日やけ止めの塗布状態を“見える化” 成分単位での塗布膜分析技術を開発
株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、浜松ホトニクス株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長: 晝馬(ひるま)明)との共同研究で、貫通孔ポーラスアルミナ薄膜DIUTHAME®(※1)を用いたイメージング質量分析法(※2)により、肌上の日やけ止め塗布膜に含まれる成分を一括でマッピングする技術を開発しました。この技術により、例えば塗布膜に存在する紫外線吸収剤の偏りや、成分同士の位置関係、成分ごとの落ち方の違いなどを視覚的に解析できるようになります。
日やけ止めは、自然な仕上がりが求められる一方で、必要な成分がきちんと塗布されていないと期待される効果が得られないため、成分ごとの塗布状況が分かりやすい形で「見える化」できる本手法は、日やけ止めの効果検証や処方開発において有用な技術となります。
なお、この研究成果は、第46回日本香粧品学会(2021年6月25・26日、東京)にて発表しました。
(※1) 浜松ホトニクス株式会社製の酸化アルミニウム薄膜「Desorption Ionization Using Through Hole Alumina MEmbrane」の略名。容易に肌上の成分などのサンプル採取が可能で、分析に必要な前処理を大幅に短縮することができるツールです。
(※2)成分ごとに、質量に基づいて対象試料に含まれる種類や量を測定する技術。一定の区切られた領域ごとに分析を行うことによって、各成分の存在場所を可視化することができます。
日やけ止めは、自然な仕上がりが求められる一方で、必要な成分がきちんと塗布されていないと期待される効果が得られないため、成分ごとの塗布状況が分かりやすい形で「見える化」できる本手法は、日やけ止めの効果検証や処方開発において有用な技術となります。
なお、この研究成果は、第46回日本香粧品学会(2021年6月25・26日、東京)にて発表しました。
(※1) 浜松ホトニクス株式会社製の酸化アルミニウム薄膜「Desorption Ionization Using Through Hole Alumina MEmbrane」の略名。容易に肌上の成分などのサンプル採取が可能で、分析に必要な前処理を大幅に短縮することができるツールです。
(※2)成分ごとに、質量に基づいて対象試料に含まれる種類や量を測定する技術。一定の区切られた領域ごとに分析を行うことによって、各成分の存在場所を可視化することができます。
- 研究の背景
- 肌上の日やけ止め塗布膜の評価法開発
- 使用シーンごとの日やけ止め塗布膜の可視化
- 今後の展望
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