「シェル美術賞2020」の実施について
若手作家の登竜門として7月から作品募集を開始、受賞・入選作品展を国立新美術館で開催(12月)
出光興産株式会社(トレードネーム:出光昭和シェル)は、次世代を担う若手作家の発掘・育成を目的とする「シェル美術賞2020」の募集を7月から開始します。
「シェル美術賞」は、40歳までの若手作家を対象とする公募展で、1956年にスタートし今年で創設64年目を迎えます。「シェル美術賞2020」は、コンテンポラリー・アートのフィールドで活躍する学芸員、作家など、新任3名を含む、計5名の審査員による多彩な視点で審査を行います。
若手作家の皆さんの挑戦をお待ちしています。
「シェル美術賞」は、40歳までの若手作家を対象とする公募展で、1956年にスタートし今年で創設64年目を迎えます。「シェル美術賞2020」は、コンテンポラリー・アートのフィールドで活躍する学芸員、作家など、新任3名を含む、計5名の審査員による多彩な視点で審査を行います。
若手作家の皆さんの挑戦をお待ちしています。
◆シェル美術賞2020実施概要
【応募資格】
日本在住で2020年3月31日時点40歳以下の方
※誕生日が1979年4月1日以降の方
※応募時、年齢、在学を確認できる証明書等のコピーを要添付
【募集作品】
・平面作品でワイヤーによる壁面展示が可能なもの
・2018年以降に制作された新作で、他の公募展等で入選していない作品
・サイズ=162.0cm×162.0cm(S100号)以内
・厚さ、重量=15cm、30kg以内
【出品料】
1点 = 7,000円(6,000円)
2点 = 11,000円(9,000円)
3点 = 14,000円(11,000円)
※出品は1人3点まで(専門学校・大学・大学院生は括弧内の割引料金)
※高校生は無料、ただし出品は1人1点に限る。
【申込期間】
7月1日(水)~ 8月28日(金) 必着
【作品搬入】
9月19日(土)~ 9月20日(日)
【展覧会】
12月9日(水)~ 12月21日(月) ※15日(火)休館
国立新美術館 展示室1B
【WEBサイト】
https://www.idss.co.jp/enjoy/culture_art/art/index.html
【学生支援企画】
①学生特別賞を設定、②出品料割引、③展覧会入場料無料
【備考】
新型コロナウイルスの感染拡大等により、内容が変更、中止になる場合があります。
応募に際しては、事前にHPで最新情報をご確認下さい。
応募に関する追加情報は5月に当社ウェブサイトで発表します。
◆審査員紹介
今回の審査員は、以下の5名です。(敬称略)
・木村 絵理子 (横浜美術館主任学芸員)※新任
・角 奈緒子 (広島市現代美術館学芸員)
・中井 康之 (国立国際美術館特定研究員)
・鷲田 めるろ (十和田市現代美術館館長) ※新任
・大庭 大介 (画家、シェル美術賞2003入選作家)※新任
◆審査員プロフィール(敬称略)
〇木村 絵理子(Eriko Kimura)
横浜美術館主任学芸員、ヨコハマトリエンナーレ2020企画統括。
現代美術の展覧会を中心に企画。
近年の主な展覧会に、”Hanran: 20th-Century Japanese Photography”(ナショナル・ギャラリー・オブ・カナダ、2019‐2020年)「昭和の肖像―写真で辿る『昭和』の人と歴史」展(アーツ前橋、2018年)他。横浜美術館の企画に「BODY/PLAY/POLITICS」展(2016年)、奈良美智展(2012年)、高嶺格展(2011年)、束芋展(2009‐10年)、金氏徹平展(2009年)、GOTH –ゴス–(2007‐08年)など。
コメント
最古にして常に最新の美術表現たりえる可能性を秘めたもの、それが絵画といえるでしょう。文字が発明される以前から人間の営みや欲求は絵画を通じて表現され、数万年を経てなお、絵画は新たなクリエーションのための窓となっています。60年以上の歴史を持つシェル美術賞に選ばれることは、文字通り歴史に名を刻むことであり、現在のみならず、後世の鑑賞者に向けて「今」を残していくことへも繋がります。今回から新たに審査員として加わるにあたり、まさに今ここにある絵画の意味を考えさせてくれる作品に出会えることを楽しみにしています。
〇角 奈緒子(Naoko Sumi)
