【ゲラン】春とフランスの伝統へのオマージュを体現したフレグランス、〈ミュゲ〉が今年も登場
2024年4月1日(月)一部店舗限定*発売
5月1日は「スズランの日」。
フランスではこの日、日頃の感謝や想いを込めて、愛する人やお世話になっている人にスズランを贈る習慣があり、スズランの花を贈られた人は幸せになると言われています。
ゲランは110年以上にわたり、芸術的な〈ミュゲ〉とともにこの特別な日を祝福してきました。メゾンを象徴するビーボトルが、数々のコラボレーションによって毎年生まれ変わり、新たな装いでスズランの花を咲かせます。
今年は、彫刻家アン・ロペスとタッグを組み、芸術と工芸へのコミットメントを再び表明します。純白のスタッコ(漆喰)で形作った繊細なスズランに命を吹き込み、22Kゴールドでその美しさを際立たせ、幸運を振りまく特別なオブジェに仕上げました。
〈ミュゲ〉は単なるフレグランスにとどまらず、春とフランスの伝統へのオマージュを体現しています。調香師の才覚と、最高峰の職人技との出会い。それは、ゲランにしか成し得ない格別のセレブレーションです。
ポエティックな春のランデブー
1908年の誕生以来、〈ミュゲ〉はフローラルエッセンスの繊細さを大切にしながら進化を続けてきました。フレグランスの歴史を壮大な香りのフレスコ画に例えるとすれば、〈ミュゲ〉に捧げられた章は、印象派の画家による傑作の数々を思わせるもの。
ライラックやピオニー、ヴァイオレットと同様に、スズランは「無言の花」と言われています。摘み取ることはできても、香りのエッセンスを抽出することができないためです。ゲランの調香師たちは模索を続け、捉えどころのない花の香りをあらゆる側面から描き出し、そっくりに再現するという難題を見事にクリアしたのです。“聖域”とも呼ぶべき卓越した芳しさの中で、真珠のように純白な花々が大胆に咲き誇ります。
この特別なフレグランスを込めるのにふさわしいボトルを追求し、メゾンは芸術的な職人たちとコラボレーションを重ね、毎年シリアルナンバー入りの限定版〈ミュゲ〉を発表してきました。輝かしいフレグランスに寄り添うように、アイコニックなビーボトルが、新たな春の装いを纏って煌めきます。
それはフレグランスである以上に、際限なきイマジネーションの旅。自然の儚い美しさを謳い上げる、香りの叙事詩です。
ティエリー・ワッサーによる香りのメロディー
1908年、天才的な手腕でメゾンの歴史を切り開いたゲラン3代目調香師、ジャック・ゲランは、画期的な原料を駆使し、野に咲くスズランに忠実な〈ミュゲ〉の香りを創り出しました。彼のフレグランスは簡明な調合でありながら、儚げな「無言の花」の香りを的確に捉えた、当時ではこの上なく革命的なものでした。以来、スズランの優しい香りを表現した〈ミュゲ〉は、1998年に4代目調香師、ジャン・ポール・ゲランによって、2016年には5代目調香師、ティエリー・ワッサーによって再解釈され、現在の形に進化したのです。
ティエリー・ワッサーは、ジャック・ゲランとジャン・ポール・ゲランの高貴なフォーミュラからインスピレーションを得て、幸運を呼ぶスズランの香りを可能な限り再現したオーデトワレを創作し、儚い春の恵みへの頌歌を紡ぎ上げました。
調香師になる前にハーバリストとして活動していた彼は、絶えずグリーンノートを愛していました。そして香りの超絶技巧を用い、まさにグリーンをイメージさせるような快活な花のフレッシュさと、蜂蜜のようにまろやかなノートを絶妙なバランスで融合させたのです。葉、樹液、そして草を想起させる香りは、まるで春のキャンバス。その舞台で、弾けるようなみずみずしさと、コンポジションに豊かさを与える贅沢なフローラルノートが競演します。
トップノートのグリーンがフレッシュに香り立ち、春の陽気な雰囲気を描きます。そしてハートノートは洗練されたフレッシュなフローラル。スズランが爽やかに、ローズがみずみずしく香り、幸せな気分を運びます。後に、ベースノートのジャスミンが贅沢に香り、上質なローズの香りと優しく溶け合います。フレッシュフローラルの香りが、春の訪れを奏で、忘れられない印象を残します。
ジャスミン サンバック アブソリュートやローズエッセンスは繊細な香りを求めてマスターパフューマーが厳選した希少な原料を使用。それらが生み出すのは、真珠のように穏やかな光を放つ、幸せを奏でる釣り鐘の形をしたスズランの香りそのものです。グリーンとローズのファセットで彩られた芳香が、至福の時を運ぶそよ風のように爽やかに輝きます。
ブーケの中心で香り立つのは、摘みたてのスズランが巻き起こすイリュージョン。香りの軌跡が、軽やかさへの賛美と共に春の開花を祝います。
