ミュゼホワイトニング×LITALICO共同プロジェクト 発達障害がある子どもが安心できる歯科治療を!全国130ヵ所の歯科医院を対象に実施した調査結果を発表
~77.9%と多くの歯科医院で、発達障害がある子どもの対応に悩んでいることが明らかに~
ミュゼプラチナムがプロデュースする「ミュゼホワイトニング」では、ホワイトニングをきっかけとした予防歯科を広めるべく、全国の歯科医院と協力し、様々なサービスを提供しています。その中で、歯医者が苦手なお子さまや、通院を嫌がるお子さまが多いという課題が浮かび上がりました。そこで、以前より社員研修などで連携してきたLITALICO発達ナビとともに、受け入れる側の歯科医院に対して、発達が気になるお子さまに対してどのようなご案内を行なっているのか、全国130ヵ所の歯科医院を対象に「対応に困るお子さまの歯科医院でのご案内方法に関する調査」(2019年6月18日~6月28日実施)を実施いたしました。
本調査結果では、発達障害についてご存知でしたかという質問に対して「名前は知っているが種類や特性など詳しくは知らない」が60.3%と、「発達障害の種類や特性を含め知っている」の38.9%を大きく上回り、名前を聞いたことがある程度で、発達障害への理解は歯科医院の現場にも浸透していないことがわかりました。その一方で、これまで発達障害のある子どもの対応を「したことがある」と回答した歯科医院は77.9%と多く、対応に困っている現状も見えてきました。
【調査結果サマリー】
●歯科医療の現場の困りごと第1位
「子どもに対する治療や治療器具への恐怖心を軽減するための説明」60%
●「少しずつ治療を進めて慣れさせる」「声をかけて落ち着かせる」が対応の共通ポイント
●発達障害がある子どもへの対応「特に対策をしていない」11.3%
●歯科医療の現場の困りごと
歯科治療のシーンごとに分けて、どの部分に困りごとがあるのかを調べてみました。第3位は同率で「待合室などで落ち着かない子どもへの対応」と、「歯磨き指導などにおける子どもへのわかりやすい伝え方」となり、約半数ほどの歯科医院が困ったことがあると回答。
具体的な対処法として、落ち着かない子どもへの対応が「声をかけて落ち着かせる」33.2%、「保護者に落ち着かせてもらう」24.5%。子どもへのわかりやすい伝え方が、「実際に器具をさわってもらいながら説明する」37.2%、「説明ツールを使う」31.4%という結果となり、多くの歯科医院で、試行錯誤しながら子どもたちの対応を実践していることが伺えます。
第2位は「痛みに敏感な子どもへの治療」で、半数以上の歯科医院がその対応で困難を感じていることがわかりました。痛がってしまうとスムーズに治療することは大変なため、「少しずつ治療を進め慣れさせる」29.6%、「声をかけて落ち着かせる」20.5%などの対応を行ってはいるものの、痛みへの効果的な対策は難しいことが感じられます。
そして、第1位は「子どもに対する治療や治療器具への恐怖心を軽減するための説明」60%で、子どもにとって歯科治療への恐怖心は強く、恐怖心を軽減するための説明に難しさを感じている歯科医院が多い、ということがわかりました。具体的に「実際に器具をさわってもらいながら説明する」43.4%、「図やイラストで説明する」23.6%と、工夫しながら理解を促進してはいるものの、恐怖心に対してどのように対応していくか、はかりかねている様子が伺えます。
●「少しずつ治療を進めて慣れさせる」「声をかけて落ち着かせる」が対応の共通ポイント
子どもの対応での困りごとのうち、「困った経験がある」と回答した歯科医院の内容を見てみると、「薬を吐き出してしまう」「口や首回りを触られるのを嫌がる」「音に対して嫌がる」などの困りごとがあがりました。
子どもの困りごとの多様さを感じさせられますが、どのような困りごとでも「少しずつ治療を進めて慣れさせる」や「声をかけて落ち着かせる」という対応を、共通して行っているということもわかりました。
その他、「対応に時間がかかる。保護者の理解が得られない場合がある」「個人差があるので難しく、教科書通りにはいかない」「個々に状態が異なるので、対応に戸惑う」など、個人差への対応や時間等のコストがかかることも懸念としてあげられています。子ども一人ひとり困りごとが異なり、歯科医院の現場でもその対応に追われていることが、今回の調査を通して見えてきました。
●発達障害がある子どもへの対応「特に対策をしていない」11.3%
発達障害がある子どもへの対応として、歯科治療の現場は現在どのような取り組みをしているのでしょうか。