広島市生まれ。2005年、成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻修士課程修了(西洋美術史)。2006年より広島市現代美術館にて勤務。これまで企画した主な展覧会は、「金氏徹平展 splash & flake」(2007)、「西野達展 比治山詣で」(2007)、「この素晴らしき世界:アジアの現代美術から見る世界の今」(2011-12)、「俯瞰の世界図」(2015)、「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」(2016-17)、「松江泰治|地名事典」(2018)など。
コメント
みなさんはなぜ、絵画(平面作品)を制作するのですか? 即座に答えられる人、返答に窮してしまう人、いろいろいると思います。残念ながら、私は絵画を制作することはできませんが、眺めたり鑑賞したりするのは好きですし、大抵は楽しんでいます。画面を見ながら、作者はどうしてこれを制作したのだろう、と考えるのも割と好きです。絵画は基本的に、カンヴァスなどの支持体とメディウムとで構成され、視覚芸術と称されるいくつかのジャンルのなかでも比較的シンプルな構造で、線と色との真剣な戯れが二次元平面上で展開されるのみです。逆説的なようだけれども、それゆえに奥が深いのです。これを制作せずにはいれなかったんだな、と唸らずにはいられないような作品との出会いを楽しみに、二年目の審査に臨みたいと思います。
〇中井 康之 (Yasuyuki Nakai)
1959年東京都生まれ。1990年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。同年西宮市大谷記念美術館に学芸員として勤務。1999年より国立国際美術館に勤務。
主な企画展に「美術館の遠足(藤本由紀夫展)」(1997)、「パンリアル創世紀展」(1998)、「もの派-再考」(2005)、「アヴァンギャルド・チャイナ-〈中国当代美術〉二十年」(2008)、「世界制作の方法」(2011) 、「フィオナ・タン-まなざしの詩学」(2014-15)、「クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime」(2019-20)、「インポッシブル・アーキテクチャー」(2019-20)等(共同企画含む)。他、2005年第11回インド・トリエンナーレ展日本側コミッショナー、2013年「楽園創造(パラダイス)-芸術と日常の新地平-」(αMギャラリー)企画担当。主な論考に「日本に於いて絵画を制作すること」(第11回インド・トリエンナーレ展)、「“Qualia in Ephemera(儚さの美学)”」『City_net Asia 2005』カタログ、「もの派―再考」『もの派―再考』展カタログ2005年、「1970年代における個と集団の論理」『日本の20世紀芸術』平凡社2014年、「メタボリズムの誕生とアジアへの敷衍」『インポッシブル・アーキテクチャー』展図録(2019年2月6日)平凡社、「クリスチャン・ボルタンスキーと神話」『クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime』展図録(2019年2月8日)水声社、等。現在、ウェブマガジンartscapeに「学芸員レポート」を寄稿。
コメント
昨年のシェル美術賞では「絵画」の可能性を問う作品と出会い、グランプリとして迎える僥倖にも恵まれた。それでも尚、「たった今進行しつつある事を、われわれの身に起ころうとしている事を、この世界、この時代、われわれが生きているまさにこの瞬間が一体何であるのかを問う」*ような世界観を持つ作品と邂逅することをふたたび希求している。こうした原則論をここで言い立てるのは、昨今の情報技術の進歩がもたらした歴史的な転換が、われわれの生活のみならず、視覚的経験も激変させているからである。このような時代を広く見通す作品と、再び出会えることを大きく期待するものである。 *ミシェル・フーコー「主体と権力」より。
〇鷲田 めるろ (Meruro Washida)
1973年京都市生まれ、十和田市在住。東京大学大学院修士修了。金沢21世紀美術館キュレーターを経て、2020年十和田市現代美術館館長就任。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(2017年)。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。
コメント
