サンフロンティア主催「FRONTIER PITCH TOKYO for Startups 2024」株式会社FRDジャパンが優勝
独自のろ過技術で陸上養殖システムを開発、高い成長速度と養殖密度を実現
サンフロンティア不動産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤 清一、以下「当社」)は、2024年9月27日に、複数のベンチャーキャピタルやスタートアップ支援企業と連携したプロジェクト「START-UP FRONTIER TOKYO」の一環として、ビジネスピッチコンテスト「FRONTIER PITCH TOKYO for Startups 2024」を開催しました。幅広い業界・業種の企業からご応募いただき、その中から本選出場を果たした企業8社がピッチを行い、審査員による厳正な審査の結果、優勝企業が決定しましたのでお知らせいたします。
「FRONTIER PITCH TOKYO for Startups 2024」は、これからの日本社会・経済を牽引するスタートアップ企業を対象に『日本を1歩前進させる革新的な事業』をテーマとしたピッチコンテストです。社会貢献性/ビジネスモデル(市場性)/独創性・新規性/推進力を審査基準としています。
このたび優勝した株式会社FRDジャパンは、“海に依存しない陸上養殖で未来の魚文化を創造する”をコンセプトに、サーモンの陸上養殖に取り組まれている企業で、独自のろ過技術により最低限の換水率で水を循環させながら、効率よくおいしく安全な陸上養殖を実現している点が評価されました。株式会社FRDジャパンには優勝賞品として、家具付きのセットアップオフィス(内装工事が施され、即入居可能なオフィス)を半年間無償貸与(1,040万円相当)し、これからのさらなる成長を支援してまいります。
アーカイブ視聴はコチラから https://youtube.com/live/qFkVqaA7HOc?feature=share
優勝企業 株式会社FRDジャパン
【優勝企業】
会社名:株式会社FRDジャパン
所在地:埼玉県さいたま市岩槻区古ヶ場1-7-13
代表取締役:十河 哲朗
事業内容:バクテリアを用いた独自のろ過技術による閉鎖循環式陸上養殖システムを開発
【優勝企業ピッチ概要】
FRDジャパンは、海に依存しない陸上養殖に取り組んでいます。現在、埼玉と木更津に養殖場を持ち、生のままの新鮮な陸上養殖サーモンを「おかそだち」というブランド名で年間を通して販売しています。サーモンは人気のある寿司ネタのひとつですが、国内における海上の養殖場が少なく、国産サーモンの流通量は約8%と、そのほとんどを輸入に頼っています。
また、サーモンだけでなくすべての魚の供給量は、世界全体で充足しておらず、今後は養殖で供給量を増やしていかなければならない状況ですが、これ以上、養殖場を海上に増やすことが難しくなっているため、増産が追いついていません。このような状況下、陸上養殖に取り組まなければ、人間が魚を食べられなくなるというのが水産業界の喫緊の課題です。
当社が取り組む陸上養殖の一番のポイントはろ過システムです。これまでのろ過装置では全体の3割を換水していましたが、独自のろ過技術により取水・冷却コストを大幅に削減し、場所を選ばない陸上養殖システムを開発しました。実際、木更津のプラントで3年かけて30世代以上の養殖をしてきましたが、今では海面養殖の2.1倍のスピードかつ業界最高水準の養殖密度での養殖を実現しました。
昨年、200億円の資金調達を経て初めての商業プラントの建設が決定しました。このプラントが収益化すれば世界初の事例になります。これをさらに世界に広げていくことが我々の目標で、年間1万トン規模のサーモンの陸上養殖拠点を国内外に複数展開することを目指しています。
【優勝企業コメント】
今回、人生で3度目となるピッチコンテストの出場でした。2年前に2回目となったピッチコンテストでは、会場投票で多くの支持を得たものの、審査員賞は一つも獲得できませんでした。本日優勝できたことで、2年間の悔しい思いが晴れたかなと思います。非常にうれしく思っております。ありがとうございました。
入賞企業
【2位】フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社
【3位】株式会社JOYCLE
【Sansan特別賞】
Green Carbon株式会社、株式会社LOKIAR
【StartPass特別賞】
