ギブリー、新入社員研修のデジタル・生成AI領域への対応に関する意識・実施調査を発表

~急速に求められるデジタル・生成AI領域に新入社員研修はどこまで対応しているか〜

株式会社ギブリー

デジタル人材の採用・育成・評価のためのHRプラットフォーム「Track(トラック)」を展開する株式会社ギブリー(本社︰東京都渋谷区、代表︰井手 高志、以下、当社)は、大手企業に所属する新入社員研修担当者を中心に実施した「新入社員研修のデジタル(IT/DX)領域への対応に関する意識・実施調査」の結果を発表しました。
(調査期間:2023年8月22日〜9月19日、回答数:171)

調査レポート詳細:https://tracks.run/download/wp-n15/


■調査目的


本調査レポートはデジタル人材の不足が問題視される中で、企業が新入社員研修においてデジタル領域や生成AIにどの程度の対応を行っているかを明らかにするために行いました。

現在、企業は外部からの採用強化と共に、既存の従業員の「リスキリング」にも注力しています。しかし、IPA日本情報処理機構の『DX人材白書2023』によれば、リスキリングの実施には現場との調整が必要なケースが多く、本格的な学習時間を確保した施策はまだ30%程度の企業しか実施がされていません。


また、2023年は生成AIの急速な普及が見られる年であり、企業におけるデジタル人材の定義や育成手法、評価方法などのアップデートが求められています。経済産業省が提唱する最新の「デジタルスキル標準」(2023年8月更新版)においても生成AI関連の知識やマインドセットが追加されており、また、国家試験であるITパスポート試験においても、生成AI関連知識領域が2024年4月から追加されるなど、デジタル人材の需要が高まり、人材のスキル要件も急速に変化しています。


本調査レポートを通して、経営者や人事責任者の方々に、日本国内におけるデジタル領域における育成状況を把握していただき、今後の戦略立案などにお役立ていただきたいと考えております。



■調査のまとめ

  • 1.大企業で求められるDX推進の切り札は「組織・人材戦略」

-組織の規模が大きくなるにつれて、DX推進の重要性が高まっていることがわかる

-DX推進の具体的な施策としては「業務生産性の効率化」や「DX推進人材の内製化」が事業戦略や事業改革よりも注目度が高まっている

-データ・AIを戦略的に活用する人材の育成のニーズが広がっている


  • 2.中途採用では専門領域、新卒には総合的なデジタルリテラシーや戦略的なビジネス知識が求められている

-デジタル領域への新たなスキルが求められる中、新入社員研修ではカリキュラムが新領域に対応していないことが課題となっている

-新入社員に求められる新たなスキルセットとして「ビジネスアーキテクト」領域や「戦略的なAI活用」の領域が高く期待されている

-DX推進では、中途人材の採用やリスキリングが最も注力されている取り組みである



■調査概要


『新入社員研修のデジタル(IT/DX)領域への対応に関する意識・実施調査2023』

調査期間:2023年8月22日〜9月19日

調査対象:人材育成などの人事業務に関わる担当者171名

調査手法:Track(株式会社ギブリー)が運営しているエンジニア・人事向けオウンドメディア「Agile HR magazine」の登録企業に回答を依頼



■調査結果のハイライト


1.企業規模に比例してDX推進の必要性が高まっている。また「事業戦略」関連よりも「組織戦略」関連の方がDX推進の重要性が高い。




2.デジタル領域の研修を実施している企業の研修における課題は、カリキュラムの更新(新たな領域への対応・情報のアップデート)と現場への負荷(内製での研修実施・配属後のOJTなど)




3.生成AIの台頭により求められるスキルが変わっていると感じる一方で、研修で新たなデジタルスキルに対応はできておらず、必要なデジタルスキルの習得はさせられていない。




■総括


当アンケート調査を通じて、とりわけ大企業におかれましては、デジタル人材の内製化に向けた取り組みの強化がより一層求められていることがわかりました。内製化に向けては「中途採用」や「リスキリング」にも力を注ぐ中、未経験から新入社員を採用し、自社のビジネス課題を解決するデジタル人材として育てていく戦略を検討している企業が多く見受けられました。

しかし2023年度の新入社員研修では、SNSの利用方法や個人情報の流出を防ぐためのモラル・情報リテラシー・セキュリティに関する知識など、会社のデジタルリスクを回避する「守り」の研修に重点が置かれており、「攻め」のデジタル人材育成には至っていない現状です。

一方で、生成AIをはじめとした新たな技術が急速に私たちの生活や仕事のあり方を変えている不確実な時代において、企業のビジネス変革を実現していくためのデザイン思考、顧客課題の発見と解決、戦略的なAI/データ活用スキルなど、新たなデジタルビジネススキルを有したリーダーを新入社員から育成していくことが求められています。

外部からスペシャリストを採用するのが難しい状況にある中で、新入社員からでもより専門的な“スキル”を磨き、戦力として企業のDX推進を手がけていく中長期の人材投資が、より一層重要性が増していくことでしょう。本調査レポートが、経営者や人事責任者の皆様にとって、デジタル組織内製化のための人材育成戦略を描くための一助となれば幸いです。



■本調査についての詳細・お問い合わせ


▼本調査レポートの完全版をご覧になりたい方はコチラ

https://tracks.run/download/wp-n15/


▼本調査に関するお問い合わせやご質問についてはコチラ

https://tracks.run/contact/



■DX人材の採用・育成・評価のためのHRプラットフォーム「Track(トラック)」について

Trackは、プログラミングスキルの可視化を基盤とした、エンジニアの採用・育成・評価で必要とされる、各種プロダクト・サービスを網羅したHRプラットフォームです。

問題数、受験者数、導入企業数が国内No.1のコーディング試験です。

https://tracks.run/


  • 〈「Track Test」(トラック・テスト) 〉

プログラミングスキルをテストし、データに基づいて採用を決定するためのエンジニア採用プラットフォームです。コーディングテストを通して候補者のスキルを正しく理解することが強い組織を作ります。

https://tracks.run/products/test/


  • 〈Track Training(トラック・トレーニング)〉

企業のデジタル化に必要なスキルギャップを埋めるテクノロジー人材育成プラットフォームです。LMS(学習管理システム)を搭載したオンライン学習環境の活用で、ビジネスに必要なテクノロジースキルを構築する最も効果的な方法を提供します。

https://tracks.run/products/training/


  • 〈Track Job(トラック・ジョブ)〉

ハイクラスな新卒エンジニアを採用できる、プログラミングチャレンジ求人サービスです。プログラミング課題つきの求人サービスで、学生の中でも開発経験を積んだ即戦力エンジニア人材の採用を支援します。

https://tracks.run/products/job/



■株式会社ギブリーについて

ギブリーは「すべての人が物心豊かな社会を実現する」をビジョンに掲げ、
HR Tech/Marketing DX/Operation DXの3事業を柱に、

「世界で必要とされる、本質価値を生むテクノロジー企業体」として、

“世界標準”のサービスを生み出し続け、日本の再生に寄与します。


  • 〈会社概要〉

    社 名 :株式会社ギブリー

    所在地 :東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8階

    代表者 :井手 高志

    設 立 :2009年4月28日

    資本金 :10,000,000円

    事業内容:
    ・HRテック事業(Track)

    ・マーケティングDX事業(DECA)

    ・オペレーションDX事業(MANA|法人GAI)

    URL  :https://givery.co.jp/

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会社概要

株式会社ギブリー

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URL
http://givery.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8F
電話番号
03-5489-7188
代表者名
井手高志
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2009年04月