ラグジュアリー住宅誌『モダンリビング』による建築アワード 第16回モダンリビング大賞が決定
ベスト6賞、スタイリング・デザイン賞、アンダー40賞も贈呈
株式会社ハースト婦人画報社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ニコラ・フロケ)は、ラグジュアリー住宅誌『モダンリビング』による建築アワード「モダンリビング大賞授賞式」を2020年12月9日(水)にFLEXFORM TOKYOにて開催しました。モダンリビング大賞は、GUESTHOUSE P/k を手掛けた建築家・岡田哲史氏に贈られました。
「モダンリビング大賞」は2005年から始まった日本の優れた建築とそれを手掛ける人々を称えるために設立された賞で、今回で16回目を迎えました。1年間にモダンリビングに掲載した住宅の中から毎号の読者アンケートの集計によって、高い支持を集めた物件をベスト6賞として選定し、さらにそのベスト6賞の中から読者からの投票と審査員(建築家・城戸崎博孝氏、デザイナー・深澤直人氏、写真家・藤塚光政氏)による審査を合わせて大賞を決定。その物件を手掛けた建築家と住み手の皆様に贈られます。
本年はベスト6賞の中から大賞に加え審査員特別賞を選出したほか、インテリア・コ―ディネーターを対象とした「スタイリング・デザイン賞」、未来ある若手建築家に贈る「アンダー40賞」を選出し、表彰しました。各賞の受賞者は以下のとおり。
■モダンリビング大賞
物件名/GUESTHOUSE P/k 建築家·岡田哲史(建築事務所名/岡田哲史建築設計事務所)
大自然と調和する建築(モダンリビング249号P78~P91掲載)
オーナーが求めた「自然と渾然一体の建物」。そこで岡田哲史さんは建築設計だけでなく、ランドスケープまでトータルにデザインし、自然環境と建築の理想的な調和を目指し見事に実現させた。中央にLDK、東側にゲストルームが配された一部2階建てのミニマルな建物には透明感がみなぎり、まるで自然のなかで生活しているような空間性を楽しむことができる。景色を「眺める」のではなく「体感できる」上質な空間にまで昇華させた建築です。
岡田哲史氏のコメント
「ありがとうございます。こういった大変光栄な賞をいただきまして、本当に心から感謝しています。何より感謝申し上げなければいけないのは、こうした仕事をくださったクライアントの方達です。そこを一番大事に考えたいと思っております。これを機にさらに皆さんに愛される建築を作っていきたいと思っております。」
■審査員特別賞
物件名/Transmit 建築家·大江一夫、大江てるみ、大江泰輔(建築事務所名/マニエラ建築設計事務所)
外の要素を取り込み、豊かさを増幅させた空間(モダンリビング250号P58~P69掲載)
駅に近い市街地に立つ約46坪の住宅。間口が狭く奥に長い、かつ両隣は駐車場という借景が期待できない立地を見て、この家を手掛けた大江一夫さん、てるみさん、秦輔さんは光や空を空間に効果的に取り入れ、家の中には美しい景色を作り上げようと考えた。1階には水盤、LDKのある2階中心部に“光庭”と呼ぶ中庭。3階には屋外家具を配したアウトドアテラスを配置。植栽の緑・光・水と家にいながら季節の移ろいを感じられる自然の豊かさが詰まった住宅です。
大江一夫氏のコメント
「光栄な賞をいただきまして、ありがとうございます。これをいただけましたのも施工業者の方はじめ、オーナーのおかげでございます。こういう機会を与えていただいことに感謝しております。厳しい敷地環境で気持ちいい空間ができたことで喜んでいただけたこと、本当に光栄でございます。小さい敷地でも、狭くても、自然を取り込むことによって広い、気持ちいい空間ができるのではないかと思って建築いたしました。」
■ベスト6賞
本年発売された『モダンリビング』掲載実例の中から、毎号の読者アンケートで1位となった物件に贈られる賞。
本賞の中から、モダンリビング大賞および審査員特別賞を選定。
物件名/T邸 建築家・石井秀樹(建築事務所名/石井秀樹建築設計事務所)
物件名/半島の家 建築家・原田真宏 原田麻魚(建築事務所名/マウントフジアーキテクツスタジオ)
物件名/伊良部島S邸 建築家・坂倉竹之助 北山修 李野 (建築事務所名/坂倉建築研究所)
物件名/GUESTHOUSE P/k 建築家・岡田哲史(建築事務所名/岡田哲史建築設計事務所)
物件名/Transmit 建築家・大江一夫 大江てるみ 大江泰輔 (建築事務所名/マニエラ建築設計事務所)
物件名/葉山の家 建築家・八木正嗣 八木このみ(建築事務所名/八木建築研究所)
■スタイリング·デザイン賞
2つの庭を楽しむ家 神崎恭子氏(インテリア·コーディネーター)
