全国の主婦に聞く「交通系ICカードの活用法」
鉄道の改札にかざすだけでキャッシュレス利用できる交通系ICカード。バスなど他の交通機関や買い物にも利用できるうえ、1枚でほぼ全国で利用できる利便性が受けて、2021年には発行枚数は2億枚を突破しています。
ICチップを埋め込んだICカードの代表的なものは、クレジットカードとキャッシュカードです。2000年代に入って登場した交通系ICカードは、クレジットカードやスマホとの連携も進んで、今では私たちの生活に欠かせない存在になっています。
そこで、ナビット独自のアンケートで、全国の主婦を中心としたモニター会員を対象に、「交通系ICカード」について調査しました。
《調査概要》
調査期間:2021年9月
調査対象者:1000人(男女)
調査方法:インターネット調査
- 回答者の4分の3が「所有している」
質問:交通系ICカードを所有していますか?(対象:1000人)
回答者の76%が交通系ICカードを持っており、「所有していない」のは18%。「以前、所有していた」が、何らかの理由で現在は所有していないが6%います。
- スマホでOKの「モバイル」タイプは1000人のうち138人
質問:所有している交通系ICカードは次のうち、どちらですか?(対象:1000人)
入れたままで利用できるせいでしょうか。スマホにインストールしたモバイルの利用者は意外に少ないようで、2割に届かない水準です。
- 所有する理由の3分の1超は「便利だから」
質問:交通系ICカードを所有している理由は何ですか?(複数回答可/回答数:1466)
「便利だから」が37%を占めてトップです。他の理由を挙げている人も「便利だから」という考えが基本にあるのではないでしょうか。
- 様々な分野に広がる鉄道以外での利用
質問:交通系ICカードを鉄道以外でどこで使用しますか?(複数回答可/回答数:1600)
「駅構内店舗」の利用は当然でしょうが、鉄道以外での利用先は多彩です。クレジットカードとの連携の効果が大きいのではないでしょうか。
- JR系各社のシェアが圧倒的~首都圏で過半数
質問:所有している交通系ICカードは何ですか?(複数回答可/回答数:1177)
行枚数のシェアを反映しており、大きな乖離はないようです。
Suica(JR東日本)とPASMO(東京メトロ、パスモ)の首都圏勢が合わせて54.6%と過半数を占めています。ICOCA(JR西日本)、PiTaPa(スルッとKANSAI)、manaca(エムアイシー、名古屋交通開発機構)、nimoca(西日本鉄道)、TOICA(JR東海)、SUGOCA(JR九州)、Kitaca(JR北海道)、はやかけん(福岡市交通局)がこれに続きます。
「所有している」796人のうち複数回答をしたのは177人にとどまっています。これは、10グループが「全国相互利用」サービスで連携しており、1枚のカードで利用できる範囲が全国に拡大しているからと思われます。
- 利用には所有するカードの特性をよく調べておくことが大切
JR東日本のSuicaが「日本を1枚で」とPRしているように、全国相互利用が進んだことで交通系ICカードの利便性は大変高くなっています。しかし、日本全国無制限ではありません。利用するときはエリアの確認が大切です。
またカードにより、料金の決済方法がプリペイド型(前払い)とポストペイ型(後払い)の2種ありますから、プリペイドの場合は残高不足にも注意が必要です。1年間利用のない場合は維持管理料を徴収されるケースもあります。
交通系ICカードの利用は、通常は居住エリアを大きく外れることは少ないでしょう。「地元のカードが何かと便利」を原則にしつつ、エリア外での利用など非日常対策も頭に入れて、上手に使いましょう。
- 1000人アンケート
- 1000人アンケートとは
調査モニターの中心は、30~50代の女性です。
消費者である主婦をはじめ「実態」のある「生の声」としてアンケートの回答を得る事が出来るので、一般的なアンケート調査を行う多くのアプリ系モニターとは違い「定量的」な数値情報だけでなく「定性的」な「質」に関する情報を集める事が出来ます。
- お気軽にご利用下さい!
ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!
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【会社概要】
■会社名 株式会社ナビット
■代表者 代表取締役 福井泰代
■設 立 2001年1月
■所在地 東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア8F
■TEL 03-5215-5713
■FAX 03-5215-5702
■URL https://www.navit-j.com/
■E-Mail webmaster@navit-j.com
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