【2021年7・8月おでかけ市場レポート】緊急事態宣言下での夏休み動向・オリンピックとの相関性あり!?/いこーよ総研
いこーよユーザーのコロナ意識や夏休みのお出かけ動向について
新型コロナウイルス感染拡大に終わりが見えず、緊急事態宣言の発令が拡大される中、この夏のユーザーのお出かけに対する意識はどう変化したのでしょうか。また、東京オリンピックが開催され大きな話題になりましたが、オリンピックの開催がお出かけにどのような影響を与えたのかも気になるところです。今回はそんな今年の夏休みのおでかけ状況について、いこーよサイトへのアクセス状況やユーザーアンケート結果を踏まえ分析してみました。
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以下、2021年7・8月のおでかけ市場レポートを一部抜粋したものになります。
《トピックス》
8月の新型コロナ感染拡大に伴い、お出かけ自粛意識が上昇
新型コロナ感染リスクに対する意識についてのアンケート結果を時系列で表したグラフが以下となります。8月になり、新型コロナウイルスが「とても怖い」と回答した人は6月時点と比べて増加しており、第5波のデルタ株による感染拡大の影響で、新型コロナに対する警戒心の強まりが表れていると思われます。ただし、今時点では昨年ほどにはなっておらず、今年の4月頃(第4波)のレベルに留まっています。緊急事態宣言が発令されているかどうかにはあまり影響されず、第5波の感染拡大の状況をみて、各自が危機感を持ち、意識変容をしているのではないかと思われます。
おでかけ意欲が減少するも、お出かけ自粛派と積極派の二極化傾向に
以下グラフは、昨年4月からのいこーよサイト閲覧数(お出かけ施設ページのみ)と、2019年(コロナ前)の閲覧数を比較したもの(2019年を100%として)です。前述のとおり、8月に入り自粛意識が高まってきたことが影響し、お出かけ意欲にブレーキがかかり、7月にはだいぶ回復してきた2019年(コロナ前)からの減少幅が大きくなっています。
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年3月~2020年2月のデータをベンチマークとして比較。
一方、積極的にお出かけをしているユーザーもいることは以下の回遊率データに表れています。以下グラフは、2020年4月からのいこーよサイト内の回遊率(サイト内の複数のページを巡って閲覧する率)を、コロナ前の2019年と比較したもの(2019年を100%として)です。回遊率が高いほどユーザーのお出かけ意欲が高く、複数の施設からお出かけ先を積極的に検討していることを表します。
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年3月~2020年2月のデータをベンチマークとして比較。
回遊率が8月に大きく上昇しており、いこーよ内の色々なページを回遊し、お出かけ先を見つけているユーザーが多かった事が分かります。いこーよサイトへのアクセス数は減少したにも関わらず回遊率は高まっているという、二つの相反する現象が起きているのは、ユーザーの二極化、つまり、お出かけを控えていこーよサイトを訪問すること自体をしなかった自粛ユーザーがいる一方、お出かけ意欲が高く、お出かけ先を探すためにいこーよサイトに訪れ、サイト内を積極的に回遊したユーザーも多かったという事だと考えられます。
オリンピックを視聴は6割、オリンピックを見ていない人の方がお出かけに積極的
7月末から開催されていた東京オリンピックの視聴状況について聞いたところ、積極的に観戦した人が17%、それなりに観戦したと合わせて6割を超える人がオリンピックを観戦していたことがわかりました。ちなみに、回答者の中で20代だけを抽出したところ、「全く観戦しなかった」が24%、あまり観戦しなかったと合わせ45%が観戦しなかったと回答しており、若い世代の方がオリンピックを観戦していなかった傾向が見られます。
2021年8月のお出かけ市場レポート総括
7月中旬の時点では、今年の夏休みはお出かけ需要がかなり回復すると予想されていましたが、デルタ株によるかつてない感染拡大が続き、結果的にはお出かけを自粛した派と積極派とで二極化するという状況になりました。
また、オリンピック観戦とお出かけ有無には関連性があり、東京オリンピックをテレビで見ていなかった人の方が見ていた人よりもお出かけをしていた事が分かりました。今年は通常のオリンピック開催年とは違い、外出自粛をした事が家でのオリンピック視聴に繋がった側面も推測されますが、オリンピック開催時はお出かけ需要がある程度低下する傾向があると言って良いのではないかと考えられます。
新型コロナの感染拡大が収まらず、お出かけ需要はなかなか回復しない状況が続いています。市場の回復のためにはワクチン接種等が進み、コロナ感染状況が改善するのを待つしかありません。秋以降に少しでもお出かけ市場が回復することを願うばかりです。
■2021年7・8月のおでかけ市場レポート全文はこちらから
https://research.iko-yo.net/report/5043.html
■その他のいこーよ総研の記事
・2021年7月公開(6・7月分データ) 「夏休みのお出かけ予定について~お出かけ意欲向上が顕著~」