具体的な取り組みについて聞いてみたところ、「保護者の方に、子どもの苦手や好きを聞く」26.2%、「その子どもの事例をスタッフで共有する」26.2%、「絵カードを用いて歯磨きの指導」14.9%、「不安が強い子どもに絵カードで視覚支援」11.3%と、様々な工夫をしながら子どもへの対応を行っていることがわかりました。特に保護者やスタッフとの情報の共有や、言葉だけではなく絵カードを使ってのコミュニケーションは効果的と考えられ、歯科治療の現場でも発達障害への理解が少しずつ進んでいることを感じます。
しかし一方で、「特に対策をしていない」という歯科医院も11.3%存在しているため、課題は多数あるものの、歯科治療の現場へ発達障害への理解を浸透させていくことが急務であると言えます。
歯科医療全体を見ても、発達障害をはじめとした特別な配慮が必要な患者さまへの対応方法を学ぶ機会は少なく、実務に寄り添ったものではないこともあるため、まず環境を整えていくことが大切です。
発達に悩む子どもたちへの歯科治療をより充実させるためには、歯科医院側の発達障害へのさらなる理解が欠かせません。そして、より正確な情報を医院に提供する仕組みも必要です。
今回の調査結果から、歯科治療の現場にどのような困難やニーズがあるのかが明らかになりました。そして次のステップとして、調査結果をもとに、浮き彫りになった課題に対応したプログラムを作成し、歯科治療に関わる方々に向けた研修を全国で展開してまいります。
さらに利用者への情報提供として、発達障害への理解の深い歯科医院を探しやすくするサービスの立ち上げも予定しております。「研修プログラムを受講している」「視覚支援ツールを完備している」などといった条件から、一人ひとりのお子さまに合った歯科医院探しのお手伝いを、LITALICOとともに行ってまいります。
【調査概要】
調査日:2019年6月18日(火)~6月28日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:130名
調査対象:全国の歯科医院130ヵ所
■LITALICO発達ナビについて
LITALICO発達ナビは、子どもの発達が気になる保護者が、十分な子育ての情報や選択肢を得られるようになることを目的に2016年1月にオープン。子育て体験談やアドバイス、発達障害の基礎知識に関する情報を発信する「コラム」や、子育てに関する疑問や困っていることを質問し、全国の先輩ママ・パパから回答を得ることができる「Q&A」、発達が気になる子ども向け通所施設の検索・問い合わせができる「施設情報」などのコンテンツを提供しています。また、福祉施設向けに、オンライン上で支援者向けの研修動画や教材をダウンロードできる「研修・教材サービス」など、業務支援サービスも提供しています。2019年6月時点で月間アクティブユーザー数は150万、月間PVは590万、会員数は13万人を超え、多 くの子どもの発達が気になる保護者の方々に支持されるウェブサービスに成長しています。
▶LITALICO発達ナビについてはこちら:https://h-navi.jp/
■ミュゼホワイトニングについて
ミュゼプラチナムがプロデュースする、「ポリリンホワイトニング」を導入したデンタルクリニックです。ホワイトニングは 1歯500円で、計20本までの施術に対応。また、従来のホワイトニングと比べて痛みが少なく、施術直後からご飲食も可能です。男性のお客さまもご来院いただけますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。「ミュゼホワイトニング」ブランドのノウハウを活かし、新規集患や患者リピート率向上などの面で歯科医院運営をサポートする「ミュゼホワイトニング FC プログラム」は、現在全国に20院(※1)を展開中です。「ミュゼホワイトニング」では、全国の歯科医院と協力し、歯科医院を「行きたくない場所」から「定期的に通うべき場所」にする変革にチャレンジしています。
▶ミュゼホワイトニングについてはこちらから:https://musee-whitening.com/
▶ミュゼホワイトニング FC プログラムについてはこちらから:https://musee-whitening.com/fc/
■美容脱毛サロン『ミュゼプラチナム』について
“全ての女性のキレイをお手伝いしたい”との思いを込め、2003年に誕生した、高品質の美容脱毛サロン。多くの女性の支持を受け、現在では全国に192店舗(※1)を展開しています。
(※1)2019年7月末日時点
株式会社ミュゼプラチナムは、RVH(東証二部:6786)のグループ企業です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像