【銀座・和光】本店地階にて「時」をテーマにした江戸切子展を開催
和光 本店地階アーツアンドカルチャーでは、8月29日(木)から9月11日(水)までの期間、江戸切子展を開催しています。
江戸切子の原点に立ち返り、「透き」を意識した作品や貴重な吹きガラスを使用した大鉢など、約350点を展示・販売します。
江戸切子は、江戸時代後期から現在まで、190年以上職人の手によって受け継がれてきました。割り出し、粗摺り、模様のカット、磨き、とすべての工程がほぼ手仕事によるもので、熟練の職人が一つひとつ手作業でガラスに美しい切子細工をほどこすことで、作品は輝きを放ちます。その美しさは、どこか懐かしさもあり、日本の美意識も感じることができます。また、伝統工芸品の中でも使い勝手の良い、生活になじむ作品も多数あり、さまざまな楽しみ方ができます。
本展では、古典的な江戸切子紋様と繊細なカットを得意とする瀧澤利夫氏、瀧澤氏に師事し、大胆且つ精緻な技法で新しい切子カットの表現に挑戦する高野秀德氏、昨年伝統工芸士に認定された若手作家の青山弥生氏の3名の個性豊かな作家による、「時」をテーマにした作品をご用意しました。長い歴史の中で進化し続ける江戸切子の世界を、ぜひこの機会にご覧ください。
(右から)瀧澤 利夫 トールグラス 税込 \44,000 サイズ:口径約4.5cm×高さ11.5cm
高野 秀德 フリーグラス 帯 税込 \37,400 サイズ:口径約7.5cm×高さ8cm
青山 弥生 丸ロックグラス 透 税込 \49,500 サイズ:口径約8cm×高さ9cm
■作家プロフィール
瀧澤 利夫
1938年 長野県に生まれる。中学卒業と同時に上京、(有)北信硝子に入社、職人としての人生が始まる。
1991年 東京都認定工芸士、2007年 日本の伝統工芸士となる。
1996年からは読売・日本テレビ文化センター横浜で開かれる「江戸切子」講座の専任講師を務め、現在も継続中(2021年で25年間継続)。また江戸切子体験を通して毎年約300人の小中学生に江戸切子を教える。
職人としての高度な技と江戸切子を後世に伝える活動が評価され、2012年に江戸切子職人で初めての瑞宝章を受章、2020年には東京都名誉都民に顕彰され、現在も江戸切子の発展に力を注いでいる。
高野 秀德
1968年 東京都に生まれる。東京都伝統工芸士 瀧澤利夫氏に師事。
1996年 高野硝子工芸を開業。
第44回、45回伝統工芸新作展入選。伊丹国際クラフト展「酒器・酒杯台」入選。第20回伝統工芸諸工芸部会展入選。第23回江戸切子新作展にて「波浪」が経済産業省製造産業局長賞受賞。
青山 弥生
2008年 葛飾区伝統工芸職人弟子入り支援事業 一期生として(株)清水硝子入社。
2022年 全国伝統的工芸品公募展(一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会) 若手奨励賞。
2023年 日本の伝統工芸士 認定。
2023年 第35回江戸切子新作展 東急プラザ銀座賞。
■和光アーツアンドカルチャーとは
「アーツアンドカルチャー」として、今年の7月20日に生まれ変わった本店地階。このフロアは、単なるお買いものの場ではなく、何百年と継承されてきた伝統や技術、自然との付き合い方から生まれる日本の美意識、創作の追求に費やされた時間など、品物の背景にある物語を伝える拠点であり、文化と人々の交流の場です。
和光は、前身となる服部時計店の創業以来、職人のクラフトマンシップや最先端テクノロジーの枠を尽くした品々を紹介するとともに、定期的な美術展を開催して、そこに集う人々との関わり合いのなかで、さまざまな視点とインスピレーションを育んできました。和光に流れるアーツアンドカルチャーを尊ぶ精神を継承しながら、地階ならではの視点で、日本の工芸家や現代アーティストの作品を発信してまいります。
和光アーツアンドカルチャー 公式ページ https://www.wako.co.jp/c/artsandculture
和光アーツアンドカルチャー インスタグラム https://www.instagram.com/artsandculture_wako_ginzatokyo/
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