在学中に「地域おこし協力隊」や「企業へのインターン」で地方移住
大正大学 学生が地域課題の解決や地域の魅力発見に貢献 ~2023年5月よりイベント運営を開始~
2023年4月より、本学の地域創生学部 地域創生学科の学生4名が、自らの意思で休学をして地域おこし協力隊や地方企業へのインターンに参加。本学の特色である地域連携体制や産学協創体制を生かした教育プログラムの成果が実を結び、地域課題の解決や地域の魅力発見に自発的に取り組む人材が出てきました。
地域創生学科では、地域創生や地域振興の一翼を担う人材の育成を目標に掲げており、1年次から3年次まで、それぞれ数週間にわたる「地域実習」を実施。学生は都市と地方の視点の双方を身につけながら、課題解決能力を磨いています。
一年間の休学を決めた学生のうち、田中晴樹さん(4年・兵庫県出身)と髙本汐音さん(3年・北海道出身)は、それぞれ地域おこし協力隊と一般社団法人 愛 南魚沼みらい塾へのインターンとして、実習先で訪れた新潟県南魚沼市に移住。4月より本市を中心とした中高生の探究活動プログラム策定などに取り組み、5月には本プログラムにかかるイベント運営をおこないました。
卒業後の進路先としてUIターンを選択するのみではなく、在学中に長期の地方移住をする学生の輩出は本学初となり、学びの選択肢を学生が自発的に広げた結果となります。
■本件のポイント
本学では「地域戦略人材」として「多面的な性質を持つ地域の課題達成、あるいは問題解決に向けて異なる専門分野の多様な人材を統合し、調整する新しいリーダー」の育成を目指しています
本学の地域創生学科に所属する学生4名が、在学中に地域おこし協力隊や地方企業へのインターンに参加をして、地域課題の解決や地域の魅力発見に取り組んでいます
在学中に長期の地方移住をする学生の輩出は本学初となり、学びの選択肢を学生が自発的に広げた結果となります
※地域戦略人材…本学が育成する新時代の地域リーダー像。「多面的な性質を持つ地域の課題達成、あるいは問題解決に向けて異なる専門分野の多様な人材を統合し、調整する新しいリーダー」として、以下の4つの要素から構成されます。
・学融合からの視点、多様な視点からの課題アプローチ
・具体的課題に対する的確な事実認識、解決のための知恵を生み出す知識・技能
・主体的に解決策を提起する態度・意識
・複数分野のネットワーク結束点となるためのコミュニケーション能力
◆代表学生のコメント(4年 田中晴樹さん、3年 髙本汐音さん ※共に休学中)
大学では、まず理論として「他地域との共存性」などについて学びました。ただ、実際に地域実習に行ってみると、地域で共存の在り方が違っており、実践をしたからこそ得た視点や気づきがたくさんありました。その視点をさらに自分で掘り下げて学んでみたくなり、休学して地域移住をするという決断をしました。南魚沼市では、You Keyプロジェクトやふるさとワーキングホリデーの活動に取り組んでおり、地域の方とも協力しながらそれぞれのプログラム策定や運営をおこなっています。今後の自分の成長にも必ずつながると信じています。
◆地域創生学部 地域創生学科
2016年に開設した経済学を基盤とする、「知識」と「実践」が融合した学部です。本学部の特色である「地域実習」では、全国各地において数週間にわたり実習を行い、地域の課題と資源を発見し、持続可能な地域づくりに向けた解決方法を検討して実践することを経験します。1年次と2年次では、都市部と地方地域の実習を経験し、都市と地方を比較して検証する力を身に付けます。そして3年次には、個々の研究テーマを絞り、さらに地方にコミットすることで、理論的学びを実践的知識に転化し、4年次の卒業研究に結実させていきます。これらの学びを経ることで、日本の未来を築く「地域人」を養成します。
◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP:https://www.tais.ac.jp/
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