マイナンバーの情報漏えい対策機能を強化した「GUARDIANWALL」および「WEBGUARDIAN」の新バージョンを販売開始
キヤノンMJ ITグループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神森晶久、以下キヤノンITS)は、企業向け情報漏えい対策ソリューションの新バージョン「GUARDIANWALL(ガーディアンウォール) Ver8.1」と「WEBGUARDIAN(ウェブガーディアン) Ver4.1」を、2015年12月24日(木)より販売開始します。両製品とも、マイナンバー情報が含まれる外部送信を検出してブロックするなど、情報漏えい対策機能を強化しています。
昨今、標的型攻撃などの外部からの攻撃は巧妙化しており、企業の情報の入り口だけで防御することは困難です。マイナンバー制度や個人情報保護法などで、企業に求められる適切な情報管理を実現するためには、メールとWeb(外部送信)という情報の出口で、情報漏えい対策を行うことが必要です。
新バージョンでは、2016年から運用が開始されるマイナンバー制度を見据えて、両製品ともマイナンバー検出機能を搭載しました。従来のフィルタリングソフトのように任意の12桁の数字を検出するのではなく、チェックデジットを判定しマイナンバーとして有効な情報のみを検出します。正常な送信を阻害することなく、マイナンバー情報を含む外部送信をブロックするため、効率的な情報漏えいの出口対策が実現できます。そのほか、管理者の運用負荷低減に貢献する機能の強化を行いました。キヤノンITSは、今後もお客さまの要望を取り入れて、最適な情報漏えい対策ソリューションを提供することを目指していきます。
■GUARDIANWALL Ver8.1 主な新機能
・マイナンバー検出
・人事情報連携
・ジャーナルメールアーカイブ
・ルールテスト機能
■WEBGUARDIAN Ver4.1 主な新機能
・マイナンバー検出
・HTTPS通信検査
・プライバシー情報保護
・Kerberos認証対応
<GUARDIANWALL Ver8.1の主な特長>
1.マイナンバー検出機能
メール本文や添付ファイルに含まれるマイナンバー情報を検出し、メールを保留/削除することができるようになりました。任意の12桁または13桁の数字を検出するのではなく、チェックデジットで検証するため、有効なマイナンバー情報のみを検出します。JANコードや製品型番のような無関係な数字は検出せず、正常な通信は遅延無く送信するため、効率的な検査が可能です。
本機能は、「個人情報検査機能」の拡張として実装されています。個人情報検査機能では、以下の項目について、検出・検査を行います。
・氏名(漢字、ひらがな、カタカナ)
・住所・郵便番号
・電話番号
・メールアドレス
・生年月日・年齢
・組織名
・クレジットカード番号
・マイナンバー(個人番号、法人番号)
2.人事情報連携機能
LDAPやActiveDirectoryなどの人事情報サーバーと連携し、人事異動を反映したフィルタリングルールを自動的に生成できるようになりました。組織ごとに個別に定義してあるフィルタリングルールのメンテナンス作業が大幅に簡略化され、遅延無く新組織に対応したフィルタリングが実現できます。
3.ジャーナルメールアーカイブ機能
Exchange ServerやOffice365と連携して、ジャーナル形式のメールをGUARDIANWALLでアーカイブすることが可能になりました。GUARDIANWALLを経由しない、社内間のやりとりのメールも一元管理できるので、メール監査業務に効果的です。
4.ルールテスト機能
テスト用のメール(eml形式のファイル)が、フィルタリングルールによってどのように判定されるのかをテストできるようになりました。編集中のフィルタリングルールにも適用できるため、ルールの見直し作業が効率的に実施できます。
<GUARDIANWALL について>
メールフィルタリングや誤送信対策、メール監査などの機能により、メールからの情報漏えいを防ぐソリューションです。メールに含まれるキーワードや添付ファイルの種類などの各種検査と、送受信先の配送条件を柔軟に組み合わせるメールフィルタリング機能で、機密情報などの社外流出を防ぎます。誤送信対策として、一時保留機能や添付ファイル自動暗号化機能があり、メール監査としてメールアーカイブ機能や全文検索機能、利用状況を把握する統計情報やレポート作成機能を備えます。
フィルタリング・添付ファイルZIP暗号化・アーカイブと、機能別の3つのモデルを提供しているため、お客さまが必要な機能から導入してコストを抑えることができます。各モデルは組み合わせて利用できるため、あとからモデルを追加して順次機能強化を図ることもできます。
動作環境として、Linux版と仮想アプライアンス版があります。仮想基盤をお持ちのお客さまは、仮想アプライアンス版を利用することで導入・構築作業を大幅に削減することができます。
<WEBGUARDIAN Ver4.1の主な特長>
1.マイナンバー検出機能
WebメールやSNSでの発信など、外部のWebサーバーに送信されるデータに含まれるマイナンバー情報を検出し、送信データをブロックすることができるようになりました。任意の12桁または13桁の数字を検出するのではなく、チェックデジットで検証するため、有効なマイナンバー情報のみを検出します。JANコードや製品型番のような無関係な数字は検出せず、正常な通信は遅延無く送信するため、効率的な検査が可能です。
本機能は、「個人情報検査機能」の拡張として実装されています。個人情報検査機能では、以下の項目について、検出・検査を行います。
・氏名(漢字、ひらがな、カタカナ)
・住所・郵便番号
・電話番号
・メールアドレス
・生年月日・年齢
・組織名
・クレジットカード番号
・マイナンバー(個人番号、法人番号)
2.HTTPS通信検査
