サイバーリンク AI 顔認証エンジンFaceMe®、NIST(米国国立標準技術研究所)のなりすまし攻撃検出テスト(PAD) で世界第1位を獲得
FATEでは、なりすまし行為による不正を検出する“プレゼンテーション攻撃 (PAD) テスト”において、合計82のアルゴリズムがテストされた結果、CyberLink の FaceMe® が “Convenience” カテゴリーの3つのデータセットおいて、第1位に輝きました。 これより、FaceMe®が国際的な独立系第三者品質保証機関において、高精度になりすまし行為を検出可能なエンジンであると証明されました。
NIST FATE PAD テストとは?
生体認証の顔技術評価において、NIST はテスト実施範囲を、顔認証技術評価 (FRTE) と 顔分析技術評価 (FATE) の2つに分類しています。本人確認 (画像に写る人物の特定) に関連するテストは FRTE に該当し、サイバーリンクの FaceMe は、1:1および1:N テストで既に上位にランキングされています。画像処理と分析 (画像に写る対象物の特定) に関連するテストは FATE に該当し、NIST の最新の報告書 NISTIR 8491 では、FATE のプレゼンテーション攻撃検出 (PAD) に焦点を当て、2つの活用例 (なりすまし・回避) に対する受動的ソフトウェアベースのプレゼンテーション攻撃検出性能について詳しく記述しています。
受動的プレゼンテーション攻撃検出 (PAD) とは? なぜ生体検知テストが重要なのか?
プレゼンテーション攻撃とは、顔認証システムのカメラを 「騙す」 ことでデータベースの識別を回避したり、別の個人になりすます行為を指します。受動的 PAD では、カメラに自分を映す以上の行為をする必要はありませんが、能動的PADでは、人物が実在し生きていることを確認するために、カメラの前で話をしたり、顔を左右に動かすなどの行動を取る必要があります。プレゼンテーション攻撃の手段として、印刷した写真をかざす、スマートフォンやタブレットから動画を見せる、高性能なシリコンマスクの着用などが一般的に知られています。生体検知なしでは PAD による誤検知が発生してしまい、実際の ID 所有者が詐欺行為の対象となる可能性も少なくないことから、不正行為の防止と顧客体験の向上に取り組む当社にとって、なりすましの防止は最も重要な責務の一つであり、今回のテスト結果がそれを証明しています。
FaceMeの PAD テスト結果について
NIST の PAD テストは “Convenience” と “Security” の2つのカテゴリーに分類されます。“Convenience” カテゴリーの本人受入率 (TAR) は99%に定められており、アルゴリズムによる不正検出率 (TRR) によってランキングされます。NIST の顔分析技術評価の PAD Video Convenienceテスト部門において、サイバーリンクの FaceMe® は100%の TRR を達成し、3種類の異なるなりすまし攻撃を完璧に阻止して世界第一位という快挙を成し遂げました。
顔認証技術評価での高結果、iBeta のPDAテストでレベル2認定の取得 、そして今回の NIST 顔分析技術評価の PADテストで世界第一位獲得という業績から、顔認証の精度だけでなく生体検知においても、FaceMe が業界最高水準の顔認証エンジンであることが明確に証明されました。サイバーリンク最高経営責任者 (CEO) ジャウ・ホァン博士 (Dr. Jau Huang)は、次のように述べています。「簡単に騙されるようでは、顔認証としては不完全とみなされます。弊社はこれまで、FaceMe のプレゼンテーション攻撃検出が他の追随を許さないことを証明するために、必要な投資を惜しまず技術力を磨いてきました。今回、NIST のテスト結果により、当社の顔認証技術の優位性が証明できたことを大変うれしく思います。」
NIST 顔分析技術評価 (FATE) プレゼンテーション攻撃検出の詳細については、NIST の公式 Web ページをご覧ください:https://pages.nist.gov/frvt/html/frvt_pad.html
FaceMe® の製品情報はこちら:https://www.cyberlink.com/faceme
「生体認証の特徴となりすまし防止機能」 「顔認証のメリット・デメリット」 など、顔認証のさまざまなトピックを解説するマーケットインサイトはこちら:
https://jp.cyberlink.com/faceme/insights/articles
■サイバーリンクについて
1996年に設立。台湾に本社を置くマルチメディアソフトウェアと AI 顔識別技術の世界的リーダーです。デジタルコンテンツの創作、マルチメディアコンテンツの再生、AI 顔認証エンジンなどの多岐にわたるソリューションの開発を行っており、マルチメディアからスマートリテールなどのニーズに応えています。 コンシューマー向け映像・写真編集ソフトウェア製品は、欧米をはじめ世界各国で、プロの映像制作者から一般クリエイターまで数億のユーザーを獲得しています。
日本法人であるサイバーリンク株式会社は、1998年に設立。日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、主力人気商品の動画再生ソフト「PowerDVD」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。
映像の品質に大きく影響するコーデックを中心とした多数の特許を持ち、最先端の技術への対応や使いやすさを追求した製品を開発することを目指し、この技術力をもとにして、新たに顔認証システム「FaceMe®」を開発。セキュリティシステム、個人認識・個人認証に最適なソリューションを提供することを通して、新しい「暮らし方」を創造しています。
サイバーリンク株式会社についての詳細は公式HPをご覧ください: https://jp.cyberlink.com
■本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変わる可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をサイバーリンク株式会社が保証するものではありません。
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