ZEH水準・省エネ基準を備えたリノベーション住宅の普及に向けた取り組みがグッドデザイン賞を受賞

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三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:宮島正治、以下三菱地所レジデンス)と株式会社エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区、代表取締役社長:田鎖郁男、以下エヌ・シー・エヌ)は、三菱地所レジデンスのリノベーション事業において、中古マンションでZEH水準省エネ住宅※1(以下、ZEH水準)または省エネ基準適合住宅※2(以下、省エネ基準)を達成する技術に関して、リノベーションの省エネ計算の先駆者であるエヌ・シー・エヌと連携を図っております。この度、両社が共同で取り組んでまいりましたリノベーション住宅における省エネの取り組みが、2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞いたしました。

【取り組みの特徴】

(1) リノベーションを施して再販売する際に、ZEH水準または省エネ基準を達成。

  業界に先駆けて、達成率※360%超を実現。

(2) 新築市場では一般的となった省エネ性能の見える化を中古市場でも当たり前に。

  「省エネルギー性能報告書」により、購入者の物件選択をサポート。

(3) 三菱地所レジデンスとエヌ・シー・エヌが連携し、持続可能な社会の実現に貢献。

  中古マンション市場全体でZEH水準および省エネ基準の達成がスタンダードとなることを目指す。

中古マンションを買い取り、リノベーションを施して再販売する際に、必要な箇所に適切な省エネルギー設備等を導入し、ZEH水準または省エネ基準の達成を目指します。両社が連携したことで、これまで難しいとされていた中古マンションのZEH水準や省エネ基準の達成が容易になり、省エネ性能を備えた物件の供給がスムーズに行えるようになりました。また、これまで新築マンションと比較して省エネに関する情報が少なかった中古マンションの購入検討者にとって、省エネ性能が表示された物件を選べるようになったことは大きなメリットとなります。両社はこの取り組みを中古市場全体に広げ、持続的な社会の実現に貢献してまいります。

【省エネルギー性能報告書】

■建築物の省エネルギー性能の第三者認定である 「BELS」取得を表示

■ZEH水準または省エネ基準であることを表示

■「住宅ローン減税」の優遇(借入限度額・最大控除額)を表示

■エネルギー性能(UA値、ηAC値、BEI)を一目で表示

■審査員評価コメント(公開コメント)

これまで中古住宅は省エネ性能が数値化されず、購入者が性能を比較できないという課題を抱えていた。長年にわたりマンションの供給に関わってきた強みを活かし、自社中古物件において、ZEH水準や省エネ基準を達成する取り組みを先駆けて実装した点で評価される。

同時に成果を積極的にメディアや競合他社に公開している点も注目に値する。

購入者にとっても性能を理解した上で、暮らしを選択できるのは大きなメリットである。

今後、業界全体に普及が進むことで省エネ中古住宅が当たり前となり、住環境の質と脱炭素社会の実現の両立に貢献することが期待される。

※1 ZEH水準省エネ住宅:

建築物の断熱性能及び設備に関する基準を満たした住宅で、断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6の性能を有する住宅

※2 省エネ基準適合住宅:

建築物の断熱性能及び設備に関する基準を満たした住宅で、断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4の性能を有する住宅

※3 達成率:

三菱地所レジデンス リノベーション事業 2024年度の達成率。2024年度(2024年4月1日~2025年3月31日)に着工した戸数に対する割合

【三菱地所レジデンスのリノベーション事業「リノレジ」】

三菱地所レジデンスでは、2022年1月に「CO2排出量削減戦略」を打ち出し、CO2排出量を2030年までに2019年比で50%削減することを掲げました。

その達成に向けて、リノベーション事業「リノレジ」においても、CO2排出量の削減を目指しております。

また、ZEH水準または省エネ基準を達成した部屋を「エコリノベ」として推進し、より多くの方から選ばれる住まいづくりを進めていきます。今後も、ZEH水準または省エネ基準の達成率をさらに引き上げていきます。

三菱地所レジデンスは2013年、リノベーション事業に参入し、取得実績は約2,300戸を超えております。(2025年9月30日現在)

約20万戸の新築分譲マンションを供給してきたことで蓄積されたノウハウを活かし、マンションの買取、リノベーション、販売という3つの活動を通じて、住まいを人から人へとつなぎ、人と住まいと街が未来へと末長く持続していくことに貢献しています。

リノレジHP:https://www.mecsumai.com/renovation/about/

【エヌ・シー・エヌの建築環境設計】

エヌ・シー・エヌの建築環境設計は、省エネと健康・快適を両立する建築物の普及を事業の目的としています。2025年省エネ基準適合義務化や2050年カーボンニュートラルの実現に向け、国や地方公共団体は各種優遇制度や補助金制度を用いて建築物の省エネ性能の向上を後押ししています。

新築時の省エネ性能向上対策として、特にZEHを上回るGX志向型住宅や東京ゼロエミ住宅の性能を達成するために、断熱・設備仕様のコンサルティングと省エネ計算を提供しています。

また、今回のように既存物件の省エネ性能を向上するリノベーションについても、積極的な提案を行っています。非住宅分野においては、近年増加する木造化・ZEB化のニーズに応えるためZEBプランナーを取得し、設備設計からZEBのご提案までワンストップで提供しています。

◎省エネルギー計算数(累計)      : 28,321件 (2010年4月~2025年3月)

◎省エネルギー計算数(リノベーション) : 301件   (2024年4月~2025年3月)

エヌ・シー・エヌ 環境設計部

https://www.ncn-se.co.jp/energy/

会社概要                                                                     

株式会社エヌ・シー・エヌ

代表者:代表取締役社長 田鎖郁男

本社所在地:東京都千代田区永田町二丁目 13 番 5 号 赤坂エイトワンビル7階

設立:1996年12月11日

資本金:3億9,109万円 (2025年3月末現在)

主な事業:木造耐震設計事業、建築環境設計事業

URL:https://www.ncn-se.co.jp

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会社概要

株式会社エヌ・シー・エヌ

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URL
http://www.ncn-se.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区永田町2-13-5 赤坂エイトワンビル7階
電話番号
03-6897-6311
代表者名
田鎖郁男
上場
東証スタンダード
資本金
3億9038万円
設立
1996年12月