ジェイテクト、高耐熱リチウムイオンキャパシタが第72回自動車技術会賞技術開発賞を受賞
世界で初めて自動車車室内の温度要求である-40~85℃の動作温度範囲を実現
ジェイテクトは、リチウムイオンキャパシタの動作温度範囲を大幅に拡大する当社の独自技術が評価され、第72回自動車技術会賞において技術開発賞を受賞いたしました。
株式会社ジェイテクト(本社: 愛知県刈谷市、社長: 佐藤和弘、以下「ジェイテクト」)は、公益社団法人自動車技術会主催第72回自動車技術会賞において、リチウムイオンキャパシタの高耐熱化技術で技術開発賞を受賞いたしました。
【自動車技術会賞について】
自動車技術会賞は、「自動車工学及び自動車技術の向上発展を奨励すること」を目的として1951年に創設されました。創設以来、自動車技術分野及び本会を代表する賞として常に注目を集め、受賞者の功績は非常に高い評価を得ています。現在、授賞対象別に6種の賞が設けられており、このたび当社が受賞した技術開発賞は、「自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した個人及びその共同開発者」を対象としたものです。
【高耐熱リチウムイオンキャパシタについて】
高耐熱リチウムイオンキャパシタは、二次電池に分類される蓄電デバイスです。電気の出入り(放電・充電)が非常に早く、出力密度に優れています。また、繰り返し充放電による性能劣化が少なく、電池寿命が長いことなどが特長です。
今回の受賞は、リチウムイオンキャパシタの動作温度範囲を大幅に拡大する当社の独自技術が評価されました。電解液の改良に加え、電解液と電極材料の相性を考慮した組合せとすることにより、世界で初めて自動車車室内の温度要求である-40~85℃の動作温度範囲を実現しました。さらに、動作上限電圧を制限することで、100℃環境下でも使用可能となります。
(ご参考)高耐熱リチウムイオンキャパシタ開発
https://www.jtekt.co.jp/news/171127_2.html
【受賞者一覧】
主開発者 :蓄電デバイス事業部蓄電デバイス開発室長 三尾 巧美
共同開発者:蓄電デバイス事業部長 西 幸二
蓄電デバイス事業部蓄電デバイス開発室 小松原 幸弘 大参 直輝 小林 央人
【今後に向けて】
これからもジェイテクトの高耐熱リチウムイオンキャパシタは、自動車業界のみならず、工作機械、建設機械、鉄道、発電装置、交通インフラなど様々な領域での拡販を進め、その用途も補助電源、予備電源、発電装置の機能安定化、電源回生、さらにはメイン電源としてお客様のニーズに合った様々な形で貢献してまいります。
7.1 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
9.4 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性の向上をさせる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。
11.6 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
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