デル・テクノロジーズ導入事例:ウシオライティング、デル・テクノロジーズのワークステーションで最新の映像テクノロジーに対応した多面立体VRのデモ環境を構築
―ハイエンドGPUを3枚以上搭載できるDell Precisionワークステーションを採用―
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ URL:https://www.dell.com/ja-jp)は、ウシオライティング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:渡邉 剛徳、以下、ウシオライティング)が、デル・テクノロジーズの「Dell Precision 7920 タワー ワークステーション」を導入し、最新の映像テクノロジーに対応した多面立体VRのデモ環境を構築した導入事例を発表しました。
ウシオライティングは「未来は光でおもしろくなる」をスローガンに掲げ、ライブやスポーツ観戦などのエンタテインメント業界から、商業施設やホテルの照明、医療業界、農業まで、光をテーマに事業を展開しています。その中でも近年ニーズが高まっているのがVR関連製品で、光をテーマにするウシオライティングでは、研究機関向け、産業向けにプロジェクターに映像を投影する多面立体型のVRシステム「HoloStage(ホロステージ)」を提供しています。
2005年から提供している「HoloStage」は、利用者がヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着せず代わりに3Dメガネをかけることで、複数のプロジェクターから投影された映像を立体視でき、VR環境ならではの深い没入感を得られるもので、発売当初は大学などの研究機関で主に活用され、その後自動車業界をはじめとした産業分野でも導入が広がっていきました。導入実績には、国土交通省国土技術政策総合研究所が取り組む「インフラ分野のDX推進」分野があり、VRにてインフラ構造物、道路交通をはじめとするCIMモデルを立体で可視化し、設計、施工と維持管理に関する実験、技術開発や検証などをリアルな環境下で行うことが可能となっています。
ウシオライティングの東京本社には、多面体VRのデモを顧客が体験できるショールームを常設していますが、複数のプロジェクターを用いて3面(正面、床面、側面)のスクリーンに映像を投影するため、アプリケーションを稼働させるデバイスには高い性能が必要とされていました。同社ではリアルなビジュアル表現をスムーズに映し出せる環境を構築したいと考えていましたが、当時使用していたワークステーションではパフォーマンスが足りず、VR映像が動かないという課題がありました。こうした背景があり、ワークステーションのリプレースを検討開始しました。
ワークステーション選定時に第一条件としたのが、RTコアを積んでいるGPUを搭載できることでした。リプレース前のワークステーションは複数枚のNVIDIA Quadro M6000を積んでいましたが、リプレースする際にはQuadro Sync2に対応したNVIDIA RTX A6000を搭載できるワークステーションを選定しました。ウシオライティングでは、アプリケーションによっては3スクリーンにワークステーション1台で映像を投影するケースもあるため、1台にハイエンドGPUを3枚以上搭載できることも条件でした。
複数社のワークステーションを比較検討したところ、他社製品では実現できない1台でハイエンドGPUを3枚以上搭載できる点を高く評価し、Dell Precisionワークステーションを選定しました。ウシオライティングは「Dell Precision7920 タワー ワークステーション」を4台導入し、現在ショールームで活用されています。
同社は、ハイエンドGPUを搭載したDell Precisionワークステーションにより、光の照射状況などを含むリアルタイムトレースができるようになったことや、3D制作ツールのUnreal Engineを用いたコンテンツにも対応できるようになった点を高く評価しています。また、ワークステーション1台でVRを投影する場合も問題なく稼働しており、今までパフォーマンス不足でできなかったことをデモ設備でテストできるようになったことは、次の提案につなげる意味でも大きな変化となっています。
ウシオライティングでは、VRの新たな可能性に挑み続けるためにシステムの安定稼働を支えるワークステーションの進化は欠かせないものと考えており、今後もパートナー企業としてデル・テクノロジーズのサポートに期待しています。
導入効果
Unreal Engineを用いたリアルなビジュアル表現を駆使したVRのデモが可能に
導入以来ワークステーションに不具合はなく、安定した運用を実現
オンサイト保守があるため、万が一の不具合の際にも安心できる環境を構築
参考イメージ
ワークステーション1台で3台のプロジェクターへ映像出力する際の構成。この例ではアプリケーション側で2人分の両目用の映像を生成し、プロジェクター側で4チャンネル分の時分割映像として合成した上で出力している。
多用途対応の設計と最高レベルのストレージ拡張性を備え、ビジョンを現実にするパワーを提供します。
この導入事例の全文は、こちら(https://www.dell.com/ja-jp/dt/case-studies-customer-stories/ushiolighting.htm#collapse)からご覧ください。
###
■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代における業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
© Copyright 2023 Dell Inc.、その関連会社。All Rights Reserved.
Dell Technologiesが提供する製品及びサービスにかかる商標は、米国Dell Inc. 又はその関連会社の商標又は登録商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。
■記載内容は、2023年11月20日時点のものです。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像