ナミビア共和国において探査・環境保全セミナーを開催
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、2月23日、ナミビア共和国ウィンドフック市においてナミビア共和国鉱山エネルギー省、経済産業省との共催で「探査・環境保全セミナー」を開催しました。
本セミナーは、日・ナミビア両国官民関係者が一同に会し、ナミビアにおける今後の持続維持可能な鉱業開発のための情報交換、意見交換およびネットワーキングを目的としたものであり、ナミビアおよび日本の官民から合計146名が参加しました。
カンジョゼ・ナミビア共和国鉱山エネルギ―大臣による開会挨拶では、JOGMECボツワナ・地質リモートセンシングセンターを拠点とした、MOUに基づくこれまでの協力事業について言及がされ、その一環とも言える本セミナーの開催を歓迎する旨の発言がありました。また、在ナミビア日本国大使館坂本大使からは、鉱業はナミビアの経済発展の要となる重要なセクターであるため、日本のノウハウがナミビアの持続可能な鉱業発展に大いに貢献することを期待する旨の発言がなされました。
開会挨拶後にはシボロ鉱山エネルギー省鉱業コミッショナー兼副次官より、同国鉱業の発展に向けた最新の政策について説明がなされました。
その後の講演では、伊藤経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部鉱物資源課長補佐より、アフリカにおける持続維持可能な資源開発のための日本の政策等の説明がありました。次にJOGMECより、ナミビア共和国における探査活動や休廃止鉱山における鉱害防止事業の紹介、さらには同国地質調査所とのリモートセンシングに係る共同事業の進捗についての報告を行いました。
一方、ナミビア共和国側からは同国の鉱物ポテンシャルについて紹介がなされたほか、同国民間企業を代表してマランゴ鉱業協会会長からは、業界の概観と投資環境に関する講演がありました。
今回のセミナーでは在ナミビア日本国大使館、日本貿易振興機構(JETRO)ヨハネスブルグ事務所の協力のもと、南アフリカ共和国日本商工会議所(CCIJ)のミッション団を本セミナーへ招待し、現地商工会関係者との交流の機会も設けました。代表の八尾会頭からは、CCIJの活動内容が紹介されたほか、将来的な投資先としてのナミビアの鉱業ポテンシャルに対し、興味が示されました。
閉会の挨拶としてJOGMECの辻本理事が本セミナーについての総括を述べたほか、ナミビア共和国側よりグロリア鉱山エネルギー省地質調査所長が今後の鉱業セクターの発展とビジネス形成に期待する旨の発言があり、セミナーは大盛況の下、終了しました。
JOGMECは今後も鉱物資源を取り巻く情勢や資源国のニーズを把握しつつ、資源国との協力を進めていく予定です。
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000242.html?mid=pr_170228
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