パーキングサイエンス株式会社、Green Carbon株式会社、株式会社LOKIAR
審査員 総評
どの発表も、もっと聞いていたいと思うほどワクワクさせられ、日本が変わることを感じさせてもらえる内容が多く、本当に素晴らしいプレゼンテーションばかりでした。
当社は、オフィスビルの再生と活用を中心に事業を展開しておりますが、本日のピッチコンテストのように、人が集まって自分たちの知恵をぶつけ合いながら新しい商品やサービスを生み出す力を発揮していただける、そんな空間づくりを目指しています。当社が提供するクリエイティブな空間で、皆様がさらに大きく飛躍して世の中に貢献される、素晴らしい発展につながるよう願っています。
サンフロンティア不動産株式会社 代表取締役社長 齋藤 清一
本選出場企業一覧
株式会社LOKIAR
「メーカー物流部/CLOの右腕に」をコンセプトに、あらゆる物流管理業務の可視化・効率化を実現するワンストップソリューション「Meech(ミーチ)」を提供。持続可能でありながら、運び方の最大効率化を実現する人が介在しない物流システムの構築を目指す。
株式会社OPTEMO
「アポイントを取らずにその場で商談する」セールステック“OPTEMO(オプテモ)”。
「日本の商習慣を変える」という想いのもと、新たなWEB体験を通じて「ヒト、コト、モノがさっとはまる」社会の実現を目指す。
株式会社JOYCLE
ごみを運ばず、燃やさず、資源化しながら再生可能エネルギーを創出し、可搬型の分散型インフラサービスを開発・提供。分散型インフラを通じ、資源と喜びが循環する社会をグローバルに創造する。
株式会社wead
“捨てる、を捨てる”というミッションのもと、自社製品「greevy(グリービー)」を活用し、従来リサイクルが難しかった廃棄物を短期間でアップサイクルするだけでなく、分解後の資材を活用して農業や産業が抱える課題を多角的に解決するビジネスを展開。
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社
給水設備を不要とした小型血液透析装置にて、在宅での血液透析治療を簡易に実現するソリューションを開発中。患者のQOL向上や社会復帰を支援。また、水インフラが脆弱な地域でも血液透析治療を可能にする。
株式会社FRDジャパン
バクテリアを用いた独自のろ過技術による閉鎖循環式陸上養殖システムを開発。海に依存しない陸上養殖で、これまで遠隔地からの輸入に依存していたサーモン類を消費地近郊において生産し、安心安全な国産生サーモンを通年提供できる未来を創ることを企図。
パーキングサイエンス株式会社
https://www.parkingscience.net/
モビリティー社会の課題や駐車場業界が抱える課題に対し、データサイエンスソリューションを提供。
収集したデータを業界へ循環還元し共有価値を創造することで、八方良しを実現して業界の発展に貢献する。
Green Carbon株式会社
“生命の力で地球を救う”をビジョンとして掲げ、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出販売事業を展開する環境系スタートアップ。国内では、水田のメタンガス削減によるJ-クレジット創出に取り組み、日本初・最大規模で水田のJ-クレジットの認証を取得。
「FRONTIER PITCH TOKYO for Startups 2024」開催概要
名称 |
FRONTIER PITCH TOKYO for Startups 2024 |
日程 |
【ピッチコンテスト】2024年9月27日(金)18:00~20:00 1部ピッチコンテスト 18:00~19:30 2部ネットワーキングタイム 19:30~20:00 【第1次審査応募期間】 2024年7月4日(木)~ 8月7日(水) 【本選出場企業発表】 2024年9月3日(火)スタートアップ企業 本選出場8社 |
会場 |
ベクトルスタジオ 〒107-0052 東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ 18F |
賞品 |
