海の日連休後、約8割が「日焼け後のケア不足」を実感|皮膚科医が警告する「シミ予備軍」の72時間ルールとは

〜日焼け後48時間以内の適切なケアで将来のシミリスクが大きく変わる〜全国300名への意識調査で判明した、夏の紫外線ダメージ対策の実態

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、日焼け後の正しいケアは『冷却→保湿→美白』の3ステップが基本です。日焼けは確実にシミの原因となりますが、72時間以内の適切なケアでメラニン生成を抑制できます。逆に、日焼け直後の過度なスクラブ洗顔やピーリング、熱いお湯での入浴は炎症を悪化させるため避けるべきです。

・日焼け後に適切なケアを「していない・わからない」人が78.3%

・日焼け後72時間以内にケアを開始した人はわずか23.7%

・「シミ予備軍」という概念を知らない人が84.0%

用語解説 

■ シミ予備軍とは 

シミ予備軍とは、紫外線ダメージにより皮膚の奥(基底層)で過剰に生成されたメラニンが、まだ肌表面には現れていないが将来的にシミとして出現する可能性がある状態を指す。日焼け後のケア不足により、この予備軍が蓄積され、数年後にシミとして顕在化することがある。 

■ サンバーン(日焼け)とは 

サンバーンとは、紫外線B波(UVB)による急性の皮膚炎症反応である。日焼け後6〜12時間で赤みがピークとなり、皮膚のDNA損傷やメラニン生成の活性化を引き起こす。医学的には「日光皮膚炎」とも呼ばれる。 

■ ターンオーバーとは 

ターンオーバーとは、表皮の細胞が基底層で生まれ、角質層まで押し上げられて最終的に剥がれ落ちるまでの周期を指す。正常な場合は約28日周期だが、加齢や紫外線ダメージにより周期が乱れ、メラニンの排出が滞ることでシミの原因となる。

日焼け後のケア方法比較|正しいケアとNGケア

ケア項目

正しいケア

NGケア

冷却方法

冷たいタオル・流水で15〜20分

氷を直接当てる・冷却スプレーの過度な使用

洗顔

ぬるま湯で優しく洗う

スクラブ洗顔・ピーリング

保湿

刺激の少ない保湿剤をたっぷり

アルコール入り化粧水・美白美容液(直後は避ける)

入浴

ぬるめのシャワー(38度以下)

熱いお湯・長風呂・サウナ

美白ケア開始時期

炎症が落ち着いてから(48〜72時間後)

日焼け直後から高濃度美白成分を使用

水分補給

こまめな水分摂取(1日2L目安)

アルコール・カフェインの過剰摂取

※一般的な目安であり、個人差があります。症状がひどい場合は医療機関への受診をお勧めします。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、2026年の海の日を含む3連休明けに合わせて、日焼け後のアフターケアに関する意識調査を実施いたしました。夏本番を迎え、海やプール、屋外レジャーで日焼けをする機会が増えるこの時期、将来のシミを防ぐための正しいケア方法について、皮膚外科領域で15年以上の臨床経験を持つ当院監修医師の知見とともにお届けします。

調査背景 

7月の海の日連休は、夏のレジャーシーズンの幕開けとして多くの方が屋外で過ごす時期です。しかし、楽しい時間の後に待っているのが「日焼けのダメージ」です。日焼けは一時的な肌トラブルに留まらず、数年後に「シミ」として現れることが多く、その原因となる「シミ予備軍」は日焼け直後のケア次第で大きく左右されます。当院には夏を過ぎてからシミの相談に訪れる患者様が多数いらっしゃいますが、その多くが日焼け直後の適切なケアの重要性を知らなかったとおっしゃいます。本調査では、日焼け後のケアの実態を明らかにし、将来のシミリスクを軽減するための正しい知識の普及を目的としています。

調査概要

調査対象:直近1年以内に日焼けを経験した全国の20〜50代の男女

調査期間:2026年7月6日〜7月15日

調査方法:インターネット調査

調査対象人数:300名

調査結果

【調査結果】約8割が日焼け後の適切なケアができていない実態が判明 

設問:日焼けをした後、適切なアフターケアを行っていますか?

