武器を置き、故郷へ。元子ども兵272人の帰還・社会復帰の状況をウガンダ政府へ報告 首相「深く感謝」 大統領への正式報告へ

「500人帰還プロジェクト」が大きく前進。その成果がウガンダ首相ら政府高官へ正式に報告されました。

認定NPO法人テラ・ルネッサンス

アジア・アフリカ・ウクライナで紛争被害者の自立支援を行う認定NPO法人テラ・ルネッサンス(本部:京都府京都市、理事長:吉田真衣)は、アフリカ・ウガンダ周辺地域で、誘拐によって兵士とされた元子ども兵の、武装勢力からの脱出・帰還・社会復帰支援を進めています。 

 2026年7月9日、ウガンダ・カンパラで開催された政府会議において、当会スタッフが、ウガンダ首相、防衛大臣、外務大臣、政府軍高官らに対し、帰還・社会復帰支援の進捗を報告しました。

 会議では、首相から当会の取り組みに対する深い感謝が示されるとともに、「元子ども兵の帰還は大統領自身が重要視している取り組みである」として、今回の報告内容をもとに大統領宛ての報告書を作成する方針が示されました。

※7/10(金)22時放送予定のNHK「国際報道2026」でも、本事業の最新状況が紹介される予定です。 


500人帰還プロジェクトは折り返しへ

 当会は2026年4月から5月にかけて、「500人の元子ども兵を故郷へ帰還させる」ことを目標としたクラウドファンディングを実施しました。694人の皆さまから総額1,646万円を超えるご支援をいただき、現在も帰還・社会復帰支援を進めています。

 このたび、帰還・帰還途中を含めた累計帰還者数は272人となり、500人帰還という目標に向けて大きな節目を迎えました。

▼元子ども兵帰還・社会復帰支援の実績(2023~2026年)

プロジェクトを牽引する海外事業部長 小川真吾は、この支援のためにウガンダに21年間在住。ウガンダ、中央アフリカ、コンゴ民主共和国などの政府省庁とも関係を構築し、草の根と公的機関、地元コミュニティのハブ的役割を果たしている。

写真は中央アフリカDDRR省担当大臣と会談する小川真吾(2025年)。


■  2026年、帰還支援は再び大きく加速

 2023年には141人の元子ども兵の帰還を実現しました。その後も支援を継続し、2024年は8人、2025年は25人、そして2026年は7月時点ですでに98人(帰還途中16人を含む)の帰還を実現しています。

 特に2026年は、周辺国政府との連携も進み、帰還のペースが大きく加速。一連の帰還・社会復帰支援はウガンダ国内のテレビや新聞など複数の主要メディアでも継続的に報じられるなど、現地でも高い関心を集めています。 

地元テレビで報じられる当会スタッフのオテマ・ジミー(ウガンダ、グル事務所)

6月には46人が故郷へ帰還

 2026年6月15日には、南スーダンを経由して46人の元子ども兵が故郷・ウガンダ北部グルへ帰還しました。

 現地では、帰還者を迎えるため、受け入れ施設の整備やベッド・寝具の設置、食事の準備、トイレの増設などを急ピッチで進め、帰還直後から医療支援や生活支援を開始しました。

 さらに現在も帰還は続いており、7月には新たに帰還した5人が首都カンパラからグルへ移送され、故郷での新たな生活をスタートさせています。

故郷に帰り家族と再会した元子ども兵
受け入れセレモニーの準備を進める現地スタッフ
仮説住居となる点との設置
生活環境の整備
トイレ等の必要な設備を急ぎ建設
幼い頃に連れ去られた子どもたちが戻ってきた。テラ・ルネッサンスの支援施設へ到着する元子ども兵たちの車列を、伝統ダンスで歓迎するスタッフと地元コミュニティの人々。

帰還はゴールではなく、新たな人生のスタート

 武装勢力から離脱しても、故郷へ戻るまでには長い時間を要します。そして帰還後も、家族との再会、心身のケア、教育や職業訓練、地域社会への再統合など、多くの課題が待っています。

 当会は帰還支援だけでなく、心理社会的ケアや職業訓練、生計支援など、一人ひとりが地域の中で再び人生を歩み始めるための伴走支援を続けています。

テラ・ルネッサンスの支援施設で、洋裁や木工大工の職業訓練を受ける元少年兵、元少女兵。

ウガンダ政府との連携をさらに強化

 今回の政府会議では、ウガンダ政府とテラ・ルネッサンスが連携して帰還支援を進めていることが改めて確認されました。

 現在も中央アフリカ共和国には帰還を待つ元子ども兵が残されており、今後もウガンダ政府をはじめとする関係機関と協力しながら、安全な帰還と社会復帰支援を進めていきます。

 7月10日 「NHK国際報道2026」でも放送予定

 本日(2026年7月10日)22時から放送予定のNHK「国際報道2026」では、本事業の最新状況について、海外事業部長・小川真吾へのインタビューが放送される予定です。 

 BS    7月10日(金)午後10:00〜午後10:44
 総合 7月11日(土)午前4:15〜午前5:00

この件に関するお問い合わせ(取材)について

認定NPO法人テラ・ルネッサンス 広報室

電話 : 075-741-8786
メール : contact@terra-r.jp


認定NPO法人テラ・ルネッサンス

認定NPO法人テラ・ルネッサンス

「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始。主な受賞歴:地球市民賞(独立行政法人国際交流基金)、社会貢献者表彰(公益財団法人社会貢献支援財団)、日経ソーシャルイニシアチブ国際 部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社)、 第4回ジャパンSDGsアワード 副本部長(外務大臣)賞(外務省)、第52回毎日社会福祉顕彰(毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団)、第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「平和の部」(公益財団法人岩佐教育文化財団)、第18回西日本国際財団アジア未来大賞(公益財団法人西日本国際財団)、第10回エクセレントNPO課題解決力賞(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、ほか多数。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。

名称:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地:京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL:https://www.terra-r.jp
理事長:吉田 真衣
設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など

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会社概要

URL
https://www.terra-r.jp
業種
サービス業
本社所在地
京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地 jimukinoueda bldg. 403
電話番号
075-741-8786
代表者名
吉田真衣
上場
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資本金
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設立
2001年10月