URL:https://research.iko-yo.net/report/4773.html
・2021年6月公開(5・6月分データ) 「3回目の緊急事態宣言後のお出かけ意欲について」
URL:https://research.iko-yo.net/report/4349.html
・いこーよの夏イベントにおける人気傾向について
URL:https://research.iko-yo.net/solutions/iko-yo/5029.html
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全国のお出かけ施設・レジャー施設のさらなる発展や市場の活性化を願い、お出かけに関わる様々な調査を実施し客観的な分析データを発信します。
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【市場レポート】
おでかけ市場の状況について、いこーよのアクセスデータに外部サービスの情報やユーザーアンケート結果を加え、月次で調査。おでかけ市場全体の動きを総合的な視点で分析します。
【調査データ】
いこーよユーザーや登録施設への独自アンケートをもとに、おでかけ施設がいま抱えている課題の解決を目的としたデータ分析記事コンテンツです。ユーザー(利用者)アンケートと施設アンケートそれぞれのアンケートから分析します。
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いこーよクーポン掲出による成果事例や、季節別のいこーよタグ利用比較など、おでかけ施設がいこーよを活用する際に参考となるデータを集めた分析コンテンツです。
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実際におでかけ施設がおこなった施策やその成果について、独自にインタビューをおこない、他施設向けにその成功・失敗事例を紹介するインタビューコンテンツです。
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子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、子育て層の約8割が利用し、全国85,000件以上の施設情報や54,000件以上の口コミを掲載しています。(2021年6月現在)おむつ替え台や授乳室、ベビーカーや託児所の有無など子どもとのお出かけで必要な情報も一目でわかります。
アプリ版「いこーよ」では、現在地から地図で近くのお出かけ先を検索出来る他、「いこーよ」のアプリ会員限定の特別クーポンが入手できる素敵な特典も随時更新中。独自の口コミ投稿機能で子供の年齢別評価がひと目で分かり、Web版よりさらにマッチしたお出かけ情報を提供します。
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【会社概要】
会社名:アクトインディ株式会社
所在地:東京都品川区五反田7-22-17 TOCビル9階20号
代表取締役:下元敬道(しももと たかみち)
設立:2003年6月
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以下、2021年7・8月のおでかけ市場レポートを一部抜粋したものになります。
《トピックス》
- 8月の新型コロナ感染拡大に伴い、お出かけ自粛意識が上昇
- おでかけ意欲が減少するも、お出かけ自粛派と積極派の二極化傾向に
- オリンピックを視聴は6割、オリンピックを見ていない人の方がお出かけに積極的
- 2021年8月のお出かけ市場レポート総括
8月の新型コロナ感染拡大に伴い、お出かけ自粛意識が上昇
新型コロナ感染リスクに対する意識についてのアンケート結果を時系列で表したグラフが以下となります。8月になり、新型コロナウイルスが「とても怖い」と回答した人は6月時点と比べて増加しており、第5波のデルタ株による感染拡大の影響で、新型コロナに対する警戒心の強まりが表れていると思われます。ただし、今時点では昨年ほどにはなっておらず、今年の4月頃(第4波)のレベルに留まっています。緊急事態宣言が発令されているかどうかにはあまり影響されず、第5波の感染拡大の状況をみて、各自が危機感を持ち、意識変容をしているのではないかと思われます。
出典:いこーよ8月お出かけアンケートより
おでかけ意欲が減少するも、お出かけ自粛派と積極派の二極化傾向に
以下グラフは、昨年4月からのいこーよサイト閲覧数(お出かけ施設ページのみ)と、2019年(コロナ前)の閲覧数を比較したもの(2019年を100%として)です。前述のとおり、8月に入り自粛意識が高まってきたことが影響し、お出かけ意欲にブレーキがかかり、7月にはだいぶ回復してきた2019年(コロナ前)からの減少幅が大きくなっています。
出典:Google Analyticsより
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年3月~2020年2月のデータをベンチマークとして比較。