インテリア·コーディネーターを大賞とした本賞には、16のノミネート作品の中から一般投票でベスト3に入ったインテリア·コーディネーターの小柴綾香氏、大部恵理子氏、マルイユ英里氏、神崎恭子氏を会場にお招きし、その作品のプレゼンテーションをしていただき、生配信上で視聴者に投票を募りました。1位を獲得した、神崎恭子氏をゴールドプライズとして表彰しました。
神崎恭子氏のコメント
「びっくりしています。2017年に同じようにゴールドプライズをいただき、また、2020年にもいただいたことにとても嬉しく思います。やはりお客様との出会いも本当にそうですし、そのお客様が私のことを信じていただいて、打合せを進めていったことと、コロナ禍にも関わらず、お客様が撮影を許可していただいたことに、本当に感謝しております。」
■アンダー40賞
チャウドックの家 建築家·西澤俊理(建築事務所名/NISHIZAWA ARCHITECTS)
若手建築家を応援するアワードとして昨年から誕生。
モダンリビング編集部と建築家・窪田勝文さんが協議を行い40歳以下 (竣工時) の建築家に贈呈。
ベトナムを拠点に活躍する建築家・西澤俊理さんが受賞しました。アンダー40賞を受賞したチャウドックの家は3世帯が集う木造軸組工法の住宅でつくられた、オープンな空間に、光、緑水庭など外の要素を大胆に取り入れることで、開放感あふれるおおらかな住まいを実現した住宅です
■「第16回モダンリビング大賞授賞式」実施概要
◆開催期間:2020年12月9日(水)
◆開催時間:19:00~20:35
◆会場:FLEXFORM TOKYO オンライン形式で実施
(港区南青山6-4-10)
◆オフィシャルスポンサー:FLEXFORM TOKYO(フレックスフォルムトーキョー)
◆サブスポンサー:NORMAN JAPAN(ノーマンジャパン)・KAJA DESIGN(カジャデザイン) ・CUCINA(クチーナ)
◆主催:ハースト婦人画報社『モダンリビング』
◆イベント内容:「モダンリビング大賞」は1年間にモダンリビングに掲載した住宅の中から毎号の読者アンケートの集計によって、高い支持を集めた物件をベスト6賞として選定。さらにそのベスト6賞の中から読者の皆様からの投票と審査員(建築家・城戸崎博孝氏、デザイナー・深澤直人氏、写真家・藤塚光政氏)による審査を合わせて大賞を決定し、その物件を手掛けた建築家と住み手の皆様を表彰しました。また2016年より継続しているインテリア・コ―ディネーターを対象とした「スタイリング・デザイン賞」は、一次審査を通過したノミネート作品をモダンリビングのサイトに掲載、WEB投票によって審査。上位3組のインテリア・コ―ディネーターの方々によるプレゼンテーションののち、オンライン配信中のWeb投票により、ゴールドプライズを決定、表彰。さらに、若手建築家を表彰する「アンダー40」賞、審査員特別賞も贈呈。
<モダンリビングについて>
1951年に「新しい生活を創る新しい住居の雑誌」として創刊しました。以来、時代に即した日本の住宅、日本人のライフスタイルを提案し続けてきました。毎号「幸せを実感できる豊かな暮らしと空間」を提案しています。
また、モダンリビングは来年、2月発売の豪邸号10周年企画、4月発売の70周年記念号など、様々な企画を予定しております。2021年70周年を迎えるモダンリビングにご期待ください。
<ハースト婦人画報社について>
株式会社ハースト婦人画報社は、テレビ、新聞、雑誌、情報サービスなどを展開する、アメリカで最大級のメディアグループ、ハーストの一員です。1905年に創刊した『婦人画報』をはじめ、『ELLE Japon(エル・ジャポン)』、『25ans(ヴァンサンカン)』、『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)』、『Men’s Club(メンズクラブ)』などを中心に、ファッション、カルチャー、デザイン、フード、ウエディングなどに関する雑誌の発行と多数のデジタルメディアの運営を手掛けています。近年はメディアの領域にとどまらず、「エル・ショップ」などのEコマースの運営、クライアント企業のマーケティング活動をトータルにサポートする「HEARST made (ハーストメイド)」 のサービス提供、データに基づきクライアントブランドのマーケティングを支援する専門組織「ハースト データ スタジオ」を立ち上げるなど、コンテンツ制作における知見にデジタルの知見とデータを融合した企業活動を展開しています。
URL:https://www.hearst.co.jp
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