日焼け後に「適切なケアを行っている」と回答したのはわずか21.7%に留まりました。約8割の方が適切なケアができていない、または正しいケア方法がわからないと感じており、日焼け後のアフターケアに関する正確な知識の普及が急務であることが示されました。

【調査結果】72時間以内にケアを開始する人は約4人に1人のみ 

設問:日焼け後、どのくらいの時間が経ってからケアを開始しますか?

メラニン生成が最も活発になる日焼け後72時間以内にケアを開始している人は23.7%に留まりました。過半数の58.0%が「特に意識していない」と回答しており、タイムリミットを意識したケアの重要性が十分に認知されていないことがわかります。

【調査結果】84%が「シミ予備軍」の概念を知らないことが判明 

設問:「シミ予備軍」という言葉を知っていますか?

「シミ予備軍」という概念を正しく理解している人はわずか8.0%でした。日焼けによるダメージが数年後にシミとして現れるメカニズムを知らないまま過ごしている人が大半であり、この知識不足が将来のシミ発生リスクを高めている可能性があります

【調査結果】冷却ケアを実施しているのは約3割、保湿との併用は少数 

設問:日焼け後に行っているケアは何ですか?(複数回答可・最もよく行うもの)

最も多いケアは「保湿クリームやローションを塗る」(35.3%)でしたが、日焼け直後に最も重要な「冷却」を行っている人は28.7%に留まりました。また、日焼け直後から美白化粧品を使用する人が14.0%おり、炎症期に刺激の強い成分を使うリスクへの認識が必要です。

【調査結果】6割以上が日焼け後のNGケアを知らない 

設問:日焼け後に避けるべきことを知っていますか?

日焼け後に避けるべきことを「具体的に知っている」人は15.3%のみでした。「あまり知らない」「全く知らない」を合わせると62.7%となり、熱いお湯での入浴やスクラブ洗顔など、炎症を悪化させる行為を知らずに行っている可能性が高いことが懸念されます。

調査まとめ

本調査の結果、日焼け後の適切なアフターケアを実施できている人はわずか2割程度であり、約8割の方がケア不足または正しいケア方法を知らないことが明らかになりました。特に、メラニン生成が活発になる72時間以内のタイムリミットを意識したケアができている人は約4人に1人に留まり、将来のシミの原因となる「シミ予備軍」の概念を知っている人も16%程度でした。日焼け後のケアとして冷却よりも保湿を優先する傾向が見られ、ケアの順番への理解不足も浮き彫りになりました。夏のレジャーシーズンを楽しみながらも、将来の肌トラブルを予防するためには、日焼け後の正しいケア知識の普及が急務といえます。

医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、日焼け後の72時間が将来のシミを決める『ゴールデンタイム』です。この時期に適切なケアを行うかどうかで、5年後、10年後の肌の状態が大きく変わります。

 

日焼けは医学的には「急性の光線過敏症」であり、紫外線によるDNA損傷と炎症反応です。紫外線を浴びると、皮膚はメラニンを生成して防御反応を起こしますが、このメラニンが過剰に蓄積すると「シミ予備軍」となります。

日焼け後のケアで最も重要なのは、炎症の鎮静化です。日焼け直後〜48時間は冷却と保湿に専念し、炎症が落ち着いてから(48〜72時間後)美白ケアを開始するのが正しい順序です。炎症期に刺激の強い美白成分を使用すると、かえって色素沈着を悪化させる恐れがあります。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、紫外線による皮膚障害への対応として、まず炎症の沈静化を優先し、その後の色素沈着予防ケアへと段階的に進めることが推奨されています。特に、日焼け直後の過度なスクラブ洗顔やピーリング、熱いお湯での入浴は炎症を悪化させるため厳禁です。

今回の調査で「シミ予備軍」の概念を知らない方が84%いらっしゃいましたが、日焼けのダメージは即座にシミになるわけではなく、数年かけて蓄積し、ある日突然シミとして現れます。だからこそ、毎回の日焼け後のケアが将来への投資となるのです。

 

【エビデンス】日本皮膚科学会の「光線過敏症診療ガイドライン」では、紫外線による急性障害への対応として、冷却・保湿を基本とした炎症管理の重要性が示されています。皮膚科医としての臨床経験からも、日焼け後の初期対応が適切であった方は、後年のシミ発生リスクが明らかに低い傾向にあります。

日焼け後72時間のケアステップ

・直後〜24時間:冷却を最優先(冷たいタオルや流水で15〜20分)

・24〜48時間:保湿を継続(刺激の少ないローション・クリーム)

