NTTドコモへの金融ガバナンス高度化支援開始について
~AIを活用した情報収集ツール「NEWS AI SEARCHER」の提供~
三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長 窪田(くぼた) 博(ひろし)、以下 三菱UFJ信託銀行)は株式会社NTTドコモ(代表取締役社長 前田(まえた) 義(よし)晃(あき)、以下、NTTドコモ)に対し、学習型AIニュースラベリングシステム「NEWS AI SEARCHER」※の提供を開始しました。
1.NTTドコモへのサービス提供について
金融・決済サービスの社会的必要性や重要度が増し、新技術誕生サイクルの早期化や要求水準高度化が進むことから、NTTドコモはリスクマネジメントの強化を目的として2024年7月1日に金融ガバナンス部を新設しました。三菱UFJ信託銀行が提供する「NEWS AI SEARCHER」を活用することで、膨大な情報の中から効率的で・堅確な情報管理を行い、金融ガバナンス体制の更なる高度化を推進します。
2.NEWS AI SEARCHERの概要と特徴
NEWS AI SEARCHERは、ニュースベンダーや監督当局など、複数の情報ソースから発信される様々な関連情報から、重要な情報を抽出・収集することができます。また、お客様自身で学習させることができる汎用性のある学習型 AI を搭載し、国内外の豊富なニュースに対して、お客様の意向に沿ったラベリング(優先順位づけ)を行うことが可能です。本ツールは三菱UFJ信託銀行が株式会社MILIZE(代表取締役社長 田中(たなか) 徹(とおる))と共同開発し販売を開始しました。
領域としては、コンプライアンス、AML/CFT、 経済安全保障対策、国内外規制対応等をカバーしています。用途としては、取引先管理、リスク動向ウォッチ、サプライチェーン・モニタリング、サードパーティ・マネジメント、その他情報収集など、幅広い業種・職種のお客様にご利用いただけます。
ウェブサイト https://www.tr.mufg.jp/houjin/shijyou/nais/

3.今後の展望
複雑化する世界情勢を受けて企業を取り巻く環境は急速に変化しており、リスクマネジメントの重要性はますます高まっています。ニュースデータや規制・監督当局の情報を的確に利活用していくことは、企業の安定的な運営に欠かせない要素になっています。三菱UFJ信託銀行の実務担当者の直面する課題を起点に開発した本ツールを通じ、今後も多様化するニーズにお応えすべく、更なる機能拡充や新たなソリューションの提供に取り組み、企業のガバナンス体制の強化やリスク等の予兆検知を支援して参ります。
※ 2024年5月20日プレスリリース
学習型AI ネガティブニュースラベリングシステム「NEWS AI SEARCHER」の販売開始について
https://www.tr.mufg.jp/ippan/release/pdf_mutb/240520_1.pdf
以 上
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