1分あたり数百件の大量振込ニーズに対応 「エクスプレス振込サービス」を本日より提供開始
当社は、システム開発を内製化している強みを生かし、サービスの高度化に向けた開発を継続しています。今回の高速処理性能を有する「エクスプレス振込サービス」は、全銀システムと金融機関の接続を中継する全銀リレーコンピューター(RC)の更改(当社は2024年7月対応予定)も見据えた対応となります。
【エクスプレス振込サービス開発の背景】
キャッシュレス決済の普及や給与のデジタルマネー払いへの対応など、資金移動業者さまや貸金業者さま、給与前払い事業者さまを取り巻く環境は近年急速に変化しています。エンドユーザーのUI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザーエクスペリエンス)が向上する一方で、各事業者さまは、銀行口座への送金や融資金・給与等のオンライン支払・振込を自動化し、エンドユーザーのニーズに24時間365日対応しています。しかしながら、エンドユーザーから振込依頼が集中することがあり、大量・即時の振込を行う場合には、銀行側のキャパシティーを考慮して出金する銀行や口座を分散する必要があり、業務負担や開発の手間がかかっていました。
当社は、こうした事業者さまの課題の解決を目的に、1つの口座から1分あたり数百件レベルでの振込を受け付け、高速処理できる「エクスプレス振込サービス」の開発に昨夏より着手しました。
【エクスプレス振込サービスの特長】
1)従来の10倍以上の振込処理性能を実現
エクスプレス振込サービス専用のAPIと、専用の振込プロセスにより、大量の振込依頼の同時並行処理を実現します。これにより、振込依頼の受付、認証、各種セキュリティチェックなど、振込に必要な一連のプロセスを短時間で処理できるようになり、当社の通常の振込処理速度との比較で10倍以上の振込処理を実現しています。
2)既存BaaS機能との互換性
当社BaaSと互換性があるため、既に提供している各種APIと組み合わせてご利用いただけます。そのため、事業者さまの意向に沿った自由なシステム設計が可能となり、振込機能を有する新サービスの開発等に寄与します。
3)リアルタイムでのエラー通知
当サービスは、振込エラー発生時のみWebhook形式でリアルタイムに通知します。従来は、振込エラーの有無に関わらず、事業者さま側で振込状況を照会していた作業負担がなくなり、事業者さまの業務の効率化とシステム負荷の削減を実現しています。
【GMOあおぞらネット銀行株式会社について】
「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をコーポレートビジョンに掲げ、新しいネット銀行として2018年7月に誕生しました。システム開発を内製化することで、お客さまに寄り添った金融・決済サービスをスピード感をもって提供しています。オンラインでの口座開設申込や、申込から利用開始までのスピード、各種手数料の安さ、利便性の高い資金調達サービス、銀行APIの充実などを理由に、スモール&スタートアップ企業のお客さまを中心にご利用が急増していることを受け、中長期の戦略として3つの大きな柱「1.スモール&スタートアップ企業向け銀行No.1」、「2.組込型金融サービスNo.1」、「3.テックファーストな銀行No.1」を掲げ、“お客さまのビジネスの成長=当社の成長”として、共に成長する銀行であるべく、当社一同、新たなシステムの開発や、サービスの提供などに向けて邁進しております。
【参考URL】
BaaS byGMOあおぞら サービスサイト https://gmo-aozora.com/baas/
銀行APIサービスサイト https://gmo-aozora.com/api-cooperation/
API開発者ポータル https://api.gmo-aozora.com/ganb/developer/api-docs/
銀行API SDK公開サイト https://github.com/gmoaozora/
【GMOあおぞらネット銀行株式会社 会社概要】
本店:東京都渋谷区道玄坂1―2―3 渋谷フクラス
代表者:代表取締役会長 金子 岳人、代表取締役社長 山根 武
資本金:216億2,995万円
設立年月日:1994年2月28日
【エクスプレス振込サービスに関するお問い合わせ】
GMOあおぞらネット銀行株式会社 プロダクトグループ 決済API事業統括チーム
E-mail:open-api@gmo-aozora.com
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