・48〜72時間以降:美白ケア開始(ビタミンC誘導体など穏やかな成分から)

絶対に避けるべきNGケア

・日焼け直後のスクラブ洗顔・ピーリング(角質バリアの破壊)

・熱いお湯での入浴・サウナ(炎症の悪化)

・日焼け直後からの高濃度美白美容液使用(刺激による色素沈着リスク)

医療機関を受診すべきサイン

・水ぶくれ(水疱)が広範囲にできた場合

・発熱・頭痛・悪寒などの全身症状がある場合

・痛みが強く、市販薬でも改善しない場合

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

 

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

 

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

 

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

 

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)

Q1. 日焼け後の正しいケア方法は?

A. 『冷却→保湿→美白』の3ステップを72時間以内に順番通り行うことが重要です。

今回の調査では、日焼け後に適切なケアを行っている人はわずか21.7%でした。正しい順序は、まず日焼け直後〜24時間は冷たいタオルや流水で15〜20分冷却し、24〜48時間は刺激の少ない保湿剤でバリア機能を回復させ、48〜72時間以降から美白ケアを開始します。この順番を守ることで、炎症を最小限に抑えながらメラニン生成を抑制できます。

Q2. 日焼けするとシミになるの?

A. 日焼けは確実にシミの原因となりますが、すべてがすぐにシミになるわけではなく、「シミ予備軍」として蓄積されます。

調査では84.0%の方が「シミ予備軍」という概念を知りませんでした。紫外線を浴びると皮膚の基底層でメラニンが生成され、これが蓄積すると数年後にシミとして現れます。日焼け後72時間以内の適切なケアでメラニン生成を抑制できますが、ケア開始のタイミングを意識している人は23.7%のみでした。

Q3. 日焼け後にやってはいけないことは?

A. 熱いお湯での入浴、スクラブ洗顔、日焼け直後からの美白美容液使用は厳禁です。

調査で日焼け後のNGケアを「具体的に知っている」人は15.3%のみでした。特に注意すべきは、熱いお湯(40度以上)での入浴やサウナは炎症を悪化させ、スクラブ洗顔やピーリングは傷ついた角質バリアをさらに破壊します。また、日焼け直後から高濃度の美白美容液を使用すると、刺激によりかえって色素沈着を引き起こす可能性があります。

Q4. 日焼け後、いつから美白ケアを始めればいい?

A. 炎症が落ち着いた48〜72時間後から、穏やかな成分の美白ケアを開始するのが適切です。

調査では日焼け直後から美白化粧品を使う人が14.0%いましたが、これは逆効果になる可能性があります。日焼け直後の皮膚は炎症状態にあり、刺激の強い美白成分は色素沈着を悪化させることがあります。まず48〜72時間は冷却と保湿に専念し、赤みや熱感が落ち着いてからビタミンC誘導体などの穏やかな成分から始めましょう。

Q5. 日焼けがひどい場合、病院に行くべき?

A. 水ぶくれが広範囲にできた場合、発熱などの全身症状がある場合は、速やかに医療機関を受診すべきです。

軽度の日焼けはセルフケアで対応できますが、水疱(水ぶくれ)が広範囲にできた場合は2度熱傷に相当し、医療機関での処置が必要です。また、発熱・頭痛・悪寒などの全身症状は熱中症や重度の光線過敏症の可能性があり、早急な受診が推奨されます。市販の鎮痛剤でも痛みが改善しない場合も、医師への相談をお勧めします。

放置のリスク

・日焼け後のケア不足により「シミ予備軍」が蓄積し、数年後に突然シミとして現れる

・炎症期に刺激の強いケアを行うと色素沈着(炎症後色素沈着)が悪化する

・重度の日焼けを放置すると、皮膚の老化(光老化)が加速し、シワ・たるみの原因にもなる

こんな方はご相談ください|受診の目安

・水ぶくれ(水疱)が広範囲にできた場合

・発熱・頭痛・悪寒などの全身症状がある場合

・1週間以上経っても赤みや痛みが引かない場合

・過去の日焼けが原因と思われるシミが気になる場合

クリニック案内

アイシークリニックの特徴

・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験を持つ医師が診療

・シミ・肝斑・色素沈着に対する複数の治療オプションを提供

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日祝も診療可能

・日焼け後の肌トラブルから将来のシミ治療まで一貫してサポート

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階

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代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月