圧治療補助アプリを用いた「血圧チャレンジプログラム」を提供しています。医師が高血圧と診断した方に処方して、6か月間医師とアプリと一緒に取り組むことができる、保険適用の降圧プログラムです。

「血圧チャレンジプログラム」は、高血圧の要因である生活習慣の改善に取り組むことで降圧を目指します。「高血圧治療補助アプリ」による医学的根拠に基づいたアドバイスと医師の指導により、個人に合わせた生活習慣改善を提案して、一人では続けるのが難しい生活習慣の実効性を高めることを目指しています。

高血圧治療補助アプリ*製品サイト(患者さん向け)
https://cureapp.co.jp/productsite/ht/media/lp/

*販売名:CureApp HT 高血圧治療補助アプリ /承認番号:30400BZX00100000/本製品は医師の診断のもと処方され、患者が使用する管理医療機器です



「血圧チャレンジプログラム」について相談できるお近くの病院は以下から検索が可能です。
https://cureapp.co.jp/productsite/ht/media/list/

薬だけじゃない方法※1で高血圧を治療するトータルプログラムが、月2,370円※2(1日換算79円※3)+診療に応じた料金で受けられる!
詳しくはこちら:https://cureapp.co.jp/productsite/ht/media/lp/


※1:非薬物療法のこと
※2:3割負担の場合
7ヶ月目以降は血圧管理アプリ(CureApp スマート血圧記録)に無料で移行できます。
別途、診療に応じた料金(初診料・再診料、医学管理料など)あり。
※3:1ヶ月を30日とした場合


■治療アプリについて

薬と同じく、治療のために医師が”処方”するアプリのこと。患者さんがスマートフォンにダウンロードして利用します。普段の生活において治療アプリが医学的アドバイスを行うことで、通院と通院の間の自宅などでの治療をサポートします。


■株式会社CureApp:https://cureapp.co.jp/
■お問い合わせ先:
https://cureapp.co.jp/contact.html
■医療従事者の方のお問い合わせ先:
https://cureapp.co.jp/productsite/ht/inquiry.html
■Facebook:
https://www.facebook.com/CureAppInc/
■X:
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会社概要

株式会社CureApp

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URL
http://www.cureapp.co.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都中央区日本橋小伝馬町12-5 小伝馬町YSビル4階
電話番号
-
代表者名
佐竹晃太
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
2014年07月