次世代の環境経営を学ぶ「京都大学ネイチャーポジティブスクール」を開催/参加者募集
~”企業のための生物多様性”を学べる短期集中講座~
京都リサーチパーク株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:門脇あつ子)と京大オリジナル株式会社(本社:京都市左京区、代表取締役社長:三輪 誠司)は、企業の生物多様性を中心とした環境経営の促進を目的に、共同で「京都大学ネイチャーポジティブスクール」を開催します。
■”企業のための生物多様性”について、概論~先進事例~環境評価の実習まで学べる短期集中講座!
▶背景:環境経営の新たな潮流
・生物多様性等に関する財務情報開示の世界的枠組であるTNFD最終提言が2023年に示されたことを受け、その影響がサプライチェーンを通して一部の上場企業から非上場企業、中堅企業、そして中小企業に波及する可能性が示唆されています。
そのため、京都リサーチパーク株式会社及び京大オリジナル株式会社は、企業の生物多様性を中心とした環境経営の促進を目的としたセミナー等を昨年度から展開してまいりましたが、今年度はその深化を図るべく「京都大学ネイチャーポジティブスクール」を開催することとなりました。
▶本講座の特徴
・TNFDに関する概論から最終提言(LEAPアプローチなど)、環境負荷のコスト換算ツールの実習、先進企業事例まで、各界の最前線でご活躍の講師から体系的・実践的に学ぶことができます。
・第1回に名刺交換会、第5回に懇親会を予定しており、業界を超えたネットワーク構築に役立てることができます。
・お忙しい受講者のために、見逃し配信(演習部分除く)を予定しています。
▶本講座の対象
・上場企業の経営戦略・サステナビリティなどのご担当の方はもちろんのこと、今後、上場企業からTNFDの取り組みへの協力を求められることが想定されている非上場企業や中堅企業、中小企業のご担当の方は、是非、お申込みください。
■スクールの開催概要
2025年2月25日(火) |
第1回 生物多様性とTNFDについて 秀島 弘高氏(農林中央金庫 エグゼクティブ・アドバイザー/TNFDタスクフォースメンバー)
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2025年3月3日(月) |
第2回 TNFD ~最終提言/LEAPアプローチ(概要編)について~ 大谷 智一氏 |
2025年3月7日(金) |
第3回 TNFD ~LEAPアプローチ(実践編)について~ 大谷 智一氏 (株式会社みずほフィナンシャルグループ サステナビリティチーフストラテジスト) |
2025年3月12日(水) |
第4回 環境負荷評価ツール”LIME3”の活用 (第5回と同日開催) 栗山 浩一氏 (京都大学大学院農学研究科 教授) |
2025年3月12日(水) |
第5回 先進企業に学ぶ(大企業/京大発スタートアップ) (第4回と同日開催) #先進事例 #製造業(食品) #デベロッパー #京大発スタートアップ 泉 晶子氏(不二製油グループ本社株式会社 ESG部門 サステナビリティ推進グループリーダーシニアマネージャー) 藤木 庄五郎氏(株式会社バイオーム 代表取締役CEO)
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会 場 |
ハイブリッド開催 |
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受講料 |
110,000円(税込) |
定 員 |
法人20社程度 |
主 催 |
京都リサーチパーク株式会社 |
共 催 |
京都大学成長戦略本部 |
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<ネイチャーポジティブとは?>
「ネイチャーポジティブ」とは、生物多様性の損失を止め、自然を回復傾向へ向かわせることを意味しており、「カーボンニュートラル」や「サーキュラーエコノミー」に続き、世界的潮流になろうとしています。
世界経済フォーラム(WEF:World Economic Forum)の調査(2020年)では、ネイチャーポジティブを実践することで、2030年までに年間10兆ドルのビジネスチャンスと約4億人の雇用を生み出す「機会」がある一方で、実践を怠ることにより世界のGDPの約半分に当たる44兆ドルもの自然が損なわれる「リスク」も指摘されています。
<TNFDとは?>
The Taskforce on Nature-related Financial Disclosures。自然資本等に関する企業のリスク管理と開示枠組みを構築するために設立された国際的組織。2019年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で着想。2023年9月に開示枠組v1.0を公表。
<LEAPアプローチとは?>
TNFDが提唱する枠組みで、企業が自然への影響やリスクを把握・管理するためのプロセスを示しています。LEAPは、スコーピングを経て、Locate(発見する)、Evaluate(診断する)、Assess(評価する)、Prepare(準備する)の4つのステップで構成。
<LIME3とは?>
日本におけるライフサイクルアセスメント(LCA)手法に基づいた環境影響を評価する手法の一つ。従来の環境影響手法LIME2を踏襲し、世界規模で被害を考える必要のある環境への影響(気候変動、大気汚染、天然資源消費等)を評価できるように改定されたもの。環境影響を定量的に評価し、その価値を経済指標として算出できるツールとして産業等を中心に利用されています。なお、本スクール第4回講師である栗山浩一京都大学教授、伊坪徳宏早稲田大学教授は、LIME3の開発に大きな貢献をされています。
■京都リサーチパークとは:
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて510組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。
■京大オリジナル株式会社とは:
2018年6月1日に設立された、コンサルティング事業、研修・講習事業を実施する京都大学の事業子会社(100%出資)。コンセプトは「OPEN 『京大の知』を発掘し、解放する」。
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