暗号化されたWeb通信(HTTPS)でも、通信内容を復号してフィルタリングが可能になりました。近年、HTTPS化が進む多くのWebサイトやクラウドサービスにおいて、サービス利用の利便性を損ねることなく外部送信における情報漏えいを防止することができます。
Web利用者に対して、通信内容を検査していることの告知や、通信先のWebサーバーの実在証明を行う機能も備えています。
3.プライバシー情報保護機能
外部送信データは、管理者によって内容の閲覧ができますが、通信内容によってはクラウドサービスのIDやパスワード、オンラインバンキングではクレジットカード番号が送信される場合があります。管理者であっても取り扱いに注意が必要な情報のため、送信データの閲覧時に情報の一部をマスクする機能を搭載しました。閲覧権限がある管理者のみがデータの内容を確認できるため、きめ細かい情報開示範囲を設定することが可能です。
4.Kerberos認証によるシングルサインオン対応
Web利用者を認証する手段として、従来のNTLM認証に加えて、ActiveDirectoryが推奨しているKerberos認証にも対応しました。お客さまの社内環境に合わせた、認証手段を選択できます。
<WEBGUARDIANについて>
URLフィルタリングによるアクセス先制限機能に加え、送信データ(Webメール/SNS/掲示板/オンラインストレージなど)のコンテンツフィルタリング機能も備えたWebからの情報漏えい対策ソリューションです。Web経由で送信されたすべての内容を保存・閲覧することも可能なため、Web利用の可視化を促進するとともに、Webの業務外利用の抑制と情報漏えい対策が実現できます。
動作環境として、Linux版と仮想アプライアンス版があります。仮想基盤をお持ちのお客さまは、仮想アプライアンス版を利用することで導入・構築作業を大幅に削減することができます。
<販売情報>
1.GUARDIANWALL Ver8.1価格表
[GUARDIANWALL Ver8.1 Linux版] 契約期間1年間の希望小売価格(税別)
フィルタリングモデル
・新規価格:¥261,000~ ・更新価格:¥130,500~(50ユーザー)
添付ファイルZIP暗号化モデル
・新規価格:¥48,000~ ・更新価格:¥24,000~(50ユーザー)
アーカイブモデル
・新規価格:¥309,000~ ・更新価格:¥154,500~(50ユーザー)
セット購入
・新規価格:¥501,000~ ・更新価格:¥250,500~(50ユーザー)
[GUARDIANWALL Ver8.1 仮想アプライアンス版] 契約期間1年間の希望小売価格(税別)
フィルタリングモデル
・新規価格:¥300,000~ ・更新価格:¥150,000~(50ユーザー)
添付ファイルZIP暗号化モデル
・新規価格:¥57,000~ ・更新価格:¥28,500~(50ユーザー)
アーカイブモデル
・新規価格:¥354,000~ ・更新価格:¥177,000~(50ユーザー)
セット購入
・新規価格:¥573,000~ ・更新価格:¥286,500~(50ユーザー)
2.WEBGUARDIAN Ver4.1価格表
[一般向けライセンス] 契約期間1年間の希望小売価格(税別)
新規通常価格
・価格:¥150,000~(25ユーザー)
新規乗換価格
・価格:¥75,000~(25ユーザー)
更新価格
・価格:¥75,000~(25ユーザー)
[アカデミック・ガバメント向けライセンス] 契約期間1年間の希望小売価格(税別)
新規通常価格
・価格:¥105,000~(25ユーザー)
新規乗換価格
・価格:¥52,500~(25ユーザー)
更新価格
・価格:¥52,500~(25ユーザー)
<動作環境>
■GUARDIANWALL Ver8.1 Linux版 / WEBGUARDIAN Ver4.1 Linux版
OS:Red Hat Enterprise Linux 5, 6, 7 (32bit / 64bit)
仮想環境:上記対応OSの動作を保証している仮想環境
■GUARDIANWALL Ver8.1 仮想アプライアンス版 / WEBGUARDIAN Ver4.1 仮想アプライアンス版
ハイパーバイザー:VMware ESXi 5.1, 5.5, 6.0
仮想CPU数:2コア
メモリー:4GB以上
仮想NIC枚数:1
<GUARDIANシリーズについて>
GUARDIANシリーズは、キヤノンITSが独自開発・販売を行っている企業向け情報セキュリティ対策製品群です。国内導入実績No.1(※)を誇る、メールフィルタリング/アーカイブソフト「GUARDIANWALL」をはじめ、Webフィルタリングソフト「WEBGUARDIAN」など、さまざまなセキュリティリスク対策に役立つソリューションを提供しています。
詳細は【 http://canon-its.jp/guardian/ 】をご覧ください。
(※)株式会社富士キメラ総研 2014ネットワークセキュリティビジネス調査総覧より
■キヤノンマーケティングジャパングループが提供する、マイナンバーソリューション
キヤノンマーケティングジャパングループは、「ハードウエアソリューション」「収集・管理ソリューション」「セキュリティソリューション」「コンサルティング・BPOサービス」の4つの分野でマイナンバー制度に対応したソリューションを提供していきます。
※仕様は予告なく変更する場合があります。
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お問い合わせ先
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キヤノンITソリューションズ株式会社
セキュリティソリューション事業部
住所: 〒140-8526 東京都品川区東品川2-4-11
TEL : 03-6701-3434
URL : http://canon-its.jp/guardian/
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