ジェイテクトファインテック、精密プレス加工・金型技術を確立
ジェイテクトファインテック技術紹介
株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、社長:佐藤和弘、以下ジェイテクト)のグループ会社である株式会社ジェイテクトファインテック※(本社:栃木県宇都宮市、社長:荒木 恵司 、以下ジェイテクトファインテック)は、合併した3社の技術を集結、シナジーを創出し、お客様のモノづくりに貢献してまいります。今回は、精密せん断加工や精密プレス加工、金型技術を確立しましたのでご紹介いたします。
※4月1日に宇都宮機器株式会社、日本ニードルローラー製造株式会社、トキオ精工株式会社が合併した新会社
※4月1日に宇都宮機器株式会社、日本ニードルローラー製造株式会社、トキオ精工株式会社が合併した新会社
プレス加工技術には「せん断加工」「曲げ加工」「絞り加工」「鍛造加工」があり、自動車のドアから小物部品、家電製品(部品)などを短時間で多く生産するために用いられます。ジェイテクトファインテックでは次にご紹介する加工技術でお客様のモノづくりに貢献いたします。
1.精密せん断加工で難加工材の旋削レス、プレス化を実現
刃を交差させて加工するせん断加工では、パンチ先端形状とストリッパーで適正な力で材料を押さえせん断します。材料を押さえる力が弱い場合や上下の刃の隙間(クリアランス)が適正でない場合はせん断面がザラザラとなりサイズも不均等となります。ジェイテクトファインテックでは高精度で加工されたパンチ先端形状と適切な加工条件(力、隙間など)によりダレレス、バリレスの高精度なせん断加工を実現します。これにより、旋削などの工程が不要のネットシェイプになり、通常のせん断加工と比べ工程を削減します。同工法では高炭素鋼(SUJ2材)やステンレス材(SUS材)の様な難加工材でも同等の加工を実現します。
2.高精度金型による精密プレス加工と高精度金型の提供を実現
ジェイテクトファインテックがこれまで、ニードルローラベアリングで培ってきた高精度金型加工技術を活かし、ベアリング生産に留まらず、複雑な加工や用途に応じた様々な断面形状のプレス加工を事業化していきます。
この高精度金型技術により、お客様のニーズに合った高精度でコンパクトな金型を設計製作し、ご提供することも可能となります。
<スラスト針状ころ軸受のころプレス加工>
精密プレス加工で0.1mmの凸形状の加工が可能となり、スラスト針状ころ軸受で最大50%の低トルク化を実現しました。
4月1日より3社が合併しジェイテクトファインテックとして新たにスタートしました。3社の保有技術を集結し特長を生かし、お客様のニーズに応え、良質廉価な製品のご提供、社会に貢献できる製品や加工技術の開発を進めてまいります。
【今回の開発品を通じて貢献可能なSDGsの目標】
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再使用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
1.精密せん断加工で難加工材の旋削レス、プレス化を実現
刃を交差させて加工するせん断加工では、パンチ先端形状とストリッパーで適正な力で材料を押さえせん断します。材料を押さえる力が弱い場合や上下の刃の隙間(クリアランス)が適正でない場合はせん断面がザラザラとなりサイズも不均等となります。ジェイテクトファインテックでは高精度で加工されたパンチ先端形状と適切な加工条件(力、隙間など)によりダレレス、バリレスの高精度なせん断加工を実現します。これにより、旋削などの工程が不要のネットシェイプになり、通常のせん断加工と比べ工程を削減します。同工法では高炭素鋼(SUJ2材)やステンレス材(SUS材)の様な難加工材でも同等の加工を実現します。
2.高精度金型による精密プレス加工と高精度金型の提供を実現
ジェイテクトファインテックがこれまで、ニードルローラベアリングで培ってきた高精度金型加工技術を活かし、ベアリング生産に留まらず、複雑な加工や用途に応じた様々な断面形状のプレス加工を事業化していきます。
この高精度金型技術により、お客様のニーズに合った高精度でコンパクトな金型を設計製作し、ご提供することも可能となります。
(加工事例)
<スラスト針状ころ軸受のころプレス加工>
精密プレス加工で0.1mmの凸形状の加工が可能となり、スラスト針状ころ軸受で最大50%の低トルク化を実現しました。
<曲げ加工>
【今後について】
4月1日より3社が合併しジェイテクトファインテックとして新たにスタートしました。3社の保有技術を集結し特長を生かし、お客様のニーズに応え、良質廉価な製品のご提供、社会に貢献できる製品や加工技術の開発を進めてまいります。
【今回の開発品を通じて貢献可能なSDGsの目標】
8.4 2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再使用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
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