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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【プレスリリース】インド・ウッタルプラデシュ州 新たなギャングレイプ殺人を強く非難 

性暴力の被害にあっている人たちのために法の裁きを

公益財団法人日本ユニセフ協会

屋外で排せつするための桶を持って歩くインドの女性たち。トイレがないため、夜でも用を足すために、家の外に出なければならず、少女や女性の安全を脅かしている。© UNICEF/INDA2013-00393/Manpreet Romana屋外で排せつするための桶を持って歩くインドの女性たち。トイレがないため、夜でも用を足すために、家の外に出なければならず、少女や女性の安全を脅かしている。© UNICEF/INDA2013-00393/Manpreet Romana



※本信は ユニセフ本部の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_73752.htmlでご覧いただけます


【2014年6月10日 ニューヨーク発】

先週、国連はインドのウッタル・プラデシュ州で起きた少女2名へのギャングレイプ
殺人事件を強く非難しました。

本日、ウッタル・プラデシュ州で新たに13歳の少女がレイプの上、殺害されたと報道
されました。ユニセフは、これらの残虐な犯罪の被害者とその家族、そして世界中で
残虐な性暴力の被害にあっている何百万もの少女と被害者のために、法の裁きを求めます。

このような犯罪を正当化すること、許すこと、もちろん罰を与えないことは、決して
許されません。性暴力は、被害にあった少女や女性を痛めつけるばかりでなく、彼女たちが
暮らす社会そのものを引き裂く行為です。

性暴力のように口にするのがためらわれる犯罪は、すべての人類文明の根幹となる価値を
貶めるものです。このような暴力を強く非難すると同時に、いかなる場所であれ、断固
として性犯罪と戦わねばなりません。

ウッタル・プラデシュ州で起こったギャングレイプ殺人で殺害された少女たちが返ってくる
ことはありません。しかし、すべての子どもが安全で尊厳を持って生活する権利を持って
いることを認識し、そのために取り組まねばなりません。子どもへの暴力が正しいことなど、
決してないのです。


■エンドバイオレンスキャンペーン(#ENDviolence)ついて

2013年7月に開始したエンドバイオレンスキャンペーンでは、子どもへの暴力という世界的
な問題への関心を高め、さらなる取り組みを起こすことを目的とし、「暴力の被害にあって
いながらも気づかれていない子どもたちとその問題を明らかにする(make the invisible,
visible)」ことを呼びかけています。子どもへの暴力は決して許されないこと、
一般市民、政策立案者、政府などが一体となって取り組むことでしか、子どもへの暴力は
終わらないことの2点について、社会的な合意が広がっていることに基づき、本キャンペーン
は実施されています。


■参考情報
(6月3日配信済:インド・ウッタルプラデシュ州 での国連機関、ギャングレイプ殺人を
強く非難)

インドの国連機関は、5月28日夜、ウッタル・プラデシュ州のバダウン(Badaun)地区で
起きた10代の少女2名へのギャングレイプ殺人を強く非難し、犯人への早急な措置とインド
中の女性と少女に対する暴力に取り組むことを求めます。

女性と少女への暴力を終わらせることは、国連が根本的に目指すものです。インドの国連
機関は、インドのどこであっても、インドのすべての女性とすべての少女が、安全で尊厳を
持って暮らせるようになるまで、インドの人々と団結して取り組みます。

リサ・グランド 国連コーディネータは「被害にあった少女2名の家族と、インドの農村部で
狙われ、レイプされる低カーストのコミュニティの女性と少女のために、正義はあるべきです。
女性への暴力は女性の問題ではなく、人権問題なのです」と述べました。

UNウーマン・インド事務所のレベッカ・タバレス代表は「すべての少女と女性は、安全で
守られていると感じながら、暴力を恐れることのない環境で生活できなければなりません。
多くの対応が求められている中で、国連機関は、1カ所ですべての必要な対応ができる危機
センターの設立を含め、2013年に修正された刑法の迅速な適用を求めます。この問題への
取り組みには、司法制度も重要です」と述べました。

グランデ国連コーディネータは「2012年12月にデリーで起きた若い女性へのギャングレイプ
殺人と、それに続く歴史上重要なベルマ委員会報告書(Justice Verma Committee report)
以降、多くの改革と変化が生まれました。しかし、法が整備されたことは解決策のひとつに
過ぎません。それを実行し、考え方を変えていくこともまた重要です。女性と少女への暴力
は予防可能で、不可避なことではありません。2012年にもうけられた、子どもを性犯罪から
保護する法律(POCSO)を引き続き実行し、特別法廷を設け、被害を受けた18歳未満の子ども
にもやさしい手続きを整えることも、重要な優先事項なのです」と続けました。

今回、ウッタル・ブラデシュ州で起きた残虐な暴力行為は、トイレがないことが原因で
インド中の女性と少女が置かれている危険についても映し出しています。ユニセフ・
インド事務所代表のルイ・ジョルジュ・アーセノートは「インドの農村部では、約65%の
住民が屋外で排泄しています。夜でも用を足すために、女性や少女は家の外に出なければ
なりません。トイレがないことは、女性や少女の尊厳を脅かすだけでなく、安全をも
脅かしているのです」と強調しました。


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Rita Ann Wallace, UNICEF New York, Tel + 1 212 326-7586; Mobile + 1 917 213 4034,
rwallace@unicef.org


■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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