油彩や日本画、ドローイングといったジャンル毎の慣習や技術の精緻化からは一旦離れ、今という時代に向き合う中で、伝えたいことが明確化されている作品を期待します。そして、伝えるために必要な技術が適切に選ばれているかどうか、十分に練られ、磨き上げられているかどうかも評価の対象としたいと思います。もし一人の作家の方が複数の作品を応募される場合には、その組み合わせについても、十分に考えていただければと思います。楽しみにしています。
〇大庭 大介(Daisuke Ohba)
1981年静岡県生まれ。画家。京都造形芸術大学大学院准教授。2007年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究分野修了。「関係、偶然性、光、次元、行為」をテーマに、特殊な絵具や様々な道具、独自な方法論をもとに絵画を多角的に展開させる。近年の主な展示に、2019「INTERPRETATIONS, TOKYO ―17世紀絵画が誘う現代の表現」原美術館(東京)、2019「大庭大介 個展」ガトーフェスタハラダ本社工場ギャラリー(高崎)、2018「The Ubiquity of Borders: Japanese Contemporary」Gallery Baton(韓国)、2017「大庭大介・個展」SCAI THE BATHHOUSE(東京)、2016「THE ECHO」高崎シティギャラリー(高崎)、2015「白の表現力~現代のコレクションから~」静岡県立美術館(静岡)、2014「NATURES DUET:SELECTED WORKS BY JORGE MAYET & DAISUKE OHBA」FARJAM FOUNDATION(ドバイ)、2013「The Islands of the Day Before」開渡美術館・KdMoFA(台北)、2012「超群島 -ライト・オブ・サイレンス」青森県立美術館 (青森)、
2011「The Light Field」大和日英基金(ロンドン)など、国内外で個展、グループ展、国際アートフェアにて発表している。
コメント
「絵画」は何度も死んだと揶揄されるが、それはやり尽くされるどころか人間の根源的衝動を満たす術として、また世界で起こることを過去から現在へと加速度的に記録し続ける存在として、今日におけるその可能性は未だ発展段階にある。
「絵画」には「枠」がある。そして我々の知覚認識に限界があるという事実もまた我々が「枠」の中の住人であるという事実を知らしめる。あえて制限された「絵画」という媒体の中で思考を深めることは、セカイの真髄に触れることである。
私は「絵画」の探求者として、それを通してのみ捉える事が出来るセカイの一端の存在を確信している。
シェル美術賞を通し、これからの世界に通用する強度、文脈を持った絵画作品が見出されることを望んでいる。
以上
【応募資格】
日本在住で2020年3月31日時点40歳以下の方
※誕生日が1979年4月1日以降の方
※応募時、年齢、在学を確認できる証明書等のコピーを要添付
【募集作品】
・平面作品でワイヤーによる壁面展示が可能なもの
・2018年以降に制作された新作で、他の公募展等で入選していない作品
・サイズ=162.0cm×162.0cm(S100号)以内
・厚さ、重量=15cm、30kg以内
【出品料】
1点 = 7,000円(6,000円)
2点 = 11,000円(9,000円)
3点 = 14,000円(11,000円)
※出品は1人3点まで(専門学校・大学・大学院生は括弧内の割引料金)
※高校生は無料、ただし出品は1人1点に限る。
【申込期間】
7月1日(水)~ 8月28日(金) 必着
【作品搬入】
9月19日(土)~ 9月20日(日)
【展覧会】
12月9日(水)~ 12月21日(月) ※15日(火)休館
国立新美術館 展示室1B
【WEBサイト】
https://www.idss.co.jp/enjoy/culture_art/art/index.html
【学生支援企画】
①学生特別賞を設定、②出品料割引、③展覧会入場料無料
【備考】
新型コロナウイルスの感染拡大等により、内容が変更、中止になる場合があります。
応募に際しては、事前にHPで最新情報をご確認下さい。
応募に関する追加情報は5月に当社ウェブサイトで発表します。
◆審査員紹介
今回の審査員は、以下の5名です。(敬称略)
・木村 絵理子 (横浜美術館主任学芸員)※新任
・角 奈緒子 (広島市現代美術館学芸員)
・中井 康之 (国立国際美術館特定研究員)
・鷲田 めるろ (十和田市現代美術館館長) ※新任