春の夢のクリエイター
「私が創るのは、夢のように幻想的な世界。その中で繊細さと精巧さ、洗練性が想像力を働かせています。」
アン・ロペス
「私が創るのは、夢のように幻想的な世界。その中で繊細さと精巧さ、洗練性が想像力を働かせています。」― アン・ロペス
パリの名門美術学校を卒業したアン・ロペスは、ヴェルサイユの壁画学校でも学びました。アトリエ・ド・パリで起業について勉強しながら、2年間にわたりアーティスト・イン・レジデンスを務めた彼女は、フリーハンドでスケッチした作品を、素材の魔法によって立体に変貌させる妙技を操ります。
彼女の創り出す世界観と、風にそよぐようなドローイングのアラベスクが、夢のようなクリエイションに幽玄な軽やかさを与えています。スタッコ(漆喰)という極めて扱いが難しい素材を、固まる前の湿った状態で彫刻することで、その優美さは確固たるものとなります。完璧なまでのコントロールによって生まれる流麗な造形美は、彼女の手が繰り出す正確なテクニックの賜物です。
彼女はまた、ギルディング(箔置き)に用いる金箔や銀箔、プラチナ箔の扱いにおいても、職人としての繊細なテクニックを発揮しています。異なる素材同士を組み合わせることで、得も言われぬバランスが生まれるのです。
彫刻とフレグランス、2つの世界の真の出会い。それはコラボレーションの域を超え、大きな感動を演出しています。
春のオーナメント
“白の彫刻家”の異名を持つアン・ロペスは、素材を操る芸術家。彼女は、ゲランのアイコンであるビーボトルを、大理石パウダーを混ぜた漆喰で作られた24輪のベルシェイプのスズランで優雅に彩り、ブラシで丁寧にあしらわれた繊細な金箔のアクセントとやわらかなグリーンの葉の彫刻をビーボトルの曲線と見事に調和させました。
香りの錬金術師、ティエリー・ワッサーが、まっさらなフレグランスの原料から絶妙にデリケートなアコードを作り出すように、アン・ロペスは、官能的な手触りを持つ素材を美しい花へと変貌させます。すると、アーティストの指が捉えた〈ミュゲ〉の繊細なアロマが、命を吹き込まれたかのように生き生きと立ち上るのです。
2024年の限定ボトルのために創出されたアン・ロペスの作品。そのルーツは、原料の神髄から引き出されています。「スタッコ(漆喰)のような鉱物塗料に目を向けたことで、インスピレーションが沸いてきました」と彼女は語ります。アン・ロペスによる芸術的なアプローチの第一歩は、繊細なスケッチや下書きから始まりました。まるで繊細なネックレスのように、スズランがボトルの曲線を恭しく取り囲みながら広がります。ふっくらとした釣り鐘型の花が連なり、優美なコードへと向かっていきます。
「私が最終的に目指したのは、ビーボトルの象徴的なシルエットと完璧に調和した彫刻作品をデザインすることでした。」― アン・ロペス
彫刻へとして捉えた春
ビーボトルを引き立てるために、純白の素材を魔術師のように自在に操るアン・ロペスは、スタッコ(漆喰)が軟らかいうちに彫刻を施し、空気に触れて固まる前に、装飾の各要素をひとつひとつ手作業で形成します。
「そのプロセスは実に緻密なものです」と、彼女は語ります。「まず花房を象ってから、花びら一枚一枚を形作っていくのです」。
特別な白い花の造形をより美しく仕上げるために、彼女は22Kゴールドをアクセントとしてあしらいました。数々の箔片を、ひとつひとつ微妙に異なる花の形状に合わせて施しています。
春のブーケのようなボトルの最後の仕上げとして、ゲランのアトリエ職人「ダム ドゥ ターブル」が、ネック部分にゴールドのコードを巻き、その中心にゴールドのラベルを貼り付けます。
“白の彫刻家”アン・ロペスは、ティエリー・ワッサーが描き出したフレグランスの軌跡を驚くほど繊細に表現しました。摘み取ったばかりのスズランを思わせるフレッシュさが、春の訪れを告げます。
ミュゲ(オーデトワレ)
数量限定・限定店舗*発売 125mL+30mL 116,600円(税込価格)
*GINZA SIX、銀座三越、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、日本橋髙島屋、大阪髙島屋、心斎橋大丸、銀座三越、公式オンラインブティック
ゲラン公式オンラインブティック https://www.guerlain.com/jp
ゲラン公式インスタグラム https://www.instagram.com/guerlain/
ゲラン公式X(Twitter) https://twitter.com/Guerlainjp
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