国際NGOプラン・インターナショナルが、イスラエルによる国連UNRWAの国内での活動禁止法案可決に対する声明を発表
65万人以上の子どもたちが教育を受けられなくなり、子どもたちの世代全体が危険にさらされることに
国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、2024年10月28日、イスラエルのクネセト(国会)による、パレスチナ避難民を支援し保護してきた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動を禁止する法案可決を非難する声明を発表しました。今回の決定は、イスラエルの占領下で暮らす数百万人のパレスチナ人に壊滅的な結果をもたらす可能性があります。
国際社会は、イスラエルに対し、クネセト(国会)によるこの危険な決定を撤回するよう緊急に要請する必要があります。ガザ地区はすでに壊滅的な人道危機に直面しています。このまま人道支援へのアクセスが制限され続ければ、飢饉に見舞われる危険性が高い状況に置かれています。栄養不良や脱水症状、それに関連する病気で毎日大勢の子どもたちが命を落としている中、長年にわたり食料などの支援物資の配布や医療サービスの提供に従事してきたUNRWAを追放することは言語道断であり、死と苦しみをさらに増やすことになりかねません。
ユニセフは、この決定はガザの人道支援活動の崩壊につながり、子どもたちを死に追いやる新たな方法となってしまうと警告しています。また、国連は、UNRWAの活動禁止措置が実施されれば、ガザ地区の市民に対する新たな形態の「集団的懲罰」の裏付けとなると警告しています。国際人道法のもとでは、「集団的懲罰」は、戦争犯罪に相当するとの理由で禁止されています。
プランは、子どもを含むすべての民間人に対するこの残酷な行為を非難します。
プラン・インターナショナル グローバル人道政策・アドボカシー・ディプロマシーユニット
リンゼイ・ハッチソンのコメント
「世界の指導者たちには、法的および道義的観点から、今すぐこの恐怖を止める義務があります。人道支援へのアクセスを妨げること、そして集団的懲罰は、国際人道法上の明らかな違反行為です。国連加盟国は、この暴力を直ちに終結させ、UNRWAの活動を認めるよう、イスラエル当局に緊急の働きかけを行わなければなりません」
国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに世界80カ国以上で活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。
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