・大庭 大介 (画家、シェル美術賞2003入選作家)※新任
◆審査員プロフィール(敬称略)
〇木村 絵理子(Eriko Kimura)
横浜美術館主任学芸員、ヨコハマトリエンナーレ2020企画統括。
現代美術の展覧会を中心に企画。
近年の主な展覧会に、”Hanran: 20th-Century Japanese Photography”(ナショナル・ギャラリー・オブ・カナダ、2019‐2020年)「昭和の肖像―写真で辿る『昭和』の人と歴史」展(アーツ前橋、2018年)他。横浜美術館の企画に「BODY/PLAY/POLITICS」展(2016年)、奈良美智展(2012年)、高嶺格展(2011年)、束芋展(2009‐10年)、金氏徹平展(2009年)、GOTH –ゴス–(2007‐08年)など。
コメント
最古にして常に最新の美術表現たりえる可能性を秘めたもの、それが絵画といえるでしょう。文字が発明される以前から人間の営みや欲求は絵画を通じて表現され、数万年を経てなお、絵画は新たなクリエーションのための窓となっています。60年以上の歴史を持つシェル美術賞に選ばれることは、文字通り歴史に名を刻むことであり、現在のみならず、後世の鑑賞者に向けて「今」を残していくことへも繋がります。今回から新たに審査員として加わるにあたり、まさに今ここにある絵画の意味を考えさせてくれる作品に出会えることを楽しみにしています。
〇角 奈緒子(Naoko Sumi)
広島市生まれ。2005年、成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻修士課程修了(西洋美術史)。2006年より広島市現代美術館にて勤務。これまで企画した主な展覧会は、「金氏徹平展 splash & flake」(2007)、「西野達展 比治山詣で」(2007)、「この素晴らしき世界:アジアの現代美術から見る世界の今」(2011-12)、「俯瞰の世界図」(2015)、「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」(2016-17)、「松江泰治|地名事典」(2018)など。
コメント
みなさんはなぜ、絵画(平面作品)を制作するのですか? 即座に答えられる人、返答に窮してしまう人、いろいろいると思います。残念ながら、私は絵画を制作することはできませんが、眺めたり鑑賞したりするのは好きですし、大抵は楽しんでいます。画面を見ながら、作者はどうしてこれを制作したのだろう、と考えるのも割と好きです。絵画は基本的に、カンヴァスなどの支持体とメディウムとで構成され、視覚芸術と称されるいくつかのジャンルのなかでも比較的シンプルな構造で、線と色との真剣な戯れが二次元平面上で展開されるのみです。逆説的なようだけれども、それゆえに奥が深いのです。これを制作せずにはいれなかったんだな、と唸らずにはいられないような作品との出会いを楽しみに、二年目の審査に臨みたいと思います。
〇中井 康之 (Yasuyuki Nakai)
1959年東京都生まれ。1990年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。同年西宮市大谷記念美術館に学芸員として勤務。1999年より国立国際美術館に勤務。
主な企画展に「美術館の遠足(藤本由紀夫展)」(1997)、「パンリアル創世紀展」(1998)、「もの派-再考」(2005)、「アヴァンギャルド・チャイナ-〈中国当代美術〉二十年」(2008)、「世界制作の方法」(2011) 、「フィオナ・タン-まなざしの詩学」(2014-15)、「クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime」(2019-20)、「インポッシブル・アーキテクチャー」(2019-20)等(共同企画含む)。他、2005年第11回インド・トリエンナーレ展日本側コミッショナー、2013年「楽園創造(パラダイス)-芸術と日常の新地平-」(αMギャラリー)企画担当。主な論考に「日本に於いて絵画を制作すること」(第11回インド・トリエンナーレ展)、「“Qualia in Ephemera(儚さの美学)”」『City_net Asia 2005』カタログ、「もの派―再考」『もの派―再考』展カタログ2005年、「1970年代における個と集団の論理」『日本の20世紀芸術』平凡社2014年、「メタボリズムの誕生とアジアへの敷衍」『インポッシブル・アーキテクチャー』展図録(2019年2月6日)平凡社、「クリスチャン・ボルタンスキーと神話」『クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime』展図録(2019年2月8日)水声社、等。現在、ウェブマガジンartscapeに「学芸員レポート」を寄稿。