一方、積極的にお出かけをしているユーザーもいることは以下の回遊率データに表れています。以下グラフは、2020年4月からのいこーよサイト内の回遊率(サイト内の複数のページを巡って閲覧する率)を、コロナ前の2019年と比較したもの(2019年を100%として)です。回遊率が高いほどユーザーのお出かけ意欲が高く、複数の施設からお出かけ先を積極的に検討していることを表します。
出典:Google Analyticsより
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年3月~2020年2月のデータをベンチマークとして比較。
回遊率が8月に大きく上昇しており、いこーよ内の色々なページを回遊し、お出かけ先を見つけているユーザーが多かった事が分かります。いこーよサイトへのアクセス数は減少したにも関わらず回遊率は高まっているという、二つの相反する現象が起きているのは、ユーザーの二極化、つまり、お出かけを控えていこーよサイトを訪問すること自体をしなかった自粛ユーザーがいる一方、お出かけ意欲が高く、お出かけ先を探すためにいこーよサイトに訪れ、サイト内を積極的に回遊したユーザーも多かったという事だと考えられます。
オリンピックを視聴は6割、オリンピックを見ていない人の方がお出かけに積極的
7月末から開催されていた東京オリンピックの視聴状況について聞いたところ、積極的に観戦した人が17%、それなりに観戦したと合わせて6割を超える人がオリンピックを観戦していたことがわかりました。ちなみに、回答者の中で20代だけを抽出したところ、「全く観戦しなかった」が24%、あまり観戦しなかったと合わせ45%が観戦しなかったと回答しており、若い世代の方がオリンピックを観戦していなかった傾向が見られます。
出典:いこーよ8月お出かけアンケートより
出典:いこーよ8月お出かけアンケートより
2021年8月のお出かけ市場レポート総括
7月中旬の時点では、今年の夏休みはお出かけ需要がかなり回復すると予想されていましたが、デルタ株によるかつてない感染拡大が続き、結果的にはお出かけを自粛した派と積極派とで二極化するという状況になりました。
また、オリンピック観戦とお出かけ有無には関連性があり、東京オリンピックをテレビで見ていなかった人の方が見ていた人よりもお出かけをしていた事が分かりました。今年は通常のオリンピック開催年とは違い、外出自粛をした事が家でのオリンピック視聴に繋がった側面も推測されますが、オリンピック開催時はお出かけ需要がある程度低下する傾向があると言って良いのではないかと考えられます。
新型コロナの感染拡大が収まらず、お出かけ需要はなかなか回復しない状況が続いています。市場の回復のためにはワクチン接種等が進み、コロナ感染状況が改善するのを待つしかありません。秋以降に少しでもお出かけ市場が回復することを願うばかりです。
■2021年7・8月のおでかけ市場レポート全文はこちらから
https://research.iko-yo.net/report/5043.html
■その他のいこーよ総研の記事
・2021年7月公開(6・7月分データ) 「夏休みのお出かけ予定について~お出かけ意欲向上が顕著~」
URL:https://research.iko-yo.net/report/4773.html
・2021年6月公開(5・6月分データ) 「3回目の緊急事態宣言後のお出かけ意欲について」
URL:https://research.iko-yo.net/report/4349.html
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【市場レポート】
おでかけ市場の状況について、いこーよのアクセスデータに外部サービスの情報やユーザーアンケート結果を加え、月次で調査。おでかけ市場全体の動きを総合的な視点で分析します。
【調査データ】
いこーよユーザーや登録施設への独自アンケートをもとに、おでかけ施設がいま抱えている課題の解決を目的としたデータ分析記事コンテンツです。ユーザー(利用者)アンケートと施設アンケートそれぞれのアンケートから分析します。
【いこーよ活用】
いこーよクーポン掲出による成果事例や、季節別のいこーよタグ利用比較など、おでかけ施設がいこーよを活用する際に参考となるデータを集めた分析コンテンツです。
【事例紹介】
実際におでかけ施設がおこなった施策やその成果について、独自にインタビューをおこない、他施設向けにその成功・失敗事例を紹介するインタビューコンテンツです。
■「いこーよ」について https://iko-yo.net/
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、子育て層の約8割が利用し、全国85,000件以上の施設情報や54,000件以上の口コミを掲載しています。(2021年6月現在)おむつ替え台や授乳室、ベビーカーや託児所の有無など子どもとのお出かけで必要な情報も一目でわかります。
アプリ版「いこーよ」では、現在地から地図で近くのお出かけ先を検索出来る他、「いこーよ」のアプリ会員限定の特別クーポンが入手できる素敵な特典も随時更新中。独自の口コミ投稿機能で子供の年齢別評価がひと目で分かり、Web版よりさらにマッチしたお出かけ情報を提供します。
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