優勝 「+SHIFT TAMACHI」 港区・新築フルセットアップオフィス最上階フロア(24席/48.15坪) 半年間無償貸与(1,040万円相当) 2位 「SOLIX SHIBUYA」 渋谷駅5分・新感覚セットアップオフィス(4名部屋) 3ヶ月間無償貸与(99万円相当) 3位 「SOLIX SHIBUYA」 渋谷駅5分・新感覚セットアップオフィス(6名部屋/曜日オフィス) 3ヶ月間無償貸与(63万円相当) Sansan特別賞 本選出場企業の中から2社 「Startup JAPAN EXPO 2024-秋-」出展ブース StartPass特別賞 本選出場企業の中から3社 StartPass「経営加速クラウド」12ヶ月間無償提供 Uniforce協賛 上位8社:公認会計士による会計コンサルティング 上位100社:IPO準備クラウド半年間無償提供 |
審査員 |
経済産業省 スタートアップ推進室 総括企画調整官 南 知果 氏 株式会社ベクトル 代表取締役会長 兼 社長 西江 肇司 氏 イーストベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 金子 剛士 氏 株式会社StartPass 代表取締役CEO 小原 聖誉 氏 IVS株式会社 CEO 島川 敏明 氏 KDDI株式会社 オープンイノベーション推進本部 ビジネス共創推進室 2Gグループリーダー 金山 亜衣氏 フォースタートアップス株式会社 専門役員 鈴木 聡子 氏 インキュベイトファンド株式会社 代表パートナー 赤浦 徹 氏 ANRI株式会社 ベンチャーキャピタリスト 金井 絵里花 氏 Z Venture Capital株式会社 代表取締役CEO 黄 仁埈 氏 サンフロンティア不動産株式会社 代表取締役社長 齋藤 清一 サンフロンティア不動産株式会社 上席執行役員 小田 修平 |
HP |
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主催 |
サンフロンティア不動産株式会社 |
「START-UP FRONTIER TOKYO」概要
「START-UP FRONTIER TOKYO」は、再び「東京を世界一スタートアップしやすい都市へ」とすべく、複数のベンチャーキャピタルやスタートアップ支援企業と連携しながら、スタートアップ企業の成長にふさわしい環境づくりに取り組むプロジェクトの総称です。20年後、50年後の日本の未来をつくるため、スタートアップ企業を5つのテーマで支援してまいります。
「START-UP FRONTIER TOKYO」プロジェクト特設サイト https://startup-frontier.tokyo/
【5つのテーマ】
①Human(ヒト)
・スタートアップ向けオフラインイベントの定期開催によるスタートアップエコシステムのネットワーキングをリード。
・高度海外人材、海外メガスタートアップの日本誘致によるダイバーシティービジネスへの寄与。
②Fund(投資)
・国内最大規模となるファンド総額1,000億円以上のベンチャーキャピタル群との垣根を超えた広域コンソーシアム連携。
③Information(情報)
・若い経営者に対するメンタリングプログラムの充実化。
・大手企業とのPoC(概念実証)を完全バックアップで支援。
④Chance(機会)
・行政への働きかけや他企業との連携による新たなビジネス成長の機会づくり。
・ホテルなどと連携し、ワーケーションによる新しい働き方の機会提供。
⑤PLACE(場所)
・ベンチャーキャピタルと連携したアーリースタートアップ向けコワーキングスペースの開発やプロジェクト専用のラウンジ・バースペースの活用を通じて、『PLACE(場所)』を起点に、スタートアップ企業を応援し続けます。
サンフロンティア不動産株式会社
サンフロンティア不動産株式会社は、東京都心部におけるオフィスビルの再生と活用を中心に事業を展開し、「利を求むるに非ず、信任を求むるにあり。変わるのは自分、お客様視点でお困りごとを解決する。期待以上で応える!」という方針のもと、“世界一お客様に愛されるビジョナリー・カンパニー”を目指しています。
中核の不動産バリューアップ事業(リプランニング®)では、ビルの購入から、再生・活用企画、建設工事、テナント誘致、保証サービス、管理、販売、そして、その後のビル経営に至るまで、一貫した不動産サービスをワンストップで提供しております。事業を通じて、ビル経営者様やテナント様と一体となり、豊かでサステナブルな街づくり、社会づくりに取り組んでいます。
【会社概要】
会社名:サンフロンティア不動産株式会社
代表取締役社長:齋藤 清一
設立:1999年4月
サンフロンティア不動産株式会社のプレスリリース一覧
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