【台湾情報】台湾の原発ゼロに、電力供給の柔軟性・バックアップ体制に懸念の声<ワイズ機械業界ジャーナル2025年5月第4週号発行>
〜台湾エネルギー・LED・半導体・手工具業界の最新動向を分析する〜
ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2025年5月第4週号を発行しました。今号では、台湾唯一の原子力発電所の運転終了に伴う「原発ゼロ」状態での夏を迎える中、電力供給の柔軟性やバックアップ体制への懸念を取り上げました。さらに、LED最大手の富采投資控股(エノスター)によるシリコンフォトニクス光源開発の進展、PUメーカーから半導体材料メーカーへと転身した頌勝科技材料(PVI)の成功事例、そして台湾動力手工具業界の最新見通しなど、台湾の製造業が直面する転機と挑戦を多角的に分析しています。
エネルギー、半導体、AI通信、産業用工具といった幅広い分野における最新動向を通じて、台湾製造業の構造変化と国際競争力の行方を展望しています。

<新刊ハイライト>
【トピック1】
台湾の原発ゼロに、電力供給の柔軟性・バックアップ体制に懸念の声
第3原子力発電所(屏東県恒春鎮)2号機の運転終了により、台湾は「原発ゼロ」の状態で初めて夏を迎える。火力発電への依存度は80%を超え、再生可能エネルギーの不安定性や天然ガスの備蓄不足、発電設備の起動の遅さといった課題が懸念されている。今後は、AIや半導体産業による電力需要の急増も控えており、電力供給体制の強化が急務となっている。
【トピック2】
LED最大手の富采投資控股(エノスター)、シリコンフォトニクスでAI向け需要狙う
エノスター(富采投資控股)は、シリコンフォトニクス市場に向けた3種の光源(CW-DFBレーザー、VCSEL、マイクロLED)で高速・低消費電力通信需要に応える。2028年までの開発ロードマップを示し、AI・データセンター用途で世界大手と競争中。
【トピック3】
半導体CMPパッドの頌勝科技材料(PVI)、先進封止向けも受注
元テニスラケット用PUメーカーの頌勝科技材料(PVI)は、20年超の転換を経て半導体CMPパッドを開発。台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)に採用され、中国向けにも進出。研磨液使用量の40%削減などの性能が評価され、先進封止・ソフトパッド分野にも拡大中。
【トピック4】
台湾動力手工具製造業の概況と2025年の見通し
24年は輸出・内需ともに好調で生産・販売ともに2桁成長を記録したが、25年は米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ鈍化、トランプ政権の関税政策、台湾国内の住宅着工減速が影響し、通年では小幅マイナス予想。DIY・自動車整備市場の動向が注目される。

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【会社概要】
会社名:ワイズコンサルティング グループ
所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者:吉本康志
設立:1996年11月
URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
事業内容:
・経営コンサルティング(人事労務・マーケティング・経営戦略・情報セキュリティ)
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