コメント
昨年のシェル美術賞では「絵画」の可能性を問う作品と出会い、グランプリとして迎える僥倖にも恵まれた。それでも尚、「たった今進行しつつある事を、われわれの身に起ころうとしている事を、この世界、この時代、われわれが生きているまさにこの瞬間が一体何であるのかを問う」*ような世界観を持つ作品と邂逅することをふたたび希求している。こうした原則論をここで言い立てるのは、昨今の情報技術の進歩がもたらした歴史的な転換が、われわれの生活のみならず、視覚的経験も激変させているからである。このような時代を広く見通す作品と、再び出会えることを大きく期待するものである。 *ミシェル・フーコー「主体と権力」より。
〇鷲田 めるろ (Meruro Washida)
1973年京都市生まれ、十和田市在住。東京大学大学院修士修了。金沢21世紀美術館キュレーターを経て、2020年十和田市現代美術館館長就任。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(2017年)。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。
コメント
油彩や日本画、ドローイングといったジャンル毎の慣習や技術の精緻化からは一旦離れ、今という時代に向き合う中で、伝えたいことが明確化されている作品を期待します。そして、伝えるために必要な技術が適切に選ばれているかどうか、十分に練られ、磨き上げられているかどうかも評価の対象としたいと思います。もし一人の作家の方が複数の作品を応募される場合には、その組み合わせについても、十分に考えていただければと思います。楽しみにしています。
〇大庭 大介(Daisuke Ohba)
1981年静岡県生まれ。画家。京都造形芸術大学大学院准教授。2007年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究分野修了。「関係、偶然性、光、次元、行為」をテーマに、特殊な絵具や様々な道具、独自な方法論をもとに絵画を多角的に展開させる。近年の主な展示に、2019「INTERPRETATIONS, TOKYO ―17世紀絵画が誘う現代の表現」原美術館(東京)、2019「大庭大介 個展」ガトーフェスタハラダ本社工場ギャラリー(高崎)、2018「The Ubiquity of Borders: Japanese Contemporary」Gallery Baton(韓国)、2017「大庭大介・個展」SCAI THE BATHHOUSE(東京)、2016「THE ECHO」高崎シティギャラリー(高崎)、2015「白の表現力~現代のコレクションから~」静岡県立美術館(静岡)、2014「NATURES DUET:SELECTED WORKS BY JORGE MAYET & DAISUKE OHBA」FARJAM FOUNDATION(ドバイ)、2013「The Islands of the Day Before」開渡美術館・KdMoFA(台北)、2012「超群島 -ライト・オブ・サイレンス」青森県立美術館 (青森)、
2011「The Light Field」大和日英基金(ロンドン)など、国内外で個展、グループ展、国際アートフェアにて発表している。
コメント
「絵画」は何度も死んだと揶揄されるが、それはやり尽くされるどころか人間の根源的衝動を満たす術として、また世界で起こることを過去から現在へと加速度的に記録し続ける存在として、今日におけるその可能性は未だ発展段階にある。
「絵画」には「枠」がある。そして我々の知覚認識に限界があるという事実もまた我々が「枠」の中の住人であるという事実を知らしめる。あえて制限された「絵画」という媒体の中で思考を深めることは、セカイの真髄に触れることである。
私は「絵画」の探求者として、それを通してのみ捉える事が出来るセカイの一端の存在を確信している。
シェル美術賞を通し、これからの世界に通用する強度、文脈を持った絵画作品が見出されることを望んでいる。
以上
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