ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」
~四半期累計での案件倍率は7.88倍に~
2023年4~6月における「案件倍率」のトレンド
2023年4月から6月の案件倍率は、4月:7.16倍、5月:6.53倍、6月:9.97倍と推移し、四半期累計では7.88倍となりました。IT人材の確保は依然として難しい状況が続いています。
案件数は、前年度と比較し、4月:97%、5月:116%、6月:102%と増加傾向にあります。案件の内訳は、システム開発案件やフィンテック領域における電子決済案件の引き合いが堅調に推移している他、オフラインでのイベント需要の増加により、チケット決済関連、旅行・航空関連の開発案件が増加しています。
案件を探すITフリーランスに関しては、交通広告等による当社サービス認知の向上も追い風となり、前年度比較で、4月:134%、5月:157%、6月:136%と増加しています。前回と比較し案件倍率が減少したのは、案件を探すITフリーランスの増加が主な要因として挙げられます。
スキルニーズに関しては、「JavaScript」「PHP」の需要が引き続き高い他、「TypeScript」などのオブジェクト指向言語の案件が人気を多く集めています。また、技術力という基本的な条件に加えて、課題の要点を理解し、自発的に解決に向けて提案・対応できる人材が求められる傾向にあります。
2023年7~9月のトレンド見込み
案件数に関しては、7月〜8月は横ばいで推移し、9月からは徐々に増加する見込みです。
案件内容としては、NFTやブロックチェーン、AIに関連する案件の増加が予想され、Web3.0などのトレンド技術に知見・経験があるエンジニアの母数が少ない背景から、需要の高まりが考えられます。IT人材不足の課題感は引き続き深刻化しておりますが、一方で優れた技術・スキルを有するIT人材の採用・活用に絞り込む企業も増えており、ITフリーランス活用への障壁は下がりつつあります。
案件を探すITフリーランスに関しては、例年通り、9月末で案件が終了し、次の案件を探す方が増える影響から、7月は横ばいで推移し、盆明けの8月中旬以降から増加する見込みです。
ポストコロナの風潮の中、出社を推進する企業が増加し、フルリモートワークやハイブリッドワークでの参画を受け入れる企業は、ITフリーランスからの人気が高い傾向にあります。また、新規サービスの開発から携われる案件やAI関連の案件への参画を希望するITフリーランスが増えています。
ギークスの「IT人材事業」とは
「働き方の新しい‟当たり前”をつくる」を事業ミッションに掲げ、ITフリーランスの働き方を支援し、企業とマッチングするサービスを展開しています。20年以上の支援による豊富なノウハウがあり、登録者数20,000名を超える日本最大級のエージェントです。キャリアアドバイザーの継続的なサポートによって、ITフリーランスのスキルや志向性を正確に把握し、企業のニーズに応える最適なマッチングを実現します。ギークスが技術力をシェアするプラットフォームとなることで、雇用にこだわらない人材活用で社会のIT人材不足を解消します。
<提供サービス>
・ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」https://geechs-job.com/
・ITフリーランスとのマッチングプラットフォーム「GEECHS DIRECT(ギークスダイレクト)」https://info.direct.geechs-job.com/client
・ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」https://geechs-job.com/frinove/official
会社概要
会社名:ギークス株式会社
本社住所:〒150-6139 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 39階(WeWork内)
事業内容:IT人材事業、ゲーム事業、Seed Tech事業、x-Tech事業
代表取締役CEO:曽根原 稔人
Webサイト:https://geechs.com
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